実は使える?上半身用のランニングタイツのメリットとデメリット

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ランニングタイツを使用している方の多くは、下半身用のランニングタイツを使用していることでしょう。

でも実は、世の中には下半身用のランニングタイツだけではなく、上半身用のランニングタイツというものもあるのです。

それは、下半身用のランニングタイツとはまた違う特徴を持ちます。

そこでここではそんな上半身用のランニングタイツのメリットとデメリットを紹介していきます。



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上半身用は姿勢をただす効果が期待できる

下半身用のランニングタイツは、たとえば疲労回復の効果を期待したり、ケガ防止の効果が期待できたりするものでした。

しかし上半身用のランニングタイツはそうではありません。

上半身用のランニングタイツは、上半身の姿勢を正す効果があるのです。

上半身の走っている間の姿勢というのは、意外と意識していない人も多いです。

だけどこうした上半身用のランニングタイツを使えば、そのあまり意識の行き届かない上半身の姿勢もキープしやすくなるのです。

上半身の姿勢が悪いと変な負荷がかかる

上半身の姿勢が悪いと、当然ながら、上半身のあらゆるところに変な負荷がかかるようになります。

たとえば、すごく前傾姿勢の状態をずっとキープしていると想像してみてください。

まず間違いなく首や腰が痛くなるでしょう。

そうして腰や首が痛くなると、走ることとは直接関係ないようなところのせいで、走ることを中断しないとならなくなります。

それはすごく勿体ない事です。

でも、こうして上半身用のランニングタイツで上半身の姿勢を正すことができたらどうなるでしょうか?

まず変な負担がかからなくなるので、すごく走りやすくなるでしょう。

また、身体の軸が変な風にぶれたりしないので、余計なスタミナを消費することがなくなります。

そういう意味でも、より走りやすくなります。

ということは当然、ランニングの効果も出やすくなると言えるでしょう。

だから、上半身の姿勢を良い状態にキープできるということはすごく良い事なのです。



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呼吸がしやすくなる

上半身用のランニングタイツを使うと、呼吸がしやすくなる効果も期待できます。

というのも、まず上半身が良い状態にキープされているわけですから、それによって呼吸がしやすくなります。

前のめりの猫背の状態や、変に体がそっている状態では、しっかりと身体の奥まで呼吸が行き届かなくなります。

身体の奥まで呼吸が行き届かないということは当然、呼吸が浅くなり、すぐに苦しくなってしまう可能性が高くなるという事です。

すぐに苦しくなるというのは、イコールですぐに疲れてしまうと言えます。

すぐに疲れてしまっていたのでは、ランニングの効果は出づらくなるでしょう。

ランニングは最低でも30分はしないとならない

ランニングは、最低でも30分はしないとなりません。

もちろん、そのランニングの目的にもよります。

ただ単に体力がないから、体力をつける為に走っているというのであれば、あまり時間は意識しなくてもよいかもしれません。

もちろんそういう人でも、長く走ることが出来るようになるに越したことはないので、30分くらいを目安にしたいところですが、より30分は走らないとならない人がいます。

それが、ダイエット目的でランニングをしているという人です。

ランニングをする人の多くが、ダイエット目的なのではないでしょうか?

ダイエット目的の有酸素運動は、だいたい運動をはじめてから20分後に効いてきます。

つまり、20分以上は運動しないと、脂肪は燃えていかないのです。

ということは当然、最低30分は走らないとだめになります。

30分くらいなら走れると思う人も多いでしょうが、呼吸が浅く、直ぐに辛くなってしまう人が30分走るというのは楽ではありません。

だから、呼吸をしやすく出来る上半身用のランニングタイツがすごく有効になるのです。

胸が開き気味になるので呼吸が楽になることもある

上半身用のランニングタイツを着て呼吸が楽になるというのは、猫背気味なのが解消されて、姿勢が正されるから楽になるというだけではありません。

上半身用のランニングタイツは、ただ姿勢を正すだけではなく、胸を開いてくれる効果もあるのです。

胸を開いてくれるということは、それだけそこに空気が入りやすくなるということになります。

なので、必然的に呼吸が楽になるでしょう。

意識的に胸を開こうとすると、どうしても身体が変な風に後ろにそってしまったりするものです。

でもそうして身体が後ろにそってしまうと、すごく走りづらくなり結局疲れてしまいます。

だから、こうして胸を自然に開いてくれる効果というのは、実はすごく助かるものなのです。

上半身の温度調節機能がある

ランニングタイツには、汗をすぐに乾かしたりしてくれる温度調節機能もあります。

下半身用にそれがあるということは、当然ながら上半身用にもそれがあるということになります。

下半身も確かに走っているとすごく汗をかきます。

でも、下半身で一番汗をかくのは、おそらく足の裏でしょう。

では上半身はどうでしょう?

