日本が生んだ最高傑作のママチャリ
ママチャリというのは、世界に進出している日本の誇るべき文化となっております。
ママチャリという乗り物を一度は乗られたことがあるのではないでしょうか？
一体、ママチャリとは何か。
どんな種類が合って、おすすめのママチャリはどういった物なのか。
性能や種類、歴史といったママチャリに関する事をお伝えしていきたいと思います。
目次
ママチャリという乗り物
この記事を書いていくうえで、一番知っておくことがあります。
それは、題名で上げたように、ママチャリについてです。
ママチャリというのは、ママ用のちゃりんこ（自転車）という意味から、ママチャリという名前が作られました。
このママチャリは、日常生活においていかに女性に対して自転車が乗りやすく、安価でどの様な方にも購入が出来るというコンセプトで制作がされました。
昭和初期では自転車は高級品として扱われており、女性が乗る事が許されない時代もあったのです。
そうした問題を打開したのがこの【ママチャリ】だと言えます。
ママチャリの特徴
ママチャリは誰にでも乗る事が出来る自転車をという目的で販売がされております。
当然ながら、他の専門的な自転車には付いていない使用や作りも存在します。
特にフレームの構造や形状については、ママチャリの独特な製法が見えてきます。
ママチャリのフレーム
ママチャリのフレームに使われている材質は、他の自転車でも使われておりますが、フレームの形状は、他の自転車にはあまり見られていません。
女性がまたぎやすいようにと改良された、足元のフレームの曲がり方が、女性のスカートに干渉しないように、作られております。
現在では、ズボンの女性も多いですが、作られた当初の日本はスカートが主流だったために、このような作りになったと言われております。
また、車高や重心に関しても細かな調整が見られます。
車高と重心
ママチャリの車高は低く作られております。
低くと言っても低すぎず、また高すぎずといった表現が正しいのかもしれません。
車高が高いと女性がまたぎにくいとされたので、車高の低さもしっかりと考えられております。
また、自転車は遠心力と動力で前に進みます。
そのカギを担っているのは脚力です。
足に力がしっかりと入るように、どのような方がのってもしっかりと、前に進めるように、サドルとペダルの位置や重心も考えられて作られております。
ママチャリの基本性能
ママチャリの基本的な性能は、どうしても他の専門的な自転車には劣ってしまうのが実情と言えます。
ですが、ママチャリの特色を知る事で、他の自転車にはない魅力を発見する事が出来ます。
スピードや荷物の運搬、頑丈さとママチャリの代表的な魅力はこの３点なのではないかと思われます。
ママチャリの３点の魅力
まず、ママチャリはスピードを重視した乗り物ではありません。
元来、後ろに物を乗せて使用するという目的でもありますので、ママチャリのギア比は、低中速向きの瞬発力タイプになっております。
なので、出だしの力が強い使用となっております。
高速ではそのギア比が、クセになっておりスピードが他の自転車に比べると出ないと言う理由になっております。
ですが、ママチャリはスピードより乗りやすさや運搬時に掛かる負担の軽減としての運用なので、理にかなっていると言えます。
また、スピード重視の使用になりますと、ママチャリの特徴の一つでもある、頑丈さという、絶対的な信頼性が奪われかねません。
頑丈さの魅力
潰れない。
その一言に限ります。
簡単なようで、とても難しい潰れない製品を作ると言う概念です。
国産車と外車の関係に似ているように、良い物でも直ぐに故障や潰れてしまうとなると、一般大衆車としての魅力が減ってしまいます。
その為に、ママチャリのパーツ点数は少なく、作りも複雑ではなく出来る限り簡単に作られております。
簡単に作るという事イコール適当に作っている訳ではありません。
本当に必要なパーツを必要な場所にしっかりと当てる。
その様に考えて制作されております。
シンプルにだからこその頑丈さ。
ママチャリの魅力やママチャリの武器となっています。
日本が生んだ最高傑作
日本が生んだ最高傑作と海外ではとても評価が高い乗り物です。
自転車の購入率や使用率は日本より海外の方が人口比率が多いです。
イギリスでは、ママチャリから日本の文化を学ぶという研究もされております。
どの様にこんな自転車を作っているのかが興味があるという感じで話し合いがされています。
それだけママチャリの技術は大きいものだといえます。
また、ママチャリの専門ショップも海外にはあります。
余談ではありますが、海外でママチャリを購入しようとすると、なんと６万円前後するというのですから、驚きを隠せません。
ママチャリレース
そうです。
ママチャリレース。
実際にサーキットで行われているママチャリレースが日本各地で開催されています。
スピードを競うレースではなく、耐久レースが主流です。
耐久時間も８時間と結構長い時間のレースがされています。
最初はママチャリの普及のための開催となっていましたが、近年そのママチャリレースに出場する方が増えてきている傾向にあります。
ママチャリを購入された際には、そんな楽しいイベントへの参加も考えてみてはいかがでしょうか？
通勤や通学の移動手段から、趣味のママチャリの世界にハマるかもしれませんよ。
おすすめのママチャリ
ママチャリのおすすめは、足つきや用途と上げればきりがないのですが、選ぶ指標としまして、いくつか記載していきたいと思います。
選ぶ指標は、足つき性や操作性、チェンジの有無や価格、素材は何かといったところです。
足つきは重要な項目です。
購入のポイント
足つきに関して、これは実際に購入店で自転車にしっかりとまたいで、足が地面に付くのかを確認して下さい。
足が付かない場合には、大きな事故に繋がる可能性がありますので、必ず足つきの良い物にして下さい。
次にカゴの取り付け位置ですが、お子様を乗せるのであれば、視界や操作性の悪い場所にカゴの取り付けが無いか見ておく必要があります。
最後に、チェンジと材質についてですが、おおよそ３段階ほどギアが変更できるママチャリをおすすめします。
それ以上になっていますと、故障の原因となりますので、変速仕様のママチャリを購入の際は３段階ほどが一番おすすめしております。
材質はステンレス製の物が安価で耐久力や、軽量面でも大変優れております。
ママチャリの選び方
ママチャリの必要性は人それぞれだと思います。
通勤や通学に使われる方や、買い物やお子様の送り迎えと用途によって使い方も変わってきます。
使い方が様々ですが、購入時の選び方はあまり変わりません。
ご自身にしっかりと合った一台が必ずあるはずです。
ゆっくりと最高の一台を探すのも楽しみが合って良いと感じます。
最近では、オーダーメイドのママチャリや、かわいくておしゃれなママチャリがたくさん販売されております。
趣味性やファッション性の観点からも、ママチャリを選ぶ方がこの先増えてくるのかもしれません。
まとめ
ママチャリという乗り物は、単なる利便性のみを追求した足というわけではありません。
ママチャリはご自身の良き相棒となる存在だと言っても、過言ではないと感じております。
日本が生んだ最高傑作とまで評価の高いママチャリです。
どの様なママチャリを選び、使われるのか。
そのご自身に合った使い方をきっとママチャリという乗り物は答えてくれます。
最高にいいママチャリを見極めて下さい。