意外と難しいマラソンシューズの紐の締め加減!正しい締め方とは?

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現在マラソンブームということから、ジョギングをしている人をよく見かけるようになりました。

そして、その走っている人の足元を見ると、皆さん様々なマラソンシューズを履いています。

そのように、走るためにはマラソンシューズを履くことは大切なことであり、マラソンシューズには走りやすくしたり、怪我を防止する役割があります。

また、その役割を十分に発揮するには、マラソンシューズの紐の縛る強さが重要になってきます。

そんなことで、マラソンシューズの紐を縛る強さについて紹介していきます。





シューズの紐を強く縛りすぎることによるリスク

走っている時のフィット感

マラソンシューズの特徴の一つは、走っている時のフィット感が良いことです。

走っている時に、足が靴の中でブレすぎてしまうと、マメができたり足首や膝を傷めたり、フォームを崩してしまいます。

そして、走りにくいことからスピードも遅くなります。

そのため、マラソンシューズの特徴でもあるフィット感はとても重要な機能になります。

これらのことから、フィット感をよくするためにマラソンシューズの紐をきつく縛ってしまう人もいます。

しかし、紐をきつく縛り過ぎるのは良くありません。

それは、足が靴の中で圧迫されてしまい、マメができやすくなるからです。

また、圧迫されることにより、血液の流れが悪くなったり、足裏全体でしっかりと着地や蹴り出しを行うことが困難になるので、フォームを崩したり脚を傷めてしまいます。

マラソンはただでさえ辛い競技なのに、そのような悪い状態で走ると余計辛く苦しくなります。

そして、マラソン練習の一つであるLSDは、2時間以上走る場合があります。

また、フルマラソンだと、マラソン初心者は5時間くらい走ることになります。

そのようなことから、マラソンシューズの紐をきつく縛り過ぎると、長時間足が圧迫されている状態になります。

そういう状態では、足の甲や指や裏や関節などを傷めるのは当たり前なので、紐の縛る強さには細心の注意を払うことが必要です。

傷める箇所は連動する

ジョギングをしていない人でも実際に経験している人が多いと思いますが、一般的なシューズでも紐を強く縛ると、足の甲の部分が痛くなります。

それは、甲の上で紐を縛っているため、そのことで甲の部分が圧迫されやすいからです。

そして、紐を強く縛っていることにより足の甲が痛くなってしまうと、ランニングフォームを崩す原因になります。

また、人間の体は痛い箇所をかばおうとする反応をするので、甲の痛みをかばおうとすることによって、足首や膝などを傷めてしまうこともあります。

そのようなことから、マラソンシューズの紐を強く締めすぎるのは避けるようにしましょう。





シューズの紐が緩すぎることによるリスク

マメができやすくなる

マラソンシューズの紐をきつくしすぎることについて説明してきましたが、それとは逆に紐が緩い場合も良くありません。

締め付けられるのが嫌で紐を緩くしすぎると、マラソンシューズの中で足が動きやすくなります。

それは、シューズの中で余計なスペースができてしまい、走っている時にシューズの中で足が遊んでしまうのです。

そのため、マラソンシューズの魅力でもある走っている時のフィット感が、なくなってしまいます。

そのことにより、シューズと足の間で摩擦が起きやすくなるので、マメができる原因になります。

マメといっても、バカにできません。

マラソンでは長時間走ることになるので、マメができてしまうと、走っている最中ずっとマメの痛みに苦しむことになります。

そして、それが血豆に変わり、マメが破けて流血してしまうこともあります。

そうなったら走るどころではなくなり、歩くのも辛くなります。

また、マラソンシューズの紐が緩すぎることにより、脚の力が地面に十分に伝わるにくくなるので、走るスピードも遅くなります。

そんなことから、マラソンシューズの機能を十分に発揮できなくなるので、損をしていることになります。

以上のように、マラソンシューズの紐を緩くしすぎると、自分の実力を十分に発揮することができなかったり、怪我の原因になるので、紐の縛り方は緩くしすぎないようにすることが大切です。

