折りたたみ自転車はタイヤが小さいのでその特性を知りましょう
折りたたみ自転車の最大の特徴、そして普通の自転車との違いは折りたためることです。
そして、その次に特徴的なのはタイヤが小さいと言うことです。
小さいタイヤの自転車の特性を知ることで、より折りたたみ自転車を使いこなすことが出来るでしょう。
タイヤは自転車というものの中でとても重要なパーツです。
使い勝手にも大きな影響を与えます。
目次
折りたたみ自転車はタイヤが小さい
折りたたみ自転車のタイヤは普通の大人向けの自転車のタイヤと比べてかなり小さめです。
主流は16インチから20インチくらいです。
16インチというのは幼稚園児向けの自転車のタイヤの大きさと同じです。
折りたたみ自転車の中で、タイヤは絶対に折りたたむことのできないパーツです。
タイヤの大きさが折りたたんだ時の折りたたみ自転車のサイズを決める重要なポイントです。
折りたたみ自転車というものは基本的にタイヤが小さいものだという認識を持つようにしましょう。
タイヤが小さいとコンパクト
当たり前ですが、タイヤが小さいと折り畳み自転車がコンパクトにたたむことが出来ます。
また、それだけでなく、折りたたまない状態でも、自転車のサイズがコンパクトです。
折りたたまなくてもそれほどスペースを取らないので、自宅などで保管するとき、すぐに乗る予定があるのならばたたまないまま置いておいても邪魔には感じにくいでしょう。
タイヤが小さいと軽い
折りたたみ自転車はたたむとコンパクトにはなりますが、軽くなるわけではありません。
むしろ、普通の自転車よりも作りが複雑な分、重いくらいです。
タイヤは自転車の中でもかなり重いパーツです。
タイヤが小さければその分、折りたたみ自転車の重量が軽くなります。
折りたたみ自転車を折りたたんだ時の移動方法が人力をメインにしている場合、重さというのはとても重要です。
人力で移動することが多い人は小さ目のタイヤの折りたたみ自転車がおすすめです。
大き目のタイヤで軽いものもあります
やや大きめのタイヤでありながら、車体が軽い折りたたみ自転車もあります。
しかし、そのようなタイプは高額な商品になりやすいので、バランスをみて選ぶようにしましょう。
デザイン性が良い
これは好みにもよりますが、タイヤが小さい自転車は可愛い、かっこいい、都会っぽいなどという印象を与えやすいです。
オシャレな服装でタイヤの小さな折りたたみ自転車を乗り回すと、羨望の眼差しをうけることができるかもしれません。
背筋を伸ばして乗るのも大切なポイントです。
猫背になって乗っていてはまったくスマートではありません。
小回りが効きやすい
タイヤが小さいとハンドルから細かいニュアンスをタイヤにダイレクトに伝えやすいです。
方向転換を用意にすることが出来ます。
障害物が多かったり、曲がりくねった細い道を走ったりするのにとても便利です。
扱いにくく感じることも
小回りが効きやすいのはメリットにもなりますが、デメリットにもなります。
少しハンドルを動かしただけでタイヤの向きが大きく変わるので、ハンドルがききやすくて怖いと感じてしまう場合もあります。
いままで普通のサイズのタイヤの自転車に乗っていたのならばなれるまで少し時間がかるかもしれません。
ハンドルが効きやすいのが折りたたみ自転車の特性だと認識し、初めて乗る場合は少し練習をしてから遠出のサイクリングに行くのがおすすめです。
最初は怖く感じても、乗っているうちに慣れてきます。
スタートさせるときにかけなければならない力が少ない
自転車は慣性の力が働いているので、泊まっている状態から最初に漕ぎ出すときにペダルには力をかけなければなりません。
しかし、タイヤが小さい折りたたみ自転車はこの最初の漕ぎ出しにかける力が少なくて済みます。
ペダルがタイヤを回す距離が短いからです。
折りたたみ自転車は信号が多い道、人が多い道など頻繁にブレーキをかけて止まったり、スタートしたりすることが必要な道にとても向いています。
スタート時にもたもたすることなく、軽快に走り出すことができます。
段差の衝撃が大きい
一般的にタイヤが大きければ大きい程、道の段差の衝撃が乗っている人には伝わりにくくなります。
タイヤの小さい折りたたみ自転車は段差や障害物を乗り越えようとすると大きな衝撃を乗っている人に伝えてしまいます。
石畳を走行するときにはかなり乗り心地が悪いでしょう。
また、大きな段差を乗り越える時にはバランスを崩して転倒しやすくなるので注意が必要です。
段差はなるべく正面から乗り越えましょう
段差を乗り越えるときにはなるべく正面から乗り越えることを意識しましょう。
斜めに乗り越えようとすると、バランスを崩しやすくなります。
とくに事故が起こりやすく、危険で注意をしなければならないのは車道と歩道を分ける段差です。
ここでバランスを崩して転倒をしてしまうと大きな事故になりかねません。
とはいえ、段差を正面から乗り越えようと、急に進路を変えたり、大きく膨らむような走りをしたりするとそれはそれで、周囲の迷惑になったり、事故を誘発したりすることがあるので、周囲をよく見て、安全に行うようにしましょう。
焦る必要は全くありません。
危なそうだなと思ったら一旦折りたたみ自転車を降りて、ついた状態で段差を乗り越えたり、移動させたりしてもまったく問題はありません。
たくさん漕がないと進まない
折りたたみ自転車は漕ぎ出しがとても軽快です。
しかし、一方でスピードを維持したり、長距離を走ったりするのはやや苦手です。
タイヤが小さいと言うことは円周が短いと言うことを意味します。
ペダルをひとこぎして進む距離はタイヤが大きい方が長いです。
ギアを調整することで、べダルの効率を良くするようにしてはいますが、折りたたみ自転車というコンパクトに収納できる特製を生かすためにはそれも限界があります。
折りたたみ自転車はあまり長距離の運転には向いていません。
スピードも出ません。
折り畳み自転車はゴチャゴチャしたところに向いています
折りたたみ自転車はタイヤが小さいので本格的なサイクリングにはあまり向いていません。
長距離、長時間走ることを望んでいるのならばスポーツタイプの自転車の方が快適でしょう。
一方で、走り始めがとても軽く、小回りもききやすいので、街中で障害物をぬって走るのにはとても向いています。
信号や人や障害物が多い場所ではもともとストップすることが多いですし、スピードも出せません。
それならば漕ぎ出しの軽い方がストレス少なく乗り回すことが出来ます。
通学や通勤で、最寄り駅から学校まで歩くにはやや距離があるけれど、バスを使うほどではないというときに折りたたみ自転車があるととても便利です。
渋滞知らずで、快適に目的地まで行くことが出来るでしょう。
寄り道や遠回り、近道も自由自在です。
目的地に着いたらまた、自転車を折りたたんで袋に入れ、携帯しておけば駐輪場の心配もいりませんし、盗難やイタヅラの被害に遭うことの予防にもなります。
まとめ
折りたたみ自転車は折りたためることに注目が集まりやすいですが、タイヤが小さいというのもとても大事な特徴です。
タイヤが小さいことで、持ち運びや保管が楽になります。
漕ぎ出しも軽くなります。
一方で、段差などの衝撃がダイレクトで乗り手に伝わってしまいます。
長距離の運転にもあまり向きません。
スピードも出しにくです。