ミニベロとシクロクロス!通勤に使うならどっちが良い?
最近では通勤において自転車を使う人もすごくたくさん増えてきています。
でも、通勤に自転車を使うのであれば、どんな自転車に乗るのかという事もすごく重要になるでしょう。
通勤に使う自転車としてよく名前があがるのが、シクロクロスという自転車と、ミニベロという自転車です。
ではこれらは、どちらの方が通勤に適しているのでしょうか?
シクロクロスは長距離でも問題なく通える
シクロクロスは、ミニベロに比べると大きいという利点があります。
大きいという事はつまり、スピードがより出やすいという事になります。
スピードがより出やすいということは、それだけ長距離走らせることが出来るという事です。
なので、たとえ通勤場所が多少とおくても、あまり苦にすることなく通う事が出来るでしょう。
ミニベロでは20キロくらいが限界
ミニベロで通勤できる距離は、だいたい20キロくらいが限界になるでしょう。
なぜならミニベロで走ることが出来る時速がだいたい20キロ前後くらいだからです。
もちろんスピードに乗ればもっと出せる人は沢山いるでしょう。
でも、日本の道を自転車で走り、スピードに乗るということはなかなか難しいことです。
信号の多い日本ではスピードにも乗れない
なぜなら、日本の道には信号がたくさんあるからです。
スピードに乗りかけては信号で止まり、また乗りかけては信号で止まりということを繰り返していくだけになる可能性はかなり高いと言えます。
そんな状態では、出せてもせいぜい20キロが限界になるでしょう。
そして、通勤にかけることが出来る時間は、だいたい1時間から1時間半くらいになります。
信号でとまりながらの時速20キロなのですから、1時間半くらいあっても、20キロしか進まない可能性は高いです。
だから、ミニベロでいける通勤の限界は20キロくらいと言えるのです。
シクロクロスは30キロくらい
シクロクロスの場合は、だいたい平均30キロくらいは出すことが出来るでしょう。
早い人なら40キロくらい出ることもあるはずです。
それだけ出せるのですから、たとえ信号で止まっても、1時間半くらいあれば、30キロは進めるはずです。
ということは、ミニベロとシクロクロスでは、通勤できる距離に10キロもの差がついてしまうということになるのです。
もし家から会社が近いのであれば、この差はあまり気にならないでしょうが、多少遠いのであれば、やはりシクロクロスの方がおすすめになります。
シクロクロスは衝撃にも強い
シクロクロスという自転車は、そもそもがダートでも、舗装された道でも早く走るという目的で作られた自転車になります。
それはつまりどういうことかと言いますと、多少荒れた道にも強いということになります。
多少荒れた道でも問題なく走ることが出来るということは、日本の道路のような段差だらけの道の衝撃にも問題なく耐えることができるという事になるでしょう。
日本の道は意外と衝撃が多い
日本の道は、意外と段差が多いのです。
ということは当然衝撃が多くなります。
段差だけではなく、ちょっとした凸凹もたくさんありますし、実は自転車で走るには適していないと言えます。
こうした衝撃を受けながら長時間走っていたら、当然その衝撃は身体に響いてきます。
だから衝撃を受けやすい自転車で走っていたとしたら、すぐにその衝撃のせいで疲れてしまうでしょう。
通勤だと毎日その衝撃が積み重なる
通勤で自転車を使う場合、そうした衝撃は毎日のように受けることになります。
そしてそれは当然行きかえり受けることになるので、2倍の衝撃となるでしょう。
毎日2倍の衝撃を受けていたら、当然疲れは積み重なります。
一回一回の身体の疲れの差はそこまでなくても、毎日それだけ積み重なっていけば、1ヶ月2ヶ月した時にはその差はすごく大きくなっているのではないでしょうか?
体力に自信があったり、道があまりでこぼこしていないのであれば問題はありませんが、もしそうではないのであれば、シクロクロスがおすすめです。
ミニベロは近い距離の移動が楽
ではミニベロの利点はどんなところにあるのでしょうか?
ミニベロの利点は間違いなくストップアンドゴーが楽なことです。
つまり、漕ぎ出しの軽さに特徴があるのです。
先述の通り、日本はすごく信号が多いと言えます。
その度にストップアンドゴーをしないとなりません。
そんな時に、いちいち力を入れないと上手く走りだせなかったらどうでしょうか?
衝撃で身体が疲れることが無くても、そうしたストップアンドゴーのやりづらさのせいで身体が疲れてしまう可能性はそれなりに高いと言えるでしょう。
長い距離を行くのであれば、結果的にあまり早くすすめないミニベロの方が疲れてしまう事もあるかもしれませんが、短い距離を行くならミニベロの方がおすすめと言えます。
10キロ圏内くらいであればミニベロ
では具体的にどのくらいの距離ならばミニベロの方が良いと言えるでしょうか?
それはやはり、10キロ圏内くらいでしょう。
それくらいならば、ミニベロのストップアンドゴーのしやすさがおおきな利点になりますし、また、ミニベロでいくのにもそんなに時間がかからないはずです。
もしかしたら自宅から10キロ圏内に会社があるという方はあまりいないかもしれません。
でももしその位の距離に会社があるのであれば、ミニベロを選んでみると良いでしょう。
運転が簡単なのもミニベロの利点
ミニベロの利点として、運転が簡単だという事があります。
車体が小さいので、その分簡単に運転が出来るのです。
運転が難しい自転車の場合、そもそもソレを運転することになれないとならなかったりします。
でも、ミニベロの場合はまずそれをする必要がないのです。
それは大きなメリットなのではないでしょうか?
久しぶりに自転車を乗るのでも大丈夫
運転が簡単だという事は、久しぶりに自転車にのるのでも大丈夫だという事になります。
通勤に自転車を使おうと思っている方の中にも、自転車に乗るのが久しぶりだという方はたくさんいるのではないでしょうか?
運転するのが久しぶりなのに、運転が難しい自転車に乗っていたら、なにかの拍子に怪我をしてしまう可能性もあります。
通勤で怪我をするなんて言うのは、かなり恥ずかしいことですし、それでまわりの人に迷惑をかけていたのでは笑えません。
複雑な道も楽にいける
運転が簡単なミニベロなら、運転が複雑な道も楽にいけるというメリットがあります。
日本は、すごく狭い国土にすごくたくさんの人が住んでいるという特徴があります。
そんな国ですからすごく狭いような道も、突然の急カーブもあったりします。
しかしミニベロの運転性能ならば、そうした走りづらい複雑な道も、問題なく通過していける可能性が高いでしょう。
なので、もし会社までの道のりにそういう道がある場合は、ミニベロをおすすめします。
スピードの出る自転車でそういう複雑な道を言っていたら、誰かに大きな怪我をさせてしまうこともあるでしょう。
そうして誰かとぶつかりそうになっても、ミニベロならば避けられるかもしれません。
まとめ
ミニベロとシクロクロス、どちらが通勤に向いているかというと、それは距離や走る道によって変わってくると言えるでしょう。
でも、そもそもあまり長い距離を自転車で行くことはおすすめしません。
まず間違いなく続かなくなりますから。
そう考えると、シクロクロスよりもミニベロの方が通勤に向いていると考えてしまってよいのではないでしょうか?