ミニベロはハブを改造する!
近年サイクリングブームにより、ロードバイクやクロスバイクそしてミニベロを見掛けることが増えました。
しかし、ミニベロを含め多くの格安スポーツバイクにおいてクイックリリースが採用されていないことが多くあります。
そこで、予算を掛けずにクイックリリース化する方法があります。
それは純正のハブを改造することです。
ミニベロはホイールの選択肢が少ない
ミニベロは20インチ以下の小径車です。
ロードバイクやクロスバイクなどは700Cのホイールが使用できますが、ミニベロの場合はホイールの選択肢が非常に少ないです。
後付けのホイールを購入してクイックリリース化することも出来ますがコストパフォーマンスが非常に悪いです。
ミニベロを購入する際はハブ自体がくいくリリースであることが非常に重要です。
特に、ロングライドや輪行する方にとってクイックリリースは非常に重要な装備です。
しかし、格安のミニベロにおいてクイックリリースのハブが使用されていることは非常少ないです。
また、クイックリリースを採用しているミニベロは有名メーカーが販売しているものが多く、車体販売価格も非常に高いです。
クイックリリース化するだけで高額な費用が必要になります。
クイックリリースは非常に魅力ですがミニベロにおいてはコスパを悪化させる要因になるので導入には注意が必要です。
ミニベロはハブシャフトの交換で対応する
ミニベロでもハブシャフトを交換することでクイックリリース化することは可能です。
ロードバイクのバイクの場合、ハブシャフトが135㎜、マウンテンバイクの場合は130㎜の中空シャフトを入手できれば安いホイールや元々使用されているシャフトを交換するだ声でクイックリリース化することが可能です。
ハブシャフトはシマノ製のシャフトを流用することで解決することが可能です。
その際は、ホイールのハブベアリングを一度分解することになりますが、ベアリングのメンテナンスを兼ねて交換することが可能です。
また、ベアリング部に使用するグリースなどは、安価なリチウムグリースで十分な効果を発揮することが出来ます。
ハブシャフト自体もシマノ製の安価なものが使用できるため非常におすすめなカスタム方法です。
ハブシャフトの交換後に必要なこと
ハブシャフトを交換した際、やはりその後のメンテナンスが重要になります。
クイックリリース化は可能なものの、ベアリングの玉当たり調整は非常に注意が必要です。
また、一度ベアリングおよびシャフトを取り外すため、定期的なメンテナンスおよびベアリングの調整が必要です。
メンテナンスといっても非常に簡単なものであり、ベアリング部をバラシて乳化したグリスを除去し、新しいグリスを注入するだけです。
よく、グリスに拘るユーザーがいますが基本的に金属部の接触抵抗を抑え、水分の侵入を防げれば十分な効果を発揮出来ます。
自転車用の高額なグリスを使用する方がいますが、所詮油です。
乳化せず、金属面を保護出来れば十分だと考えます。
その上でコストパフォーマンスが非常に高いのがAZグリースです。
このグリースならばミニベロにも非常に適合し、回転数の高い機械部品にも使用可能です。
また、販売価格も非常に安いため定期的なメンテナンスに最適だと考え多くの方におすすめしています。
グリースなどに拘るのはプロの選手だけであり、ミニベロやクロスバイク、そしてロードバイクを趣味で楽しまれる方には手軽に交換できるグリスがおすすめです。
まとめ
筆者自身、製造から半世紀以上も経過した製造機械と仕事を行っております。
しかし、多くの製造設備は定期的なメンテナンスとグリースの注入がされていれば問題なく、稼働しています。
自転車の様に構造が単純なものほどグリースの交換が必要であり、回転の多いミニベロのハブシャフトが一番グリース交換が必要だと考えています。