どのくらいが良いの? マラソンシューズの紐のきつさの正解とは

%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%ba

マラソンシューズの多くは、紐がついていて、その紐である程度はきつさを調整できます。

だからこそ、そのひものきつさの正解が分からないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

実際問題、マラソンシューズの紐のきつさはどのくらいにするのが正解なのでしょうか?

ここではそんな、マラソンシューズの紐のきつさの正解について紹介します。





締まっている感じがするのはきつすぎる

マラソンシューズの特徴は、フィット感があることです。

そのフィット感があるからこそ、マラソンシューズ特有のばねが活きてきて、走りやすくなったり、膝や関節等への負担を減らしてくれたりするのです。

だから、きつく縛ってよりフィットさせようと思ってしまう人もいるでしょう。

でも、しまっていると感じるほどにきつくしめるというのは良くありません。

具体的には靴の中で指を動かすことが難しく、ギュッと締め付けられていると感じる状態になるのが、良くないという事です。

そういう状態ですと、どうしても足に血が通いづらくなり、途中で足が痛くなってしまう可能性がすごく高くなります。

その状態で運動をするのも問題ですし、その状態で長くいるということも問題です。

マラソンは、長い場合はゆうに2時間3時間走ることもありますし、一人で練習する時でも、短くても30分くらいは走るという人が多いでしょう。

だから、最低その位の時間はその状態で締め付けられているいう事になります。

それでは足が痛くなるのも当然と言えるでしょう。

特に甲が痛くなりがち

ぎゅっと締め付けられていると、特に足の甲が痛くなりがちになります。

足の甲が痛くなると、当然ながら走っていてもその甲を少しでもかばいながら走ろうとしてしまうでしょう。

でも、そうしてかばいながら走ろうとすればするほどに、また別の個所が痛む可能性を高くしてしまっているのです。

そうして気がついたら全身痛くなってしまっていた何ていうことにもなりかねません。

だから、マラソンシューズの紐をきつく締めすぎるのは良くないのです。





ゆる過ぎると機能が活きてこない

では逆に紐を緩めにつけていた場合はどうなるのでしょうか?

靴の中で足が多少動かせるくらいにゆるく紐をつけたら、まずその時点でフィット感が低下します。

マラソンシューズの最大の特量であるフィット感が低下したら、マラソンシューズの特性が活きなくなってきます。

マラソンシューズ特有のバネも、適切なきつさの紐の時よりもはるかに活きなくなってきますし、膝や関節のサポート機能もほとんど活きなくなってくるでしょう。

それでは、別に一般的なスニーカーを履いて走っているのと変わりなくなってしまいます。

当たり前のことではありますが、一般的なスニーカーを履いてマラソンを走るというのはある意味では自殺行為と言えるでしょう。

だから、ひもをゆるくしすぎるというのもよくありません。

ゆる過ぎると靴連れも起こりやすくなる

紐がゆる過ぎると、靴擦れも起こりやすくなってしまいます。

紐が緩いという事はフィット感が足りずに、靴の中で足がある程度動くようになります。

そうして足がある程度動いてしまうということは、それだけ足と靴がぶつかる回数が増えるという事になります。

汗をかいたりしてある程度蒸れているところに、そうして何度も靴をぶつけていったらどうなるでしょうか?

当然ながら靴によるダメージで靴擦れを起こしてしまう可能性が高くなっていきます。

当たり前の話ではありますが、靴擦れを起こした状態でマラソンを走るというのはかなりキツいです。

靴擦れを起こしているような箇所は、紐のきつさを変えたり、靴下を変えたり、あるいは当然マラソンシューズ自体を変えたりして、環境を変えていかないと、ずっとそこがぶつかることになります。

ずっとぶつかっていくということは当然、そこがずっと痛むという事です。

つまり、痛みに耐えながらマラソンをしていかないとならないのです。

さらに言えば、その痛みはだんだんとひどくなってくるでしょう。

傷んだ箇所をさらに傷めながら走るのですから、より痛く感じるようになるのは当然なのです。

こうならないように、紐はしっかりとしめることがおすすめです。

15センチ弱くらい余るのがちょうど良いきつさ

では、きつすぎずにかつ、ゆる過ぎないというちょうど良い紐のきつさとはどのくらいなのでしょうか?

きつさを口頭で説明するのは難しいところがありますが、それを説明する方法もあります。

それが、残った紐の長さで説明するという方法です。

しっかりと適切なきつさで紐を結んでいけば、だいたい最後の穴まで通したところで15センチ弱あまります。

15センチ以上あまるようだとさすがにきつすぎると言えますし、12センチ以下くらいだとやはりそれはゆる過ぎると言えるでしょう。

だから、だいたい15センチ弱余るのが正解だと思っておくと良いです。

そのくらい余らせるためには、当然紐の一番最初の段階からしっかりと締めていかないとなりません。

最初の段階をしめないで最後に帳尻を合わせようとしても、15センチ弱余らせることは難しいでしょう。

出来たとしても、明らかにしまっている感じがして、これは違うなという事になりかねません。

だから、しっかりと一番下のところから徐々にしめていくようにしてください。

きつすぎると感じたらもう少しゆるくても良い

足の感じや靴との相性は人それぞれ違うものです。

だから、必ずしも15センチ弱のところがちょうど良いとは言い切れません。

あくまでも、一般的には、15センチ弱位余るのが理想だと言うことで、人によっては10センチくらいで十分フィット感があり、かるきつすぎない状態を作り出すことができる人もいるのです。

だからそのあたりは臨機応変に考えていくと良いでしょう。

きつすぎずゆる過ぎずはこの辺かな?

と自分の中でしっくりくるようなところがあれば、当然その感覚を信じるのもアリです。

そもそものシューズのサイズも大切

シューズの紐のきつさはそうして、だいたいしめおわって15センチ弱余っている程度か、あるいは自分の中でゆる過ぎずきつすぎずでしっくり来るところで結んでいけば良いですが、それにはそもそものシューズのサイズというのもすごく大切になってきます。

そもそのシューズが小さすぎたりしたら、15センチ余るくらいに閉めたら明らかに締めすぎになるでしょう。

シューズのサイズは、自分のホントの足のサイズよりも1センチくらい大きいものを買うのがルールと言えます。

マラソン中に足は大きくなる

なぜならマラソン中に足は大きくなるからです。

むくんだり、汗を吸ったりして、マラソン中に足は大きくなるのです。

だからあえて大き目を選んで、きつすぎない程度にしっかりと結んでフィットさせるというのが正解なのです。

こういう正解のサイズを選べば、15センチ弱位の長さを余らせたところで、きつすぎずゆる過ぎないと感じる人も多くなるでしょう。

今サイズが合っていないのであれば、思い切ってマラソンシューズ自体をかえてしまうのもアリです。

まとめ

マラソンシューズの紐のきつさの正解は、ゆるすぎず、かつきつすぎない、結ぶ前のしめおわった段階でだいたい15センチ弱くらい紐が余るというきつさが適切になります。

しっかりと適切なきつさで紐を結んでいって、マラソンシューズの性能をしっかりと引き出してあげて下さい。

せっかくのマラソンシューズですから、活かさないともったないです。