片減りはこうして防ぐ!マラソンシューズの片減りが起こる原因と対処法
マラソンシューズを履いて走っていると、ソールが片減りすることがあります。
片減りというのは、ソールのかかとの部分の片側だけが削れてしまうというような症状になります。
それを起こしたマラソンシューズで走っているとやはり体のバランスも悪くなりますし、それは防がないとなりません。
そこでここでは、片減りが起こる原因と対処法について紹介していきます。
身体のバランスが悪いから片減りを起こす
マラソンシューズが片減りを起こす原因としてもっとも考えられるのが、身体のバランスが崩れているという事です。
片減りを起こしたマラソンシューズを履き続けても当然身体のバランスは崩れていきますが、そもそも身体のバランスが崩れているという可能性も極めて高いと言えるでしょう。
でもなぜ身体のバランスが崩れていると片減りを起こしてしまうのでしょうか?
それは身体のバランスが崩れることで、足をつくとき、あるいは足が地面をける時にまっすぐ足がいかなくなるからです。
身体というのは絶妙なバランスで出来ているのです。
だから、何処かのバランスが崩れると、それに呼応するように様々なところのバランスが崩れていってしまいます。
足がまっすぐついたり離れたりしなくなるというのも、当然のことなのです。
では、どうしたらそれをなおすことが出来るでしょうか?
足を組む事をやめる
身体のバランスが崩れてしまい、それによりソールの片減りを起こしているという場合、そもそもの身体のバランスを崩す原因となっている行動をやめるというのが一番確実です。
身体のバランスを崩す行動としてまず挙げられるのは、足をくんで座ることです。
ついつい電車や家、あるいは会社や学校などで足をくんで座ってはいませんでしょうか?
足をくむということは身体をその姿勢でねじるという事ですし、骨盤の高さも変わってきます。
そういう足を組むクセがある人は、大体の場合である片方を上にしてしまうものですから。
そうしていつも同じ方が上になるということは、いつも同じ方に傾くという事で、身体のバランスが崩れるのも当然となります。
カバンを同じ方ばかりで持つのをやめる
カバンをいつも同じ方で持つというのも、身体をゆがませる原因と言えます。
たとえばいつもトートバッグを左肩にかけるとか、右手以外でボストンバッグを持つことがないとか、そういう状態の場合、間違いなく身体はゆがんでいきます。
いつも片方にだけ重力がかかることになりますし、いつも片方の筋肉ばかりを使うことになりますから。
だからそういうクセがある人は、カバンはなるべく左右均等に持つようにしていきましょう。
たとえば、行く時には右手で持ち、帰る時には左手で持つという風に、そもそもカバンを持つ手を分けてしまうということもおすすめです。
傾斜のあるところを走っている
マラソンシューズが片減りを起こしてしまう原因として、いつも傾斜のあるところを走っているということも挙げられます。
いつも傾斜のあるところを走っていれば、当然ながらまっすぐ足を下せば、地面に対して斜めにあたるようになります。
そうして地面に対して斜めに足が当たるようになれば、ソールが片減りを起こすのも当然と言えます。
ただこういう理由でソールが片減りを起こしている場合には、ある特徴がみられます。
両方とも同じ側が減っている
それが、両方とも同じ側が減っているという事です。
例えば、右足のソールの左側が削れている場合、左足のソールの左側が削れているということになるのです。
普通ソールの片減りを起こしている時には、双方別のサイドが片方削れていきます。
右足の右のソールが削れていき、左足は左のソールが削れていくものなのです。
あるいは、右足の右のソールだけ削れて、左足は何も行らないとか、そういった感じのことが多いです。
でも、傾斜がある地面を走っている場合には、双方同じサイドが削れていくのです。
地面自体が一方向に倒れているのですから、そうなるのは当然です。
一度ソールを見て確認してみてください。
傾斜を避けて走れば良いだけ
もしこういう理由で片減りを起こしているのであれば対処方法はすごく簡単だと言えます。
なぜなら、傾斜が無いところで走るようにすればよいだけだからです。
確かにランナーにとっては、環境的に走りやすいお気に入りの環境というのがあるものです。
それはすごくわかります。
でも、いくらお気に入りの環境だからといって、そこを走り続けることによってどんどんソールの片側が減っていき、いざまっすぐな地面を走る時に違和感があると感じてしまうようになっては台無しだと言えます。
だから、そうならないように普段からまっすぐな地面を走るようにしてください。
丸いものを置いて確認を
では、地面に傾斜があるかどうかはどうやって確認したら良いでしょうか?
それは丸いものを利用して行うと良いでしょう。
たとえば地面にビー玉を置くのです。
そしてそれが転がれば、そこには傾斜があるということになります。
もし転がらない、あるいは頃がりはするけれどすごく緩やかという場合、傾斜がないか、あっても問題ない程度になるので、そこで走ると良いでしょう。
ただこうしてビー玉で傾斜を判断する場合、風には注意が必要です。
風で転がされるということもありますから。
走り方が悪いという場合もある
身体は特別ゆがんではいないし、道もまっすぐなところを走っているけれど、それでもソールが片減りをするという事もあります。
そういう時の原因として感がられるのは、やはり走る時のフォームが悪いという事でしょう。
身体がまっすぐだからといって、それだけでまっすぐ足が入り、まっすぐ足で蹴れるとは限りません。
だから、もしソールが片減りしているというのであれば、一度自分のフォームをチェックしてみると良いでしょう。
フォームをしっかりとチェックすれば、自分の足がどうはいっているのか見ることができて、どうなおせばよいかも見えてくるでしょう。
あとは微調整を繰り返していくだけで問題なくなります。
どうやってチェックするのか
でも、どうやって自分のフォームをチェックすれば良いのでしょうか?
