ランニングシューズって洗濯機で洗ってもいいの?正しい洗い方を説明!
ランニングシューズを長い期間使っていると、気になるのが汚れです。
ランニングシューズの汚れは、シューズを劣化させる原因になります。
また、見た目的にも良くなく、汚れているシューズを履くことは気持ち良いとはいえません。
そのため、ランニングシューズが汚れてきたら洗うことが大切ですが、中には洗濯機で洗っても良いのか疑問に持つ方もいることでしょう。
そこでここでは、ランニングシューズは洗濯機で洗っても良いのか説明していきます。
ランニングシューズは基本洗濯機で洗ってはいけない
ランニングシューズを手洗いするのは面倒なため、洗濯機で洗えるなら洗濯機を使いたいという方もいるかと思います。
洗濯機は衣服を洗う家電ですが、ランニングシューズを洗濯機で洗っても良いのでしょうか?
結論からいうと、洗濯機でランニングシューズを洗うことは可能ですが、洗濯機で洗うことはおすすめできません。
では、なぜ洗濯機で洗うのはおすすめできないのかというと、その理由は2つあります。
1つめは、洗濯機で洗うとシューズの生地が傷んでしまうからです。
洗濯機で洗うと、比較的長い時間ランニングシューズが水に浸かってしまい、比較的長時間水に浸かることでシューズの生地が傷みやすくなります。
また、洗濯機の中で強引にグルグルと回されることも、生地が傷みやすくなる原因になります。
おすすめできない理由の2つめは、ランニングシューズが型崩れする可能性があるからです。
10,000円を超える値段が高いランニングシューズになると、比較的柔らかな素材で作られています。
値段が高いシューズの中でも、レース用の軽いシューズになると、軽さを重視しているため、シューズ全体が比較的柔らかい感じになっています。
それらのことから、洗濯機でランニングシューズを洗うと、シューズが型崩れしやすくなります。
生地が傷んだり型崩れをしたりすると機能が低下する
シューズの生地が傷んだり型崩れをしたりすると、ランニングシューズの機能は低下してしまい、機能が低下すれば、走っている時に脚へかかる負担が大きくなったり、走りにくくなったりしてしまいます。
ランニングシューズをできるだけ長く履きたく、機能をなるべく低下させたくないのなら、洗濯機で洗うのは避けるようにしましょう。
洗濯機を使用できるものもある
先程説明した通り、洗濯機でランニングシューズを洗うのは避けた方が良いです。
しかし、手軽に洗うことができるランニングシューズも販売されており、ランニングシューズに「洗濯機で丸洗いできる」などと記載されていれば、洗濯機を使って洗っても問題ありません。
「洗濯機で洗っても大丈夫」というランニングシューズは少ないですが、「どうしても洗濯機で洗いたい」という場合は、洗濯機で洗えるものを探して購入すると良いでしょう。
ランニングシューズの洗い方を詳しく説明
ランニングシューズの機能を低下させずに汚れをとるには、手洗いする必要があります。
手洗いするのは面倒ですが、ランニングシューズは自分の脚を守り、走りやすくしてくれるものなので、丁寧に手で洗いましょう。
手洗いするのが良いといっても、正しく洗わないとシューズの生地を傷めたり、型崩れを起こしたりしてしまいます。
そこで次は、ランニングシューズの洗い方を説明していきます。
シューズを水に浸して専用の洗剤とブラシを使って優しく洗う
ランニングシューズを手洗いする場合は、洗いたいランニングシューズ・シューズを浸す水・専用の洗剤・専用のブラシまたは柔らかめの歯ブラシを用意しましょう。
シューズに浸す水は、できたらぬるま湯の方が良く、ぬるま湯に浸すことで常温の水よりも汚れが落ちやすくなります。
先程言ったものを全て用意したら、まずはシューズの靴紐を外しましょう。
インソールが外せる場合は、インソールも外してください。
靴紐を外したら、シューズを水、またはぬるま湯に浸します。
雨の中走るとランニングシューズが劣化しやすくなるように、シューズを長時間水に浸しておくと、劣化する可能性があるので浸し過ぎに注意してください。
