ママチャリの価格による違いって?

ママチャリ・シティサイクル

21Technology 26インチ自転車ママチャリ MC266 シマノ製6段ギア付き (ブラック)

大体の人がおそらく人生で一度は乗ることになるであろう自転車、その中でも特に利用者が多いのはママチャリかシティーサイクル(一般的なイメージのママチャリのハンドルがまっすぐなタイプ)だと思います。

ママチャリはいろんなメーカーが作っていますが、パッと見でそんなに機能とかは変わらなそうなのに、値段がものすごく違うことってありますよね。

どこがどう値段に影響しているのか、どんなママチャリを選べば良いのか、を分かりやすく解説しようと思います。



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ママチャリを選ぶ基準って?

皆さんはママチャリを選ぶとき、どんな基準で選びますか?値段、変速機、乗りやすさ、など色々とあると思いますが、私が一時期自転車屋で働いていたときに一番言われたのが、「ブリヂストンは高いからその分安全なんでしょ?」ということです。

自転車=ブリヂストンというイメージの人は結構いると思います。

そして、ブリヂストンは他のメーカーのものよりも下手すると一万円以上高いこともあるのですが、安心を買っていると思えば安いと言われるお客様も結構いました。

確かに、ブリヂストンの自転車はかなり頑丈ですし、自転車屋なら大体のお店が取り扱っています。

ですが、他社の製品よりも高いからと言って、他社の製品よりも安全安心というわけではありません。

私の働いていた自転車屋では、他のメーカーのものも扱っていましたが、ブリヂストンの製品を購入しようと来ているお客様は大体が、他社のものを見て、値下げできないのか、とよく聞かれました。

その時に、私は前述のように、他社の製品も基本的に安全さに変わりはありません、と説明をしていましたが、そうすると、それなら何故ブリヂストンは高いのか?と聞いてくるお客様も結構いました。

何故ブリヂストンは他社製品より特にママチャリやシティーサイクルに関しては非常に高額になるのか…それは、出荷前の安全基準確認テストを規定回数の倍以上やっているから、という理由があります。

それと、そんなに安くしなくても、自転車=ブリヂストンというイメージの人が三月末や四月の頭に購入する方が多いので、値下げをしなくても一定数売れる、という理由もあるのでしょうね。

ここまで聞くと、まるでブリヂストンが悪いように聞こえるかもしれませんが、例えば電動自転車や子供を前後両方に乗せることのできる自転車に関しては他社の製品よりも圧倒的に乗りやすく、頑丈なので、そちらを考えている方はブリヂストンを基準にして考えたほうが良いと思います。

では、普通のママチャリに関してはどうなのか?となりますが、ママチャリに関しては、マルキンというメーカーがあります。

このメーカーは非常に安価ですが、頑丈さではブリヂストンに比肩するレベルの良いママチャリがたくさんあります。

また丸石サイクルというメーカーもマルキンよりも少し安いくらいの価格帯のママチャリを作っています。

また、街道沿いによく大型の店舗で展開している、サイクルベースあさひの自転車も作りはかなりしっかりとしています。

なので、どうしてもブリヂストンじゃなきゃダメだ!という考えでないのであれば、上にあげたメーカーは、少しでも安く買いたい、と思っている方には是非おすすめします。



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同じメーカーなのに値段が違うのはなんで?

その他にも、同じメーカーで変速機も同じなのになんで値段が違うの?ということもよく聞かれました。

これに関しては、例えば自転車のフレームの形やスタンドやブレーキやリアキャリアなんかも関係しています。

外から見ても分かりやすい変速機が違うと値段が違うのは皆さん納得してくれるのですが、一般的なママチャリの後ろのブレーキや荷台やスタンドも色々と種類があり、慣れていない人は、ちゃんと見ないとよく分からないかもしれません。

ブレーキの違い

まず、ブレーキですが、ママチャリに多く使われているのがバンドブレーキとローラーブレーキの二つです。

原理の説明は省きますが、ブレーキをかけた際にキキーッと甲高い音が絶対になってしまうようになるのがバンドブレーキで、ローラーブレーキは壊れかけでもない限り、音は鳴りません。

そのため、ローラーブレーキのほうが高くなります。

荷台の違い

次に、後ろの荷台も実は見た目的には分かりづらいですが、積載重量限界というものが設定されており、よく見ると、どこかに何キロまでと記されているのが、わかります。

基本的に18kgまでのものと25kgまでのものが多く、当然重いものを載せられるほうが高くなります。

後ろに椅子を付けて、お子様を乗せたい場合は25kg以上の積載限界でないとダメという決まりもあります。

スタンドの違い

スタンドも昔からよくある金属の棒一本を曲げて形成されているスタンドの他に、てこの原理を応用して、重いものを荷台に載せていても、スタンドを踏みながら、自転車を後ろに引っ張るだけでスタンドが立てられるものがあります。

やはりこちらのほうが便利な分、高くなります。

後ろにお子様を乗せる前提の自転車にはより頑丈で、よりスタンドを立てやすく、安定するスタンドがもともと付けられています。

まとめ

ママチャリは特に、家庭のために頑張るお母さん達の強い味方です。

長く使うことにもなると思いますので、自分がどの部分を重要視するか、また自分がどの部分はどこまで妥協できるか、をよく考えて、自分に一番あっているママチャリを探してみてください。

値段が高いからと言って、必ずしも自分の主な使用目的と合うわけではありません。

分からないことがあったら店員さんにガンガン質問もしてください。

よく分からないのに決めるより、ちゃんと聞いてから決めた方が、きっと良いママチャリと出会えると思いますよ。