ミニベロで参加できるヒルクライムレース!
最近、ゴールデンウィークということもあり、地元の蔵王町に家族でドライブしました。
その際に、道路脇に表示されている看板に5月15日にロードレース開催に伴う、交通規制の案内が掲示されていました。
元々、趣味がロードバイクによるサイクリングだったので大会開催案内を確認したところ、ミニベロでも参加可能と分かりました。
しかし、ミニベロで蔵王はきついと思うのですが紹介します。
ミニベロで参加可能な蔵王町のロードレースとは?
大会名称は、正確に『日本の蔵王ヒルクライム・エコ2016』です。
本大会は、宮城県の蔵王町を舞台に行うヒルクライムレースですが、昨年2015年は蔵王の火山活動活発化により開催が中止されました。
今回は、2年ぶりのレースということもあり、筆者自身も観戦だけはしたいと思っています。
大会コースは宮城蔵王ロイヤルホテルをスタートにゴールが蔵王ハイラインと非常に過酷なヒルクライムレースです。
登りがきつい蔵王で、ヒルクライムなど過酷です。
しかし、このヒルクライムでミニベロが参加出来ると聞いたことはありません。
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクで参加した友人はいますがミニベロは聞いたことが無いと言われました。
大会ルールを確認してみた!
大会に出場可能なスポーツバイクを確認すれば、このヒルクライムレースにミニベロが参加出来るか判断できます。
そこで、調べてみた結果、『小径車(タイヤ径24インチ以下)』の記載があります。
すなわち、この『日本の蔵王ヒルクライム・エコ2016』はミニベロも参加できるということになります。
ミニベロは、20インチ以下の小径車ですから大会参加資格の車種に該当します。
しかし、驚きなのはミニベロ以外に『軽快車(一般的に主婦が乗る街乗り自転車)』の記載があります。
日本の中でも5月でも寒い蔵王山に軽快車で挑むなどどんなおバカさんか気になるところです。
殆ど自殺行為です。
ミニベロでロード系の軽い車種ならまだ大丈夫かもしれませんが軽快車は無謀です。
ミニベロでもこのヒルクライムは危険です。
大会コースを確認してみた!
やはり気になるのが大会コースです。
このヒルクライムは、蔵王が誇る御釜までの登りコースです。
正直、ロードバイクですら過酷です。
そこにミニベロや軽快車で挑むのはF1レースに自転車で挑むより過酷です。
コースは勾配とカーブがきつい蔵王エコーラインです。
モータースポーツに優れた車でも登りは非常にきついです。
筆者自身、ロードバイクから一時期離れていた期間はスポーツカーで蔵王エコーラインを夜な夜な走行しました。
だからこそ、このヒルクライムがミニベロにとって過酷なレースだと考えます。
コース全長は18.7㎞と短いものの標高差は1,334mとヒルクライムレースでも難コースです。
この大会がきつい理由
『日本の蔵王ヒルクライム・エコ2016』は、登りだけではありません。
先ず、標高により酸素が薄くなるだけでなく、標高が高くなるほど寒くなります。
エコーラインは春先でも氷点下になることがあったり、蔵王おろしと呼ばれる強い風が吹きます。
麓の市町村は強風によりJRが良く、遅延や運休したりします。
また、エコーライン付近でも非常に強い強風が吹き、4月から5月は天気がいい日程厳しいです。
これは、ミニベロ以外のスポーツバイクにとっても過酷極まりないヒルクライムレースになります。
ロード系のミニベロならまだ完走できる可能性はありますが、軽快車は完全にネタとしか思えません。
恐らく、着ぐるみを着て参加して途中棄権の王道です。
ミニベロも途中までは頑張っても力尽き棄権することが多いと考えます。
悪いことは言いません、ミニベロで本気の参加はおすすめしません。
まとめ
筆者自身、会社の同僚から参加しないのかと聞かれることが多いです。
しかし、答えはNOです。
やはり、ロードレースとしては過酷過ぎます。
毎週、深夜に走行した蔵王エコーラインはまさに悪魔のような登りです。
ターボ車でも登りはきついです。
ましてや、かつては競技スキーを経験しており、標高の高いスキー場ほど酸素濃度が薄く、キツイことも認識しています。
ロードバイクで参加してもいいかなと思いましたが、コースを見た瞬間なえました。
ましてや、ミニベロで参加しようとは絶対に思いません。