ランニング初心者にもランニングタイツは必要?普通のタイツとかでも代用できる?

ランニングを始めたばかりの人も、結構走り続けている人も、ランニングタイツを履こうかどうか迷ったことは一度はあるはずです。

でも結構お値段も高いし、まあ脚の保護と暖かくするだけなら普通のタイツでもいいか、と妥協している人もいるはずです。

しかしここでやはり、ランニングに特化したランニングタイツと普通のタイツは違う、ということ肝に銘じておいてほしいのです。





普通のタイツでも保温と保護程度なら

何時もはランニング用のパンツとかスカート、もしくはトレパンで走っている人でも、寒くなるとちょっときつく感じてしまうものです。

だから今日の走りにはちょっと、保温のためにもタイツを下に履いておこうと、1枚増やすこともあるでしょう。

勿論普通のタイツでも、保温という面に関しては、何も履かないよりはずっと温かいものです。

また生脚でなく1枚あることで、多少なりとも脚の保護にも役立ちます。

そういった点からすると、普通のタイツでもまあいいか、ということにもなりますね。

実際、ちょっと近場をのんびり走るくらいなら、普通のタイツでも問題ないかもしれません。

とは言えあくまでも、履かないよりはマシ、という程度ではあるのです。

残念ながら普通のタイツではストレッチも足りないので、長距離走っているとずれてきたりもします。

また靴の中でタイツの足元がねじれることもあります。

普通のタイツは普通の生活で、履くように設計されているということですね。





ダンスやバレエ用のタイツはどう

普通のタイツでストレッチが足りなければ、ダンスやバレエで使うタイツはどうだろう、と興味も湧くものです。

実際のところバレエなどで使用するタイツのストレッチは、半端ではありません。

何しろ脚を上げる、肩のあたりまで上げるのが当たり前の世界です。

なのでストレッチも勿論、よく効いてくれなければ役に立ちません。

そういった意味では、普通のタイツよりはずっと使えると言っていいでしょう。

しかしこれも、同じストレッチでもランニングのために使用する筋肉に則ったストレッチではないのも事実です。

ランニングタイツのストレッチが、脚の筋肉や関節部の保護をしてくれるためのものなのに対して、こちらはそういった機能はありません。

まあ何よりも、この手のタイツも結構なお値段がします。

それだったらいっそ、本物のランニングタイツを購入したほうが、ということですね。

量販店の機能性ランニングタイツはどう

まだランニング自体の初心者、続けられるかどうかもわからない場合は、まあウエアも全部揃えるというのも不安ですね。

手持ちのTシャツやトレパンで、とりあえず走るというスタートは、仕方のないことです。

足元が寒ければ、これも手持ちのタイツを履いてカバー、というのも悪くありません。

しかしこれは続けられそうだと感じた場合、また近距離でも例えば家の周りを毎日ジョギングできそうとなったら、最低でも量販店のランニングタイツを使用したいですね。

これならお値段も手頃なので、購入しやすいです。

普通のタイツに比べれば、それなりの設計がされていますので、普通のタイツよりはずっと走るのが楽になります。

サポート機能とかは期待できませんが、そこそこの着圧もあるので走りやすくなっているのです。

着圧が弱いということは、コンプレッション機能、疲労軽減効果はいささかと言ったところです。

しかし着圧が弱いので逆に履きやすく、履いている間の圧迫感が少ないというメリットもあります。

短距離でジョギング程度なら、ある意味おすすめと言えるタイツです。

ではやはりスポーツメーカーのランニングタイツが一番ということ

結論から言えば、スポーツメーカーのランニングタイツが最もランニングに適しています。

何故なら多くの機能が備わっているからです。

コンプレッション機能

疲労軽減に役立つのが、この機能です。

走っていればどうしても筋肉も、勿論脂肪も揺れます。

これを抑えることによって、疲労軽減させるのです。

また脚という、心臓から離れた部位ですので、どうしても血流は巡りづらくなります。

この部分に着圧をかけて、ポンプを働かせてくれるという機能です。

ふくらはぎの辺りにどうしてもむくみがよく起きるというのは、経験のある人は多いはずです。

それもこのポンプが上手く働いてくれないと起こる現象です。

特に長距離走る問には、全身に血流が巡らないと酸素も供給できません。

そういった意味でも、大変にお役立ちな機能なのです。

サポート機能

ランニングしていて最も故障が起きやすいのが、下半身の関節部です。

しっかりと筋トレをしておいても、長距離を走っていればその負荷のかかり方は半端ではありません。

それを少しでも和らげてくれるのが、このサポート機能です。

筋肉のラインに沿って、テーピングされたようにサポートが入りますので、関節部への負荷が減少します。

また体幹を整えてもくれますので、走っていれば崩れがちな体幹も、これで整えることが出来ます。

保温機能

これは他の普通のタイツでも同じ効果が得られるような気がします。

素材など勿論、似たようなものなので効果も同じ、と考えてしまいますね。

しかしランニングタイツの場合、この保温効果に加えて汗の吸収発汗にも役立つように設計されています。

保温した結果出た汗を、冷やすこと無く外に出していくという機能も、備わっているのです。

汗により冷えは、あらゆる運動をする人にとっての大敵です。

この機能はランニングタイツでは地味な機能にも思えますが、実は非常に重要な機能なのです。

皮膚や怪我のときの保護

1枚履くと履かないとでは、ころんだときの怪我の大きさにも差が出てきます。

残念ながらアウトドアスポーツの場合、この怪我は決して無いとは言えません。

もしもの時の脚の保護のためにも、ここはランニングタイツでカバーしておくべきですね。

また紫外線の問題もあります。

ランニング中に浴びる紫外線は、結構量が多いのです。

可塑や腕のカバーはしていても、忘れられがちなのが脚の保護です。

紫外線カットのためにも、特に長距離ランニングにはランニングタイツは必須ですね。

普通のタイツでは要はこれだけの機能は

ランニングタイツの持つ機能は本当に数多く、ランナーが必要としている機能を備えています。

普通のタイツでもカバーできる部分もありますが、これらの機能を全部備えているとなると、やはりランニングタイツしかありません。

そこまでして走るのもと思ったり、お値段がちょっとと思ったりする人もいて当然です。

しかしこれから先長く走る予定がある、長距離も段々と距離を伸ばしていきたい、などの気持ちがあった場合は一念発起も大事です。

ここは自分への投資としてランニングタイツの購入を考えてみて下さい。

最初はちょっとお財布につらい思いをさせるかもしれませんが、身体の辛さはぐっと減るはずです。

正直、関節部や筋肉の故障は起きてからでは後が大変です。

起きないように、転ばぬ先の杖、予防しておくことをおすすめしたいです。

勿論ランニングタイツも万能ではありません。

しかしこの1枚が、ランニング人生を長く続ける糧となる可能性もあるのです。

まとめ

普通のタイツでもまあいいか、と最初は誰でも思うものです。

しかしある程度の距離を、ある程度のスピードで走れるようになったら、やはり専用のランニングタイツを用意したいですね。

履かない時との違いが、最初に履いた時にはっきり出ますので、驚いてしまうかもしれません。

特に寒い時期は、ランニングタイツは大きく活躍してくれます。

ちょっと頑張って1枚、購入してみませんか。