腰痛を和らげる寝方にも危険は潜んでいます

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寝方

腰が痛いので楽に寝られる方法を探して、どうやらこういう風にしたら楽に寝られると言う寝方や、ちょっと道具を使ってみたら腰痛が楽になったので寝る時にも使ってみよう。

そうお考えの方で、しかも実践した方もいらっしゃると思いますが、残念なことにその幾つかには腰痛を悪化させる、もしくは別の障害を起こす危険性のあるものも含まれていますので、注意が必要です。



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腰の下にボールを置いて寝たら気持ちが良かった

確かにこれは、詰まってしまった腰のあたりを伸ばすにはいい方法ですが、長時間やるには適さない方法でもあります。

特に腰痛で寝返りがあまり打てない方の場合、仰向けでそのまま朝まで過ごしてしまいますので、朝起きたら腰のあたりが逆に固まってしまっていることがあります。

かなり注意が必要です、形状記憶してしまったように腰の骨とか筋肉が固まってしまいますので、これは避けたほうがいいでしょう。

夜寝る時には避けるのは勿論ですが、一番の問題は、この方法でストレッチをしていて気持ち良さのあまり、そのまま寝てしまった時ですね。

どうしても腰の下に何か置いて伸ばして寝たい、それが一番腰痛無しに寝られる方法だと言う方の場合、ボールなど硬いものではなくタオルを丸めて使うことをおすすめします、これだと多少身体に合わせて形も変化しますので。



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起きている時にはコルセットでサポートしてるけど

寝る時にはコルセットは必ず外しましょう、起きている時にはサポートにはなるのですが、コルセットに支えてもらっている分筋肉は使われないので、場合によっては筋肉の衰えを呼んでしまう道具なのです。

しかも腰痛を避けるためのコルセットはどうしても、かなり硬めに腰の部分を支えるようにできていますので、これを寝る時にまで使っていると今度は、こすれてしまって皮膚を荒らす原因にもなってしまいます。

ゴムのコルセットなら、と言うご意見もあるでしょうが、ゴムはアレルギーのある方もいますので使う前にチェックをしましょう。

アレルギーがあったりすると、腰痛だけでなく皮膚にも影響が出てきます、要注意の一つですね。

足を上げておくと楽になる気がする

脚が疲れている時に良くやる方もいる、足の下に何か置いて高くして寝る方法です。

特に脚がむくんでいる場合などには、大変に役に立つ方法ですが、腰痛の方にはここにも落とし穴が存在します。

脚を高くすると言うことは、極端に言えば横から見た時に身体が「ク」の字になっていると言うことです。

つまり腰が沈んでいる体勢ですね。

この体勢ははたから見て解るように、腰に体重がかかります。

一時的に休む時にはよろしいでしょうが、長時間の睡眠の時には残念ながらこちらもおすすめできません。

布団やベッドなどでは余計に腰が沈んできますので、「く」の字がひどくなる開けです。

腰に体重がかかればその分、腰に負担が行くわけですから結果、起きた時には逆効果になっていることもあるのです。

こういった寝方してに起きたら痛みがあった場合

起きた時に痛みがひどくなっていたら、すぐに起き上がろうとはしないことです、痛みのひどい人は起き上がろうとしても出来ないかもしれません。

そういう時にはまず、痛みの一番ひどい所を優しく撫でてあげてください、ゆっくりと温めるように手のひらを使って撫でてあげます。

これを数分続けていると固まっていた腰の筋肉などが多少柔らかくなってきますので、そこで軽く伸びをしたりして腰を伸ばして行ってください。

その後起き上がる時も、決して無理をせず痛くない方向に横向きになってから、手を使って起き上がるようにしましょう。

まとめ

良かれと思ってやったことが裏目に出た、知人に効いたら効き目があったと言うので実行してみたら、悲しいことに自分には効かずに悪化した。

人の身体は本当に、100人100通りです。

一人として同じ骨格の人も同じ筋肉を持った人もいません、誰かに効き目があったことでも自分にも効果があるとは限らないのです。

逆を言えば、誰かには効果が無かったことでも自分には効果があるかもしれません、快適な睡眠のためにも腰痛緩和のためにも、自分に適した寝方や腰痛緩和の方法を探して行きましょう。





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