マラソンシューズが脱げてしまうことも

緩すぎるとマラソンシューズが脱げてしまうこともあります。

そんなことは滅多にありませんが、何かの拍子で脱げてしまいます。

何かの拍子というのは、マラソンシューズの踵の部分を後ろに人に踏まれたり、小石などに躓いたりした時にマラソンシューズの紐が緩いと、脱げやすくなります。

マラソン大会でそんなことがあると、かなりのタイムロスになるので注意が必要です。

マラソンシューズの紐のちょうど良い締め加減とは

紐の締め加減はランニング経験から分かっていく

マラソンシューズのちょうど良い締め加減とは、説明することは難しいものです。

そして、経験のあるランナーでも、マラソンシューズの紐を縛る時は、その微妙な締め加減が難しいので結構気を使って結びます。

そのため、ランニング初心者にとって紐の締め加減は難しいものであり、経験を重ねていくとなんとなく分かってきます。

紐を最後の穴に通した時の紐の残りの長さが、15㎝だとか16㎝あると良いという人もいますが、それはマラソンシューズによって余る紐の長さは変わってきますので、そのことは参考になりません。

マラソンシューズの紐の締め加減は経験により分かってきますが、その締め加減は締める力の入れ方がコツとなります。

紐を締める時は力を入れすぎず、紐がスムーズに締まるくらいの力で締めていき、ギュッと締めすぎないことが大切ですこのように、マラソンシューズの紐の締め加減は言葉で表現するのは難しいことになりますが、ランニング経験が増えていくことによりコツが掴めてきます。

シューズの紐は自分で縛って走ってみよう

足の形や感じ方は人それぞれになるので、人に自分のマラソンシューズの紐を結んでもらうのだけは止めましょう。

人は自分の適性の紐の締め加減は分かりません。

マラソンシューズの紐の締め加減は、自分で紐を縛って、実際に走ってみて分かります。

きつすぎる場合は、圧迫されることにより足が痛く感じ、緩すぎるとマラソンシューズの中で足が遊びすぎてしまい走りにくくなります。

そのような感覚が走っている時にある場合は、マラソンシューズの紐の締め加減が間違っているので、直す必要があります。

そして、フィット感が良く、走る感覚も良い場合は、その時のマラソンシューズの紐の締め加減はちょうど良いということになります。

自分に合ったマラソンシューズを選ぶこと

紐だけでなくマラソンシューズのサイズも重要

以上、説明してきたように、マラソンシューズの紐の締め加減は大切ですが、快適に走るにはそれだけでなくマラソンシューズのサイズも大切です。

紐の場合は、紐の締め加減で調整できますが、マラソンシューズのサイズが自分に合っていないと、マラソンシューズ自体を変える必要があります。

そのため、マラソンシューズを選ぶ時は、自分の足のサイズを把握して、自分に合ったマラソンシューズを選ぶことが重要になります。

走っている最中に足は少し大きくなる

ランニングは、着地と蹴り出しを繰り返すことから、走っている最中に足は少し大きくなります。

そのため、マラソンシューズの紐がきつすぎるとさらにきつく感じるようになってしまいます。

また、足が少し大きくなることから、足の親指の先とシューズの間に少し隙間があるほうが良いです。

それと、足の幅(甲周り)のサイズも重要で、それが合っていないとフィット感が悪くなります。

フィット感が悪いと、走りにくく怪我の原因になるので、自分に合ったマラソンシューズを見つけることをおすすめします。

まとめ

マラソンシューズの紐の締め加減は初心者には難しいものですが、経験のあるランナーでも気を使います。

そのことは、実際に走ってみて「きつすぎたな」や「ゆるすぎた」などと分かるようになり、次に活かすことができます。

そのように、マラソンシューズの紐の締め加減はだいたい分かってきますので、心配ありません。

マラソンシューズの紐の締め加減は、マラソンシューズの機能を十分に発揮することに繋がりますので、いい加減に締めないで、丁寧に締めましょう。