ランニングタイツは見た目よりも機能面を見るべき! そのポイントとは?
近年、健康ブームに乗ってランニングも人気となっています。
皇居ランや朝ラン、誰でも参加出来るシティマラソンなど、ランニングに対して積極的なイメージがありますよね。
しかし、独自の方法で自己流のランニングをしていると体に負担をかけてしまうものです。
また、「これでいいだろう」と独断で購入したアイテムが自分に合わなかったというパターンもあります。
そこで、ランニングにかかせないランニングタイツの選び方などをお話していきます。
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ランニングタイツとは何なのか
ランニングタイツと普通のファッションタイツとは何が違うのかと疑問に思う方もいるでしょう。
簡単に言うと、ランニングタイツは走る際に使う筋肉を程よくサポートし、負担を軽くする機能があります。
その点を詳しく見ていきましょう。
その1:サポート機能
大きなポイントとして、筋肉のサポート機能があります。
そのため、タイツにはテーピングのようなラインがついています。
これらはふくらはぎや膝などの負担がかかる部分に働きかけ、適度な曲げ伸ばしができるようにしてあります。
逆をいえば、来るべきところに膝などが来ないと効果を発揮しないということです。
位置を合わせることでずれにくい素材ということも相まって、ふくらはぎや膝に大きな負担を与えずに済みます。
その2:疲労抑制機能
上記のサポート機能があってこそ疲労抑制効果があります。
適度に圧をかけることでふくらはぎのポンプ機能を生かし、血流を良くすることができます。
また、ふくらはぎの筋肉をある程度固定することでふくらはぎの揺れを少なくし、上下左右に揺れる際の痛みなどを少なくすることができます。
これらの効果で疲労を軽減し、より快適にランニングをすることができるのです。
その3:ボディパフォーマンス機能
上記の他にも、紫外線を通さないことや日焼け冷えの防止なども挙げられます。
紫外線や日焼けは普通に外出するのとはわけが違い、長時間日に当たってしまうために皮膚に大きなダメージを与えてしまいます。
日焼けしやすい人だと次第に皮膚がヒリヒリして走るどころではなくなってしまう場合もあります。
また、冬場は冷えてしまいます。
体が冷えた状態で走ってしまうと、筋肉がうまく働いてくれず、怪我の元になってしまいます。
ランニングする際のパフォーマンスを上げる効果もあります。
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ランニングタイツはどこで買えるのか
ランニングタイツは今ではピンキリで様々なところで買うことができます。
イオン系列やユニクロから名の通ったスポーツブランドまで、値段も2000円代から高いものは1万円超えまで揃っています。
どのくらい本気でランニングをするのかにもよりますが、買う場所はどこでも買えるというのは言えます。
では、どこで買ってもいいのかというお話になります。
スポーツ用品店がもちろんおすすめ
ランニングですから、スポーツ用品店で買うのが1番いいでしょう。
また、スポーツ用品店なら自分の足に合わせたタイツを選んでくれます。
そして、スポーツ用品店のランニングタイツ=サポート機能や疲労抑制機能などがついているいいものが置いてあるというメリットもあります。
各ブランドから出しているので、自分に合ったランニングタイツを選び出すのは素人目では難しい部分もあります。
そこは恥ずかしがらずにプロにおまかせしてしまいましょう。
ユニクロではだめなのか
ユニクロから出している2000円くらいのランニングタイツがあります。
「ダイエットでランニングを始めたい」「シティマラソンの短いコースに出てみたい」くらいのランニングであれば、申し分なく使えます。
ただし、こちらにはテーピングのようなラインがないのと、着圧感がスポーツブランドに比べると弱めになっているため、期待はしすぎない方がいいです。
本気でランニングをしたいという方であれば、最初の投資こそ高いですが、ブランドものを選ばれた方が体とパフォーマンスのためになると言えます。
ランニングタイツおすすめ4選
ここまでランニングタイツの特徴などをお話してきました。
今度はアスリートも使っているおすすめのランニングタイツを4つご紹介していきます。
各ブランドのオリジナルの技術や思いのこもっているランニングタイツは、それぞれ特徴が違います。
これらを参考に、自分の体に合うランニングタイツを検討してみてください。
ワコール CX-W
イチロー選手も愛用しているというワコールから出ているランニングタイツです。
ワコールと言えば女性下着のイメージが強いですが、しっかりとアスリート向けのタイツを作っています。
元々は、テーピング理論をタイツに入れることが出来ないかというところから発想し、女性下着を作っていた経歴から、ガードルの技術を取り入れて、お尻からふくらはぎまで様々な部位をサポートします。
急にスタートする、止まる、ねじるなどのスポーツならではの動きに特化し、体への負担を軽くする機能が満載です。
ゴールドウィン C3fit
3つのCであるCompression(着圧設計)Conditioning(コンディショニング)Comfort(快適さ)をクリアしたランニングタイツです。
疲労抑制を軸にし、適度な着圧でふくらはぎのポンプ機能を生かして、血流をよくします。
それにより、疲労による足のむくみが少なくなり、パフォーマンスに繋がります。
また、着圧タイツの着脱のしづらさに着目して、着圧しつつ履きやすいという技術も使っています。
そして何よりも軽いです。
1番軽いもので119gと単一電池より軽い重さになっています。
軽量化することで走る際の負担にならない設計がされています。
ミズノ バイオギア
ミズノのバイオギアは技術を詰め込んだような身体サポート機能のタイツです。
筋肉の動きを研究し、大きなラインでサポートするのではなく細かいラインで全体的にサポートし、皮膚の伸びに合わせて縦方向のストレッチを効かせるように設計しています。
さらに大きなポイントとして、骨盤を安定させるサポートがついているところが挙げられます。
下半身を支えるのは骨盤ですから、走る姿勢を考慮して前傾姿勢で軽く走れるように設計しています。
また、どこを軽くしたいか、どこをサポートしたいかによってシリーズも変わってくるので、自分に合ったランニングタイツを選びやすいです。
デサント スキンズ
野球のユニフォームや冬に大活躍の水沢ダウンでも知名度を誇るデサントのシリーズのひとつです。
2002年に誕生したスキンズシリーズは、若いブランドながらも多くの支持を得ています。
全体を均一に着圧するのではなく、その部位に合った着圧を施します。
また、スキンズのランニングタイツを履くことで筋肉の疲労が回復しやすい、疲労しにくいという結果も出ています。
これらは利用者の主観ではなく、実際の論文として研究結果が出されています。
論文も科学雑誌に掲載されているため、多くの人に知られている内容となっています。
多くのタイツは利用者の主観がクチコミとして広まっていますが、スキンズは科学的にも信頼されているランニングタイツと言えます。
まとめ
ランニングタイツと言っても様々あることが分かったと思います。
同じような形、素材、テーピングの形ですが、微妙に関わる部位が違っていたり、伸びの方向が違っていたりします。
自分の気に入ったデザインで選ぶこともランニングのモチベーションを高めるためには必要なことです。
しかし、機能的な部分を踏まえての選択でないと身体パフォーマンスがよくありません。
これらを参考に、ぜひ自分に合ったランニングタイツを選んでみてください。