初心者こそランニングシューズが必要!選び方のポイントと買い替えタイミング
体力増強やダイエットや運動不足解消など、これからランニングを始めようと思っている人も多いはずです。
家の周りを軽く走るだけでも、初心者にとってはかなりの運動になります。
しかし、普通のスニーカーで走っているなら、ひざを痛めてしまう可能性があります。
やはり、ランニングシューズを用意する必要があります。
そんなひざへの負担とランニングシューズの関係について紹介しましょう。
ランニングはひざへの負担が大きい
たまに運動しすぎたり体を動かしすぎて、ひざが痛くなった経験はありませんか。
普段の生活でもひざは立ったり座ったりしていて、曲げ伸ばしで負担がかかっています。
歩く時にもひざには衝撃が加わっていますし、足の中で脂肪も筋肉も少なく守ってくれるものがない弱い部分です。
しかも、ランニングしている時には、通常時よりも3倍から5倍もの負荷がかかっています。
ただでさえ弱いひざへの負担がランニングでさらに高まってしまいますから、ひざ痛や関節のダメージが増えてしまいます。
初心者ほどひざを守るシューズが必要
ランイングや運動に慣れている人と普段運動をしていないランニング初心者とでは、体が全く違います。
中級から上級者はしっかりと走るための筋肉が付いていますから、筋肉が体を守ってくれてひざへの負担を減らすことができます。
初心者はまだ筋肉が出来上がっていませんから、無理して走ってしまうと、ダイレクトにひざや足首などに負担がかかってしまいます。
個人差はありますが、スニーカーでだいたい2kmから5kmくらい走ったところで、初心者はひざの痛みを感じてしまいます。
ひどい故障や怪我を起こさないためにも、、筋肉の代わりに衝撃を吸収してくれるランニングシューズをはくのがおすすめです。
初心者向けランニングシューズ選びのポイント
ランニングシューズにも様々な種類がありますから、選ぶ時に迷ってしまうことがあります。
そこで、初心者に向いているランイングシューズ選びのポイントを紹介しましょう。
サイズがぴったりと合っているもの
走っている時にシューズがきつすぎたり緩すぎると、ランニングのパフォーマンスも落ちてしまいます。
きついと足指が痛くなってしまいますし、緩いとシューズの中で動いてしまって着地がしっかりと行えません。
しっかりとジャストサイズで自分の足に合ったものを選ぶのが重要です。
ゆとりはかかと部分に指が1本入るくらいがちょうどよく、足全体がシューズにフィットするものが理想です。
ジャストサイズかどうかわからない時には、ショップに店員さんに思い切って声をかけて手伝ってもらうのもおすすめです。
ソールに厚みがあるもの
初心者は筋肉がまだ十分発達していませんから、それをカバーしてくれるソールに厚みがあるタイプを選びましょう。
走っている時の衝撃を和らげてくれて、足やひざに負担がかからないようにサポートしてくれます。
ソールが厚くなるとシューズが重たくなるイメージがありますが、今のシューズは進化していますから軽くてソールがしっかりしたタイプも増えています。
走りやすくて足への負担を減らせますから、特にかかと部分のソールの厚さを意識して選びましょう。
初心者には柔らかめのソール
ソールの硬さもひざ痛と大きな関係があります。
ソールが硬くなるほどランイングのパフォーマンスが上がってくれますから、筋力に自信のある人や走り慣れている人なら硬めでもかまいません。
ソールは柔らかいほど足やひざへの負担を減らすことができますから、初心者は柔らかめを選んでおくのが得策です。
柔らかくなるほど筋肉への負担は増えますが、関節を保護する力は高くなります。
体の癖はインソールを活用する
人によって走る時にかかとの外側に重心がかかったり、内側にかかったりなど、長年の生活で染み付いた癖というものがあります。
なるべく癖を改善して正しいフォームで走るのが理想ですが、初心者のうちはそうもいきません。
そのため、正しく足の裏全体を上手に使うためにも、インソールを上手に活用するのがおすすめです。
インソールで足裏全体を均等に使いやすくなり、足のゆがみなどが起きにくくなります。
一部分に負担がかかるとひざの故障を発生させやすくなりますから、インソールで補正してあげましょう。
シューズの寿命の見分け方
ランイングシューズも毎日のように履いて走っていれば、徐々に劣化してきます。
劣化したまま走り続けると衝撃が足に伝わりやすくなり、ひざ痛など体の不調を抱えやすくなります。
ソールが磨り減ってきたら買い替え時
ランニングシューズで一番衝撃が加わりやすいのがソールのかかと部分です。
しっかり着地して蹴り出す部分ですから、どうしても他の部分よりも劣化が早くなります。
そんな衝撃を和らげる素材でできていますから、走っているうちに磨り減ってくると衝撃を和らげる機能も弱くなってしまいます。
見た目でかなり磨り減ってきたなと感じたら、シューズの買い替え時です。
目安としては、3層構造になっているソールのアウトソールが磨り減って、真ん中のミッドソールまで達したら新しいシューズにしましょう。
ソールが磨り減った状態で走っていると、衝撃が足に加わってひざや足を痛めやすくなります。
外側や内側など片方だけが磨り減っていると、足のゆがみにもつながります。
走行距離による寿命の目安
シューズの種類や使い方によって個人差はありますが、初心者向けのソールが厚いタイプのシューズなら、800kmから1000kmがシューズの耐久距離だと言われています。
人によっては走行距離を記録している人もいるでしょうから、一緒にシューズの管理にも使いましょう。
目安の距離を走ったなら、シューズのソールの状態を見ながら、買い替え時を逃さないようにするのが大切です。
中級者や上級者向けのシューズはソールが薄いですから、もっと早く寿命が訪れて、500kmから700kmで劣化してしまいます。
クッションの弾力性が低下
ソールだけでなく、シューズ内のクッション性も徐々に失われてきます。
クッション性や弾力性が失われるということは、衝撃から足を守る力も弱くなってしまいます。
ひざを痛めたり足の不調を起こしやすくなりますから、走っていて足が痛くなるようならクッション性が落ちてきてシューズの寿命に来ています。
アッパーの損傷
シューズのソールを除いた部分をアッパーと言います。
このアッパーも走っているうちに徐々に劣化してきます。
破れたり傷が付けばすぐにわかりますし、アッパーに損傷を見つけたら買い替えタイミングです。
知らず知らずのうちにアッパーも伸びますから徐々に緩く感じるようになります。
気づかずにそのまま履いていると足指がシューズの中で動いて負担がかかりますから、アッパーの伸びにも注意しておきましょう。
履いていないシューズも劣化する
デザインが気に入らないなど、いざ買ってみたけど実は履いていないシューズでも劣化してしまいます。
ソールの素材によっては履いていなくても空気の影響で、ソールが縮んだり痛んだりしてしまいます。
ソールはシューズと接着剤で固定されていますから、接着剤が劣化してしまってソールがはがれてしまうこともあります。
履いていないから大丈夫と油断せず、久しぶりに履くならきちんとシューズをチェックして痛みがないかどうか確かめてから使いましょう。
まとめ
せっかくランニングを始めるのですから、初心者は安全に長続きさせることを考えないといけません。
そのためにも、足やひざを守ってくれるランニングシューズは必須です。
選び方のポイントをしっかり押さえておけば、自分に合ったものが見つかりやすいです。
また、買ったシューズを履いて走っているうちに劣化してきますから、買い替えタイミングも見逃さないようにしましょう。