シューズを水に浸したら、専用の洗剤と専用のブラシか柔らかめの歯ブラシを使って洗っていきますが、専用の洗剤がない場合は中性洗剤でも問題ありません。
洗剤とブラシを使って、シューズの生地を傷めないように優しくこすって汚れをおとしましょう。
必要以上に力を入れて強くこすると、シューズが傷んでしまうので注意してください。
それと、間違っても硬めのブラシは使わないでください。
ランニングシューズのソールの部分は、他の部分よりも硬く柔軟性があるため、こする時に多少力が入っても傷めることはないでしょう。
しかし、ソール以外の部分(メッシュなどの部分)は繊細なため、丁寧に優しく洗うことが大切で、柔らかめのブラシで洗っても問題ありませんが、できたら手で揉んで洗った方が良いです。
すすぎ残しがないようにすすいで陰干しする
水に浸して、洗剤とブラシを使って洗い終わったら、すすぎ残しがないようにしっかりすすぎ、できるだけ水を切りましょう。
水を切ったら当然干すわけですが、太陽の光に当てて干してはいけません。
ランニングシューズを天日干しすると劣化してしまうので、風通しの良いベランダなどで陰干ししましょう。
「洗った後にすぐ履きたい」という方や気が短い人の中には、ドライヤーでシューズを乾かす人もいますが、ドライヤーでランニングシューズを乾かすのはNGです。
ドライヤーを使って乾かすと、熱風によってシューズが傷んでしまいます。
ですから、必ず風通しの良い場所で陰干しするようにしましょう。
シューズが完全に乾いたら下駄箱などにしまいますが、湿気が少ないところにしまうことが大切です。
なぜ湿気が少ないところにしまうと良いのかというと、湿気によってシューズが劣化する可能性があるからです。
下駄箱は下段の方が湿気が溜まりやすく、上段の方が湿気が少ないので、下駄箱にしまうなら上段にしまうことをおすすめします。
見た目が綺麗でも定期的に洗いましょう
見た目が綺麗だと、洗わなくても大丈夫と思いがちですが、シューズの中は汗がしみついており、雑菌が多く住みついています。
汗が多く染みついていて、細菌が多く住みついているととても不衛生で、嫌な臭いもします。
ランニングシューズを不衛生な状態にしていると劣化が進みやすくなり、シューズの寿命が短くなる原因になります。
そして、シューズから嫌な臭いがすることで、気持ちよく履くことができなくなり、玄関や部室に置いておくと、玄関や部室は嫌な臭いがしてしまいます。
そのようになるのは嫌でしょうから、見た目が綺麗でも定期的に洗うことが大切です。
洗う以外の臭い対策
ランニングシューズが臭いと嫌ですよね。
シューズを洗うことは臭い対策になるため、定期的にシューズを洗っていれば臭くなるのを防ぐことができます。
しかし、頻繁に洗うわけではないので、どうしても嫌な臭いが発生してしまうことがあります。
では、洗う以外に臭い対策はあるのでしょうか?
実は、洗う以外にも臭い対策はあり、それは消臭スプレーを使うことと10円玉を使うことです。
消臭スプレーといっても様々ありますが、シューズ専用のものを使用しましょう。
シューズに消臭スプレーをシューとするだけで、簡単に嫌な臭いを抑えることができます。
10円玉を臭い対策で使う場合は、履かない時にシューズの中に10円玉を入れておきましょう。
10円玉の素材になっている銅には抗菌作用があるので、下駄箱などにしまってあるランニングシューズの中に入れて置くと、嫌な臭いを減らす効果を期待することができます。
まとめ
ランニングシューズの中には洗濯機で洗うことができるものもありますが、多くのランニングシューズは洗濯機で洗うことに向いていません。
洗濯機で洗うことでシューズの生地を傷めたり、型崩れしやすくなったりしてシューズの寿命を短くしてしまいます。
そのため、面倒くさくても、洗濯機は使わずに手洗いするようにしましょう。
水を切る時は新聞紙をシューズの中に入れると、シューズが乾きやすくなります。