スポーツシューズとランニングシューズは何が違うの?

動きやすい靴、疲れづらい靴には、ランニングシューズだけではなくスポーツシューズというものもありますよね。

ではそもそもスポーツシューズとランニングシューズはどう違うものなのでしょうか?

その違いを分かっていないと、正しく靴を選ぶことはできません。

そこでここでは、スポーツシューズとランニングシューズの違いを紹介します。





枠組みと小分けの違い

スポーツシューズとランニングシューズの違いを説明するのに一番わかりやすいのは、前者が枠組みを差すもので、後者が小分けされたものという説明をするのがわかりやすいのではないでしょうか?

つまりスポーツシューズとは、ランニングシューズなどを含めた動きやすい、運動のために作られた靴の総称なのです。

ランニングシューズはスポーツシューズでもあるということです。

音楽とJポップの違いのようなものですね。

前者は演歌なども含めたすべてのミュージックのことを差しますが、後者はJポップという、音楽の中の小分けされたジャンルを差します。

スポーツシューズとランニングシューズの関係もそれと同じなのです。

スポーツシューズにはほかに何があるのか

では、スポーツシューズにはランニングシューズのほかに何があるんでしょうか?

それにはもちろんたくさんのものがあります。

たとえばバッシュ(バスケットシューズ)もそうですし、フットサルシューズもそうですよね。

テニスシューズもそうですし、バトミントンシューズもそうです。

それぞれのスポーツに専用のシューズがあるものですが、それがすべてスポーツシューズになるんです。

だから、「スポーツシューズを買いに来た」というと、なんのスポーツなのかを説明しないといけなくなるので、その点には注意が必要です。

最初から、ランニングシューズならばランニングシューズ、フットサルシューズならばフットサルシューズがほしいと言わないとなりません。





一般的にはスポーツシューズはスニーカーを差すことも多い

ただしこれは、正しい意味でのスポーツシューズになります。

言葉というのはえてして正しい意味では使われないこともあります。

何となくの雰囲気で使われて、それが一般化してしまうこともあるんです。

それと同様に、「スポーツシューズ」というと、一般的にはスニーカーを差すことも多いんです。

運動靴とスポーツシューズを混同しているパターンですね。

運動靴を言われれば多くの人がスニーカーをイメージするでしょう。

それに引っ張られて、スポーツシューズと言われてもスニーカーをイメージしてしまうんです。

なので場合によっては、スポーツシューズはスニーカーを差すこともあるということは、覚えておくことをおすすめします。

スニーカーとランニングシューズはどう違うのか

そんな風にスポーツシューズがスニーカーとされてしまうこともあるのであれば、スポーツシューズで来いと言われた時に、ランニングシューズで行ってしまうこともあるでしょう。

もしそうなったら何か問題はあるでしょうか?

スニーカーとランニングシューズはどう違うものなのでしょうか?

クッション性の違いが大きい

スニーカーとランニングシューズの大きな違いは、やっぱりクッション性です。

スニーカーも、ある程度歩きやすくなるように工夫されているところはあります。

でも、それはあくまでも「ある程度」なのです。

それに対してランニングシューズは、よりしっかりと走るという行為をサポートしてくれます。

走っていても足が疲れづらくしてくれているんです。

そのため、ランニングシューズにはかなりクッション性があります。

走っているときに足にかかる負担は相当なものです。

ましてや下がコンクリートとなるとなおさら。

その衝撃を少しでも和らげて、足に負担にならないようにするわけなのですから、高いクッション性が求められるのは当然。

そしてそのための靴なのですから、当然その求められる高いクッション性はクリアしてくるんです。

だから、スニーカーとランニングシューズでは、ランニングシューズの方が動きやすくはあります。

通気性も違ってくる

一番大きいのはクッション性の違いですが、スニーカーとランニングシューズでは、通気性も違ってきます。

基本的にはスニーカーは、激しい運動のために作られている靴ではありません。

だから、中でものすごく汗をかくということは想定しないんです。

しかしランニングシューズは違います。

ランニングシューズは、ランニングをする人をサポートするために作られた靴。

そしてランニング中には、当然ながら人はすごく汗をかきます。

それは靴の中も同じです。

なので、靴の中はすごく蒸れやすくなります。

ただでさえ密閉されているわけですから、どうしても蒸れやすいんです。

でも、蒸れてしまうとかなり不快に感じますし、豆などもできやすくなる。

だから、そこの湿度は飛ばしていかないといけません。

それを考えてランニングシューズの通気性は、すごく高くなっているんです。

なのでもし、冬場の体育などでスニーカーではなくランニングシューズを履いている場合、寒いと思うこともあります。

ランニングシューズは体の動きをコントロールしてくれる

またランニングシューズとスニーカーの違いには、もう一つ大きな違いがあります。

それが、体の動きをコントロールするかどうか。

スニーカーは、当然そういうことは特にありません。

しかしランニングシューズは、体重移動を適度にコントロールしてくれるんです。

だから、スムーズに足が出るようになります。

その分より走りやすくなるんです。

その違いは大きいですね。

見た目ではわからないことも多い

ただし、何がスニーカーで何かがランニングシューズなのか、見た目では分からないこともあります。

もっと言えば何がどのスポーツシューズで、何がランニングシューズなのかということすら分からないこともあるんです。

なので、見た目で判断するのはよくありません。

もしランニングシューズがほしいのであれば、気になる靴を見つけても、きちんとそれがどういう商品なのか、商品名で検索をしたりして調べることをおすすめします。

もちろん店員さんに効くのもアリですが、店員さんだってすべての靴の知識を完璧に保有しているわけではありません。

なので店員さんがランニングシューズだと思っていた靴がランニングシューズではないこともあるんです。

そうして特にランニングシューズではない靴を買ってしまっていたら大損になりますから、良くありません。

そうならないようにするには、やっぱり事前に調べてチェックしておくべきなのです。

特にランニングシューズとスニーカーは難しい

他のスポーツシューズとランニングシューズであれば、割と見た目でわかることもあります。

でもスニーカーとランニングシューズは、ぱっと見ではわからないことがほとんど。

ランニングシューズの方が派手なものが多いので、それで分かることもありますが、それも確実ではないですよね。

だから、やはり情報を確認してから買うのに越したことはありません。

まとめ

スポーツシューズとランニングシューズは、考え方によっては同じとも言えますよね。

枠組みと小分けにしたものなのですから。

ただスポーツシューズとされることもあるスニーカーとランニングシューズは全然違うものなので、その点は気をつけないとなりません。

しっかりと確認してから購入するようにして、特にサポートしてくれない靴で走るということのないようにしていきましょう。

それも別にいけないわけではありませんが。