ママチャリを長く使っていくためには
日本に住んでいれば誰もが一度はママチャリのお世話になったことがありますよね。
車を持っていない子供のころは、少し遠くに行くための大事な移動手段ですし、ママチャリは通学の際の学生の足や、買い物や子供の送り迎えをする主婦の強い味方としても大活躍してくれています。
そんな皆さんが普段何気なく使っているママチャリについて、今回はその寿命や手入れに関してのことをお話していこうと思います。
ママチャリの平均寿命は10年?
一般にママチャリの平均寿命は約10年とされています。
思ったよりも長いですよね。
日本の技術力の高さがこの「平均寿命約10年」という結果を生み出しているのでしょう。
その技術力には同じ日本人として私たちにも誇らしいものがあります。
ですが注意点として、この10年というのはあくまでも平均寿命なので、使い方によっては当然ですが寿命は長くもなりますし、短くもなります。
例えば通学で毎日乗り回し、ろくに手入れも行っていなければ2年で壊れてしまう可能性もありますし、逆に屋根のある場所で保管し、定期的にメンテナンスを行っていれば10年以上持つこともあります。
ママチャリの価格
さて、そのママチャリの価格ですが、普通はだいたい1~3万円といったところでしょうか。
きちんとしたメーカー品であっても3万円あればほとんどのものが買えます。
逆に性能を気にしなければ1万円未満で買えるものもあります。
ですが長年乗り続けることを想定するのであれば、きちんとしたメーカーの品の方が耐久性のことをしっかりと考えて作られているので、少し値段が高くてもそちらを選ぶことをおすすめします。
3万円の商品を買ったとしても10年使えれば1年あたりたったの3000円です。
ママチャリの寿命をのばすためには?
一つのママチャリを末永く使っていくためには日常の点検とこまめな整備が欠かせません。
まず大切なのは空気の点検です。
空気があまり入っていないと、タイヤがすぐにすり減ってしまいます。
表面だけならいいですが、内部まで傷めてしまうと、簡単な修理では済まなくなります。
また空気の不足はパンクの原因にもなります。
こまめに空気を入れることをおすすめします。
次に気を付けるべきはチェーンです。
チェーンは油断するとすぐに錆びスムーズな動きの妨げとなります。
それだけならまだいいですが、それを放置していると壊れる原因にもなり得ます。
定期的に油を指すなどの手入れを行いましょう。
最後はブレーキですが、ブレーキの故障は生命にもかかわります。
ですのでブレーキが少しでもおかしいなと思ったら迷わず自転車屋さんに持っていきましょう。
後戻りできないほどの故障をする前に、軽いうちからきちんとメンテナンスを行うのが長持ちさせる秘訣です。
これらをしかりと行うことによりママチャリの寿命は飛躍的に向上します。
それでも壊れてしまった時は
上記のような手入れをしていたとしても、もちろん故障しない可能性は高くなるのですが、絶対に壊れることがないとは言えません。
また、ついつい手入れを怠ってしまい自身のママチャリに負荷をかけてしまい壊れてしまった、なんてことも起こりうるでしょう。
そんなときは、とりあえず一度近くにある修理屋さんに持っていってみましょう。
故障の原因にもよりますが、基本的には新品のものを買いなおすよりは断然安く済みます。
ですがもし仮に修理ができないくらいに損傷が激しかった場合はあきらめて新しいものを買うしかありません。
ですので、できるだけ壊れるような事態にならないよう日々の心掛けが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ママチャリというのは適切な使用方法で使用すれば、案外長持ちするものです。
しっかりとした手入れを行っている方の中には、15年、20年と使い続けている方もいらっしぃます。
長持ちするかどうかはあなたの取り組み次第です。
とはいえ、毎日点検をするというのは大変なので、月に一回といったペースでもいいのできちんとメンテナンスを行いましょう。