それは別段特に難しいことはありません。
自分のフォームをチェックしようと思ったら、自分が走っているところを色々な角度から動画で撮影するようにすればよいのです。
今どきのスマートフォンであれば、ほとんどのものでかなり画質が良いです。
だからソレを使って撮影することがおすすめです。
何処かの地面にスマートフォンを置いて、その周りを走り、走っている足のアップや引きの映像を確認してみてください。
改めてそうして映像で見てみると、どういう風に自分が足を動かしているかがよく分かるでしょう。
足の動かし方というのは、意識だけではやはり改善は難しいです。
どこがどう悪いのかがはっきりと自分に分からないと改善しづらいですから。
だからこそ、動画を使うのです。
せっかく動画を撮影できる端末があるのですから、是非それを活かしてみてください。
フォーム矯正のグリップを使う
マラソンシューズのソールの片減りが起こる理由として考えられるのは、主に上記の3つになるでしょう。
身体のバランスや傾斜というのは、意外と簡単になんとか出来るところです。
でも、走り方に問題があるという場合、やはり簡単にはなんとかできません。
動画を見て改善しようと心がけても、それでも難しいところがあるのです。
だからそれに関しては、他の解決方法とも併用して、色々試して改善していくというのがおすすめです。
そしてそんな他の解決方法としてあげられるのが、フォームを矯正するアイテムを使うという事です。
実は世の中にはフォーム矯正グリップなるものがあります。
そのグリップを握りながら走るだけで正しいフォームで走ることが出来るようになるというものなのですが、それも試してみる価値はあります。
身体の使い方が矯正される
当然のことではありますが、足のつき方や蹴り方に偏りがある場合、多くの場合で足だけのフォームが悪いわけではありません。
そこが悪いということは、身体の他のところが悪いからそうなっているという可能性だって十分に考えられるのです。
こうした矯正グリップは、そんな上半身の身体の使い方を矯正してくれるものになります。
だからこそ、使った方が良いと言えるのです。
そうして微細な上半身のブレをなおしていきましょう。
ただし依存してはいけない
ただし、このグリップに依存してはいけません。
このグリップが無いと正しいフォームで走れないというようでは全く意味がないからです。
ずっとそれをもって走るわけにはいきません。
最終的にはそれなしでただしいフォームで走ることが出来るようにしないとならないでしょう。
だったら、いつもそればかりを使うのは良くありません。
数回使ってそれでしっかりと正しいフォームの感覚を身体に覚えさせたら、しばらく封印するということを繰り返して、正しいフォームを完全にマスターしていきましょう。
整体に通うのもあり
整体に通うのも、マラソンシューズが片減りを起こしている時にはアリだと言えます。
整体に通うというのは当然ながら身体のゆがみがどうしても直らない時の対処法です。
身体のゆがみは、基本的には身体をゆがませる行動をとらないようにしたらなおるものです。
でも時にはそういう行動をしないようにしてもなおらないことがあります。
それはやはり、身体をゆがませる原因が他にあったり、簡単にはなおせないくらいの深いゆがみがあったりするのでしょう。
もしそうなのであれば、それはやはり、整体師に見てもらい、しっかりとプロの目で見て、触ってもらうのが一番だと言えます。
そして、どこがどうまがっているのかを指摘してもらいましょう。
もちろんそこでの治療でもある程度は良くなるでしょうが、最終的には同じ歪みを起こさないように行動しないとならないわけですから、それを聞くのは忘れてはなりません。
どこがどう曲がり、どう気をつければよいのか、整体にいったら必ずそれを聞くようにしてください。
整体はちょくちょく行くべき
一度整体で見てもらったら、やはり整体にはちょくちょく行くべきだと言えるでしょう。
制定で教わったことを実践しようとしていくと、当然ながらそれを強く意識して生活することになります。
そんな風にある一つのことを強く意識して生活していくと、他のことがおろそかになったりします。
そうして他のことがおろそかになると、そのせいでどんどんまた違うところのバランスが崩れていってしまうこともあるのです。
だから、ちょくちょく整体にいって、ずれていないか見てもらった方が良いでしょう。
いうなれば、それが片減りの予防になるのです。
片減りがおこってから身体のトラブルをなおしていくよりも、どう考えてもそれが起こる前に防いでいった方が健康的になります。
なので、ちょくちょく整体に行くのが効果的なのです。
もちろんその分お金もかかりますが、それでもソールが片減りを起こすために靴を買い替えるよりはかなり安くなるでしょう。
片減りを起こす度買い替えるという対策もある
一応片減りへの対策方法としては、片減りを起こす度に買い替えるというのもアリではあります。
そうすれば、どんどん身体のバランスが崩れていくということはないでしょうし、その片減りによって怪我をするということもないでしょうから。
でも、それではやはりかなりお金がかかります。
そして根本的な解決にはならないので、ずっと定期的にお金がかかり続けるでしょう。
定期的に整体に行くのであれば、次第に行くペースを落とすこともできますから、そうはなりません。
当然整体に行けば身体は良くなるので、他の病気や怪我にも強くなるでしょう。
だから、コストパフォーマンスという観点でみれば、むしろ定期的に整体に通う方が良いとも言えるのです。
なので、最初は抵抗があるかもしれませんが、是非整体に通ってみてください。
まとめ
マラソンシューズの片減りがおこっている時に考えらえる原因は、身体がゆがんでいるか、フォームが崩れているか、あるいはそもそもの地面に傾斜があるかの3つになるでしょう。
まずは自分がどの理由でソールの片減りをおこしているのかという事をしっかりと調べて、そして正しい、自分にあった対処方法で解決していくようにしてください。