ミニベロのすすめ

Raleigh RSM RSW Sport Mixte(スポーツミキスト) 2016年モデル コーヒーブラウン 420mm

みなさんは「ミニベロ」って知ってますか。

「ミニ」は「小さい」。

「ベロ」は「自転車」で、ミニベロとは小さい自転車のことなんです。

日本語では小径車と呼ばれたりもします。

ちなみにおじいちゃんおばあちゃんが乗ってるような車輪が小さいのも小径車ですが、ここでのミニベロはクロスバイクやロードレーサーのようなスポーツ車の車輪を20インチ以下にした、大人用の自転車、をミニベロとしることにします。

やっぱり見た目?かわいいミニベロ

少々定義があいまいなミニベロ。

おおざっぱに言うと先ほどの通りなんですが、「これはミニベロに分類されるのか?」と悩むものもたくさんあります。

まぁ呼び名なんてなんでも良いんですし、そこは持ち主さんの独断で構わないと思います。

カゴも泥除けも荷物も満載の30年愛用している高齢者向け20インチ自転車だって、「どうじゃ?わしのミニベロは大昔のブリヂストン製じゃぞ?」と言われれば、それはミニベロであり、古き良き日本の技術を噛みしめればいいのです。

あくまでこの場でのミニベロはスポーツ車系でいきますが。

そのカッコよさと可愛さを兼ね備えたルックスが男女ともに評判で、一躍日本の自転車界で地位を築き上げたミニベロ。

もちろん特売日スーパーの駐輪場はママチャリが独占しているかのような状態ですが、そんな中にもミニベロがチラホラ。

場所を変えてオシャレなカフェなんか行ってみたら、お客さんの自転車も店員さんの自転車もミニベロばっかりってこともありました。

オシャレな雰囲気にはミニベロがよく似合う。

「自分の服を買う感覚で、自転車を選ぶ」なんて人は、見た目を重視されるんでしょうね。

その日の服装と合わせてみたりとか、自転車もファッションの一部になってきているようですね。

実用性もバッチリ

Bianchi(ビアンキ) Mini Velo7 MAN ミニベロ7 MAN 2016年モデル チェレステクラシコ 48
↑Bianchi(ビアンキ) Mini Velo7 MAN ミニベロ7 MAN 2016年モデル チェレステクラシコ 48

そんなオシャレピープルに人気のミニベロ。

オシャレでかわいくてカッコイイ。

しかも小さいから軽いし持ち運びの時も便利!なんだか良い事ずくめに聞こえますが、それならみんな誰もが乗ってるはず。

じゃあ何故選ばれないのか?それはズバリ「高い」から、ではないでしょうか。

モノにもよりますが、普通の自転車なら1万円台で買えると思いますが、ミニベロならやはり5万円以上のある程度の品質のものを買いたい。

じゃあミニベロなんていらない、となってしまったり、小さいからたくさん漕ぐことになりそう、と小さい事自体がマイナスイメージになってることも。

しかし知って下さい。

1万円台の自転車はママチャリ界の中でも下位ランクなのです。

高級なママチャリは平気で5万円を越えてきます。

良いものは相応の値段がするのが世の常。

ミニベロが高額なのも、それなりのポテンシャルがあるからこそなのです。

まずはなんと言ってもその「軽さ」。

スポーツ車系の自転車は、普通の自転車に比べて軽量化されています。

殆どの場合で本体であるフレームにアルミや通常よりも軽い鉄を使っているのでとっても軽い!漕ぎ味もスイスイ進む感覚です。

更に余分なカゴ等をつけていないので、女性でも軽々持ち上げられます。

大事な自転車を家の中に持って入るのも楽チンです。

そして、そのスイスイ進む感覚。

決して「たくさん漕がないと進まない」ってことはないでしょう?そうです。

実際に自転車が一漕ぎで進む距離は、タイヤの大きさだけで決まるものではありません。

ギア比という歯車の大きさも加味されるのです。

ミニベロのギア比はスポーツ車のそれなので、スイスイ進むように計算されているのです。

これで長距離通勤も問題無し!

上を見ればキリがない!?

LOUIS GARNEAU(ルイガノ) 小径車(ミニベロ) JEDI MS 415mm 2015年モデル ニッケルシルバー 15LG-JMS-02
↑LOUIS GARNEAU(ルイガノ) 小径車(ミニベロ) JEDI MS 415mm 2015年モデル ニッケルシルバー 15LG-JMS-02

ママチャリにもたくさんの価格帯があるように、ミニベロにも高級なものとそうでないものがあります。

コートやシャツにだってありますよね。

なんにでもランクは存在するものです。

最初のミニベロを選ぶ場合、だいたい5万円~10万円くらいで探すと良いと思いますが、20万円以上なんてザラにありますし、もっと高級なものも…そういうのは、ミニベロを実際に乗って、その魅力にどっぷりハマってからのお楽しみにとっておくといいのかもしれませんね。

まずは服を買いに行くかのように、見た目を重視。

そして値段や機能が自分に合っているかどうかを、しっかりと店員さんと相談してみましょう。

ミニベロ初心者が注意するポイントとは?

