どうせ乗るなら楽に!ママチャリでの移動を楽にするための6つのポイント
ママチャリでの移動は、ちょっと工夫をするともっと楽に出来るようになります。
でもそれは知らない人も多いです。
だから日々それなりにしんどい思いをしてママチャリにのっている人もたくさんいます。
もちろんしんどいとはいってもそこまでしんどいわけではないので、堪えることは出来ますが、どうせなら楽に乗りたいものです。
そこでここでは、ママチャリでの移動を楽にするための6つのポイントを紹介します。
しっかりと空気を入れる
まず大切なことは、しっかりと空気を入れるという事です。
当たり前のことではありますが、ママチャリに限らずすべての自転車では、空気が抜けているとその分だけ進みが悪くなります。
そしてその分だけペダルも重たくなると言えるでしょう。
だから乗っていてすごく疲れます。
疲れる理由はペダルが重たくなるからというだけではありません。
空気が抜けていると、その分だけ地面のでこぼこなどからうける衝撃も大きくなります。
それは確かに微々たるものではありますが、衝撃が大きくなることには変わりません。
そして衝撃が大きくなると、知らず知らずのうちに力を入れて漕ぐようになるので、疲れるのです。
さらにいえば、タイヤの空気が抜けることで、バランスを保ちづらくなるという事も、疲れに影響しています。
タイヤの空気がある時とない時では、当然ある時の方がまっすぐ進みやすいです。
だから、運転していても疲れませが、タイヤの空気が抜けていると、まっすぐ進むためにも神経を使うのですごく疲れてしまうのです。
タイヤの空気は意外とすぐに抜ける
ママチャリのタイヤの空気というのは、意外とすぐに抜けてしまいます。
日本の道路は確かに比較的には整備されている方だとは言えますが、だからいってずっと平らなわけではありません。
段差などもすごく多いと言えます。
だから、タイヤにちょっとした衝撃はたくさん加わります。
そうしてちょっとした衝撃がたくさん加わると、当然ながらタイヤの空気をその都度ゆるんでいくと言えるでしょう。
そういうことがあるので、ただ乗っているだけでも空気は次第に抜けていくと言えるのです。
そして、だからこそ、ママチャリに快適に乗りたいのであれば、頻繁に空気を入れることが必要になるというわけです。
毎月入れるのが吉
では、そのママチャリのタイヤに空気を入れるペースは、どのくらいが良いのでしょうか?
ママチャリのタイヤに空気を入れるペースは、そこまで頻繁でなくとも問題ありません。
たとえば、毎週入れたりする必要はありませんし、毎日入れる必要などさらにありません。
だいたい隔週から最低でも月に1回くらい入れるようにすれば問題ないでしょう。
あまり頻繁に入れ過ぎると、それによってタイヤが破裂してしまったりする可能性もでてきますし、バルブのあたりが弱くなり、空気が抜けやすくなる可能性も出てきます。
でも、月に1回も入れないようだと、さすがに間隔をあけすぎです。
だから、隔週から毎月のペースで入れるのが吉だと言えるのです。
ペダルを踏む場所を変える
なるべく楽にママチャリをこぎたいのであれば、ペダルを踏む場所を変えると良いでしょう。
ペダルを踏む場所が変わると、それだけでグッと力が伝わりやすくなり、楽に漕げるようになります。
では、そんな力が伝わりやすい、適切なペダルの踏み場所とはどのあたりになるのでしょうか?
