ミニベロの多段変速は本当に必要?実は使わないギアがある?それならどんなのがいい?
ミニベロに限らず、自転車は多段変速が好まれます。
ロードバイクやマウンテンバイクの様に様々な状況に応じて走行する場合、多段変速であるメリットはあります。
しかし、オンロード仕様の街乗り自転車に多段変速は本当に必要なのか、疑問が生じます。
確かに、多段変速であるほうが見た目の格好はスポーティーになります。
また、ギア段数が多い方が便利かつお得と考えるのが消費者の心理です。
しかし、ミニベロに多段変速を持たせるのは不便になる可能性があります。
1.ミニベロには最大8段程度の変速で十分!
ミニベロにも多段変速、すなわち14段変速以上のものが多々あります。
有名メーカー品や格安品でも同様です。
しかし、これはあくまで購入者の購買心理を利用しているのもであり、実際にパーツ構成をみると安価なものが使われているケースがあります。
これは、メーカーが利益を得るためのデザインであり、多段変速=お買い得、そして見た目が良いといったことを突いたものです。
そして、変速段数が増える分、パーツも増えるため、車体価格が高くなってしまいます。
では、実際にミニベロの多段変速でおすすめなのはどうなるかというと、8段変速あたりになります。
この場合、パーツが減った分、駆動系パーツを重視したメーカー品もお手頃になります。
そもそも、ギア数が増えるとシフターの値段が高くなってしまいます。
2.実際に使用すると一定のギアしか使用しない?
さて、ミニベロを購入される前、既に多段変速の自転車を所有されている方は、実際に使用しているギアの確認がおすすめです。
例えば、マウンテンバイク系のコンポーネントの場合、フロント3段でリア7段という構成が安価な車体でもあります。
では、実際に21段全てを利用するかというと、フロントギアは殆ど固定状態、そしてリアは一番軽いギアと一番スピードの出るギア、そして停車後の走り出しに最適なギアといったパターンに気付きます。
つまり、多段ギアだとしても自分のフィーリングにあった実用的なものだけを選択しています。
つまり、ギア比が自分の使用方法に合っていれさえすれば良いことになってしまいます。
結果として、無駄な出費をすることともなり得ます。
3.多段変速は車体重量の増加に繋がる!
では、ミニベロを購入する際、価格や性能以外に気にする点は車体重量と考えます。
自動車やバイク、そして自転車は軽い方が走行時のエネルギーが少なく済みます。
そもそも、自転車の動力は乗り手の脚力であり、ガソリン式エンジンには遠く及びません。
そのため、走行時に必要なエネルギーを少なくすることが重要です。
そこで、軽い自転車が良いと考え、ミニベロも軽い方が良いということになります。
実際、ミニベロは他のスポーツバイクに比べ、軽量なものが多く販売されています。
そして、多段変速にしないことで抑えられる重量増加が意外に大きく、フロントのギアリングが1枚無くなるだけでも、軽量化になります。
さらに、シフターが不要になることや変速機も無くなり、エネルギーロスを少なく出来ます。
4.街乗りなら内装3段変速で十分!それはママチャリから分かる!
ミニベロの利用方法として多いのが、街乗り使用です。
そもそも、ミニベロにはおしゃれなものが多く、ファッションに取り入れていることがあります。
街乗りという方法から分かることは、ママチャリの内装3段でも不便を感じないということにです。
つまり、ミニベロも内装3段にすることで快適に走行できるものとなります。
また、内装変速機を使用することで変速機の破損リスクが減ることやメンテナンス頻度も少なくなるといったメリットが生じます。
さらに、多段変速の場合、ギアに衣服が巻き込まれることもあり、おしゃれにこだわる人には汚れというデメリットが生じます。
つまり、ファッション性を重視するなら内装変速機の方が良いということになります。
まとめ
ミニベロについては、内装変速機かつ多段変速でない方が普段使いに最適と考えます。
また、週末のツーリングであれば内装変速機でも段数の多いもので十分な走行性能があります。
そもそも、走行先で変速機が不調となり、ミニベロを押して帰ることは非常に避けたいことです。
しかし、内装変速機の場合は耐久性が高く、調整も不要と言えます。
実際に多段変速で困るのは、変速が上手くいかないことであり、調整に手間が掛かります。
そのため、ミニベロの購入を検討される方はギアの段数が少ないものを検討されてはいかがでしょうか。