今やサイクリングブームからロードバイクやクロスバイク、そしてミニベロを選択される方が多くなっています。

ミニベロの魅力は、タイヤ径が20インチと小さいため、小回りが利くといった点があります。

しかし、初心者がミニベロに乗る際に注意しなければならないことが沢山あります。

そこで、今回は初心者が注意するべきポイントを紹介します。

スポーツタイプのミニベロの場合は?

ミニベロの中にも、街乗り仕様からスポーツ仕様まで幅広い車種があります。

特に初心者が注意しなければならないのが、スポーツ仕様のミニベロです。

スポーツ仕様のミニベロは、小径車ながらスピード重視のギヤが使用されています。

そのため、初心者でも簡単にスピードを出すことが可能です。

しかし、ミニベロの問題点は直進性が悪いということです。

スピードが出るほど、直進性は悪くなり、ハンドル操作を誤ると転倒などに繋がります。

また、スピードの出し過ぎは事故にも直結します。

そこで、初心者の方はミニベロを軽く考えないことをおすすめします。

特にヘルメットの着用は必ずしてください。

万が一、事故にあった際は非常に重要です。

また、自分のコントロールが可能なスピードで走行してください。

スポーツ仕様の自転車はマナーを守ることが重要です。

ハンドルバーはフラットバーがいい?

ミニベロは直進性が悪いと説明をさせて頂きましたが、特に初心者の方はフラットバーをおすすめします。

ドロップハンドルバーやブルホーンハンドルバーがスポーツ仕様のミニベロにあります。

しかし、これらのハンドルはシティサイクルいわゆるママチャリなどからミニベロに乗り換える方にとっては、未知のハンドルです。

特に、直進性の悪いミニベロで扱いなれないハンドルを使用すると、操作性に違和感を感じます。

乗り初めなどはなどは、非常にフラフラしたり、段差などでバランスを崩したりと、危険性が高まります。

そのため、初心者がミニベロを購入する際はフラットバーのハンドルから慣れることをおすすめします。

ミニベロのハンドル操作が身について来たら、ドロップハンドルバーやブルホーンハンドルバーに挑戦されるのが非常に安心です。

見た目は確かにスポーツ仕様のものが良いかもしれませんが、自身が扱えるかどうかしっかりと考える必要があります。

初心者におすすめのカスタムポイント!

初心者がミニベロをカスタムするには、高いハードルがあります。

それは、工具や整備知識ななければならないとダメということです。

しかし、初心者でも手軽にカスタム出来るポイントがあります。

それは、サドルとハンドルグリップの交換です。

サドルの交換自体は非常に簡単です。

ビニール樹脂素材のものから革製のサドルにすれば、印象は全く異なります。

また、ハンドルグリップも革製のものや自分の好みに合ったものを簡単に取り付けできます。

先ず、初心者がミニベロに慣れるためには、サドルからカスタムして、自分の最適なライディングポジションを知ることが重要です。

そこから、他のパーツをカスタムしていくのがおすすめです。

初心者が覚えるべきメンテナンスとは?

初心者がミニベロに乗る上で覚えるべき、メンテナンスはやはりパンク修理です。

パンク修理を自転車屋に出すと非常に高額です。

また、ミニベロはタイヤが小さい分、摩耗も早いです。

そこでパンク修理を覚えれば、タイヤ交換の技術も身に付きます。

次に覚えることはブレーキの調整です。

ブレーキは安全上、非常に重要なものなので日頃から自分で調整出来るようになる必要があります。

自身の安全だけでなく、周囲の人の安全にも繋がるので非常に重要なポイントです。

後は、チェーンのメンテナンスです。

基本的にチェーンを清掃して、注油することを覚えればミニベロや他の自転車も長持ちします。

これらを覚えることで、他のメンテナンス方法も覚えるので、面倒だからやらないといったことだけは絶対におすすめできません。

ミニベロ初心者が注意するポイントまとめ

ロードバイクやクロスバイクに乗っていますがメンテナンス不良のスポーツバイクやミニベロなどを見かけます。

ほとんどが、初心者でただの移動手段やファッションの一部としてしか考えていないことが多くあります。

ミニベロは確かに小回りが利き便利ですがしっかりと責任をもって、購入そして乗車する必要があると思います。

まとめ

いかがでしたか?少しはミニベロというものをお伝えすることができたでしょうか。

結局は自転車は「好き嫌い」で選ぶものだと思っています。

カッコイイ、かわいいミニベロを「カッコイイ!」と捉えるか「高い!」と捉えるかは、その人次第です。

第一印象はなかなか覆りません。

しかしただ高いだけではない、小さいながらも、ちゃんと魅力の詰まった立派な姿を一度体感してみて下さい。