それは、指のつけ根のあたりになります。
指のつけ根で、ペダルをおさえつけるように漕ぐようにしてください。
指のつけ根でペダルをおさえつけるようにこぐと、力を込めやすいことに気が付くでしょう。
力が込めやすいということはイコールで力が伝わりやすいと言えます。
だから、そうすることによって楽に漕げるようになるのです。
土踏まずで漕いでいる人が多い
ママチャリを漕ぐ時、土踏まずで漕いでいる人がすごく多いです。
でも、土踏まずで漕ぐと、どうしてもすごく足に無駄な力が入ってしまいます。
普段あまりそのあたりを使う事もありませんから、仕方がないと言えるでしょう。
それに対して足のつけ根の位置というのは普段よく使います。
歩くときにも使うと言えるでしょう。
だから、力を込めやすいのは当然なのです。
サドルの高さを上げる
ママチャリを楽に漕ぎたいと思ったら、サドルの高さは高めに設定した方が良いです。
サドルの高さが低すぎると、太ももの前の筋肉だけをつかってペダルをこぐようになります。
でも、サドルの高さをやや高めに設定すると、それによって、足全体の筋肉を使ってペダルが漕げるようになるのです。
足全体を使ってペダルが漕げるということは、それだけ均等に筋肉を使ってペダルが漕げるという事です。
当然ながら、ペダルをこぐ際には均等に筋肉を使った方が足の疲れは少なくて済むでしょう。
一つだけの筋肉を使うよりも、負荷を均等に分けた方がダメージが少ないのは誰でも想像できるのではないでしょうか?
だから、サドルは高く設定するべきだと言えるのです。
伸びきるくらい高いのは良くない
ただ、高く設定するとはいっても、足が伸びきるくらいにサドルを高く設定するのは良くありません。
伸びきるくらいというのは、ペダルが一番下に来た時の話です。
ペダルが一番下に来ている時に足が伸びきってしまうと、膝のあたりへの負担がすごく大きくなります。
そのあたりにすごく強い負担が来てしまうと、それは怪我のもとになります。
膝のあたりの筋や関節というのは、すごく怪我をしやすい場所です。
それはつまり、そのくらいにもろい場所であるという事を示唆しています。
そのくらいにもろい場所が伸びきっているのですから、怪我をしやすいというのも当然と言えるでしょう。
やや曲がるくらいが正解
では正解の高さはどのくらいになるのでしょうか?
それは、ペダルが一番下まで来たときに、膝がやや曲がる位の高さになります。
そのくらいの高さであれば、しっかりと足全体の筋肉でペダルを回しやすいうえに、さらに膝のあたりの怪我もしっかりと予防することができます。
だから、最適な高さといえるのです。
常に一定の強さでペダルを踏む
楽にママチャリに乗るのであれば、常に一定の強さでペダルを踏むようにした方が良いでしょう。
常に一定の強さでペダルを踏むと、足の力を余計に使うことが無くなります。
ママチャリではたとえば、上から下に押す瞬間だけに力をこめて進んでいくことだってできます。
でもそれでは、脱力と緊張を繰り返すことになるので足の筋肉はすごく疲れてしまうのです。
そして、そういう風にインパクトの瞬間にだけ力を込めるようにすると、どうしても無駄な力が入りがちになってしまうので、あまりコスパの良い力の入れ方とは言えないのです。
それでは楽に進んでいくことは出来ないでしょう。
一定のペースで進む事を意識すれば良い
でも、一定の力でペダルを踏むと意識するのは、意外と難しい事かもしれません。
そこまで頭で考えてママチャリに乗っていたら、逆にそれで疲れてしまうということもあるでしょう。
では、どうしたらよいのでしょうか?
その解決策も、決して難しい事ではありません。
それが、一定のペースで進むのを意識するということです。
一定のペースで進むということは、力を込めるタイミングにムラが無いということになります。
そうしてあるタイミングでは力を入れ、あるタイミングでは脱力をして、というような漕ぎ方の場合、加速したり減速したりすることになります。
それはなんとなくイメージが出来るでしょう。
力を入れたり抜いたりしているのですから、加速したり減速したりするのは当然です。
しっかりと一定のペースで進むよう意識して漕いでいってください。
チェーンのさびを落とし、油をさす
ママチャリでの移動を楽にしたいのであれば、メンテナンスも欠かせません。
ママチャリのメンテナンスといえば、チェーンです。
チェーンは、直ぐにさびてしまったりするものです。
それはやはり、日本のママチャリの保存環境が関係しています。
日本では、多くのママチャリが雨ざらしで保管されていると言えるでしょう。
でも、チェーンがそのように雨ざらしになっていたら、さびが起こるのは当たり前です。
だから、しっかりとそのサビを落として、かつ油も指してスムーズに回転するようにしておきましょう。
サビているとまわりづらくなる
当然のことではあるのですが、チェーンがさびていると、そのチェーンはまわりづらくなります。
それは、さびた金属に触れてみると分かるでしょう。
さびた金属というのは、すごくざらざらしています。
ざらざらしているということは、それが滑り止めのような役割をするということになります。
滑り止めにようになり、なかなか回転しなくなれば、ママチャリを漕ぐのが大変になることは当然です。
チェーンのさびを落とすというのは、なかなか面倒なことではありますが、しっかりとここもケアしていってください。
メンテナンスは月に1回くらい
このサビ落としのメンテナンスも、月に一回くらいを目安にやっていくと、常に走るのが楽な状態をキープできるでしょう。
あまりに頻繁にやってもそこまで意味はありませんし、むしろ余った油などが残ってしまったりして、逆に走らせづらくなることもあります。
だから、頻度としては月に1度くらいでちょうど良いのです。
保管を室内にするのも大切なこと
先述のように、日本のママチャリの保管状態はすごくよくありません。
雨ざらしにしていたら、いくら毎月メンテナンスをしていても、またすぐにさびてしまう可能性もあるでしょう。
だから、そうならないように、メンテナンスをしたら、次からはしっかりと室内に保管するようにしていきましょう。
理想はやはり、自分の家に入れることですが、それはスペース的に厳しいという場合もあるかもしれません。
もしそうしてスペース的に厳しいようであればせめて、室内の駐輪場をどこかに確保しておくのがおすすめです。
今どき室内の駐輪場というのはたくさんあります。
だからそういうところを選んでいきましょう。
荷物は前かごに入れるのが楽
ママチャリを楽に漕ぐためには、荷物の置き場所もすごく大きなポイントとなります。
ママチャリをこぐ際には、買い物や通勤通学等、荷物を持っていることが多いのではないでしょうか?
その荷物、どこに持っていますでしょうか?
その荷物がリュックに入っていれば、背中に背負っている人も多いでしょう。
その荷物が紙袋であれば、ハンドルにかけている人もいるかもしれません。
でも、一番楽に焦げるのは、前かごに荷物を入れている時なのです。
前かごに入れると安定する
なぜなら、前かごにいれると、それによって全体の重心が少しだけ下がり、ママチャリが安定するからです。
安定していけば、ママチャリを漕ぐ際にいちいち変な力を込める必要はなくなります。
バランスが悪いと、バランスを保つために変な力が入ったりします。
それは、タイヤの空気を入れるべきだというところでも触れてきました。
せっかくタイヤの空気を入れても、荷物のもちから一つでバランスが悪くなったら、空気を入れた意味がなくなります。
たとえリュックであっても、前かごに入れることをおすすめします。
背中で持つと重さに揺られる
背中にリュックを背負う事でも、一見するとママチャリの真ん中あたりに重心がくるわけですから、安定しそうに思えるものです。
でも残念ながらそんなことはないのです。
背中でリュックを持つようにすると、それの重さで身体が揺られるようになります。
身体がその重さでゆられるようになると、当然ながら自転車もゆらされてバランスが悪くなります。
だから、ママチャリでの移動に余計な気を付かわないとならなくなるでしょう。
ハンドルにかけるのはもってのほか
なんとなくわかるかもしれませんが、ハンドルにかけるのはもってのほかです。
それによってママチャリの左右のバランスは大きく崩れますし、そもそもその荷物も落ちそうになったりするので、手で支えないとならなくなります。
それでもしんどいので、楽な移動とはほど遠くなるでしょう。
まとめ
ママチャリでの移動を楽にするためには、こうした6つのポイントがあります。
全てをしっかりと守っていけば、ママチャリは本来こんなに楽に進むことが出来るものだったのかということに気が付くのではないでしょうか?
せっかくママチャリがあるのですから、その力をしっかりと発揮させてあげられるようにしていきましょう。