上半身には、汗をかきやすい背中や脇の下があります。

ということは当然、下半身よりも汗を沢山かくと言えるでしょう。

そんな風に汗をたくさんかくにも関わらず上半身用のランニングタイツを着ないというのはすごく勿体ないことです。

汗が冷えると体温を下げてしまう

汗が冷えると、体温を下げてしまいます。

そして当然体温を下げてしまうと、風邪をひいたり、体調を崩したりする可能性は高くなります。

健康のために運動をしている方も多いだろうに、その運動が原因で風邪をひいてしまうというのであれば、それは本末転倒以外のなにものでもありません。

だから、ランニングをする人はそうならないように、汗をかいたらすぐにソレを発散してくれて、身体を冷やさないようにしてくれる上着を着るべきなのです。

もちろん身体を温めるものもある

もちろん下半身のランニングタイツ同様に、シンプルに身体を温める目的のものもあります。

下半身を温めた方が人は暖かく感じるものですが、では上半身は温めなくてもよいのかというと、まったくそんなことはありません。

上半身だって温めた方が良いに決まっています。

上半身が冷えたまま走っていたのでは、なかなか汗をかくこともできないでしょう。

だから、ランニングに本来あるはずの代謝を上げる効果なども薄くなっていってしまう可能性があります。

そして上半身が冷えたまま走っていたのでは、上半身にケガをさせてしまう可能性も出てきます。

上半身は、下半身にくらべると、ランニング中に痛める可能性は少ない個所ではあります。

でも、肩はずっと動いていると言えますし、腰や背中にも走ることでの衝撃はかかります。

だから、もしそのあたりが冷えてしまっていて、上手くその衝撃を逃がすことができない状態だったりしたら、怪我をする可能性はかなり高くなると言えるでしょう。

しかもそのあたりは怪我するとなかなか治らないところだと言えます。

なので、身体を温めるということはすごく重要です。

それが出来る上半身用のランニングタイツは、着るべきでしょう。

身体の疲労回復効果はあまり期待できない

上半身のランニングタイツは、身体の疲労回復効果はあまり期待できないと言えるでしょう。

下半身のランニングタイツはそれがウリですが、上半身のウリは、上記のようなところに集約されています。

もちろん前述のように間接的に疲れづらくするということはあります。

でも、それは疲労を回復させるのとは違います。

そもそも上半身の筋肉は、下半身のそれと比べるとやはりそこまで酷使されているわけではありません。

だから、そこまでしっかりとした締め付けは必要なく、疲労を回復させるほどの効果は必要なかったりするのです。

そこまで酷使するわけではないのに、無理に締め付けようとしても、逆に呼吸がしづらくなったりして、一番の特徴である呼吸をしやすくするというところを無くしてしまう可能性が出てくるのです。

それでは勿体ないので、そこまでの締め付けはないのでしょう。

上半身は力を抜いて走るべき

走り終わると上半身が疲れているという方は、上半身のランニングタイツに疲労回復効果を期待するのではなく、そもそも上半身の力を抜いて走ることを意識した方が良いでしょう。

走っているとついつい上半身に力を入れてしまうという気持ちはわかります。

でも、上半身に力をいれたからといって、それはただ上半身が疲れてしまうだけです。

決してそれがタイムを縮めることに繋がったり、楽に走ることに繋がったりすることはないでしょう。

それは上半身だけではなく下半身にも言えることです。

ランニングとは基本的に身体の余計な力を抜いて行うものです。

だから、タイツに頼らず、そもそもあまり力を入れないで走ることができるように意識していきましょう。

交換頻度が高いのもデメリット

上半身用のランニングタイツは、交換頻度も高くしないとなりません。

下半身用のランニングタイツは、そこまで汗でびしょびしょになるということはないでしょう。

でも、下半身用のランニングタイツでカバーされているところと、上半身用のランニングタイツでカバーされているところは、汗の量がまったく違います。

先述の通り、上半身というのは、すごく汗をかきやすいところなのです。

そしてそんな汗をかきやすい上半身にすごく汗をかいたら、次の日にまたソレを着て走るというのはすごく気持ちが悪いでしょう。

きちんと干しておけば汗は乾いていることは乾いているでしょうが、不快感はありますし、においが気になる可能性もあります。

なので、一回走ったらしっかりと選択をしないとなりません。

ということはそれだけ沢山用意しておかないと、洗濯が間に合わない可能性が出てくるという事です。

その交換頻度の高さはデメリットでしょう。

下半身用なら交換しないでもいける

あまり汗をかくことがない下半身であれば、2回3回使用するまでは洗わないという選択肢を選ぶことも可能になります。

それならば、たくさんストックを用意しておいて、頻繁に交換しつつやっていくという方法をとらなくても済みます。

それは、経済的に助かることなのです。

ランニングタイツは、決して安い買い物ではありませんから。

上級者にはあまり意味がないこともある

ランニングタイツのデメリットとして、ランニングをはじめてからしばらくたつような上級者にはあまり意味がない可能性があるという事も言えます。

フォームがどうしても崩れがちなランニング初心者であれば、確かに上半身のフォームの矯正は必要になるでしょう。

でも、上半身のフォームがすでにできている上級者だったらどうでしょうか?

上級者の場合は、その上からさらにフォームを矯正しようとしても意味がなくなります。

上半身用のランニングタイツの一番のメリットがなくなってしまうのです。

それでは、使う意味もないでしょう。

温度調節は他のものでもできる

上半身用のランニングタイツにはまだ温度調節の機能もあります。

しかし、こうした温度調節の機能があるのは、何も上半身用のランニングタイツだけではありません。

こういう機能というのは、今や意外とファストファッションなどで売っている商品にもあります。

もしそういうものを買えば、一枚1000円くらいで買えるでしょうから、かなり経済的には楽になると言えるでしょう。

上半身用のランニングタイツのその温度調節機能の特徴というのは、他の特徴に加えてその力があるからこそ、良かったのです。

でも、他の力があまり意味をなさなくなってしまう人にとっては、わざわざその機能だけを高いお金を出して買う必要は全くありません。

もちろん見た目的な問題や、気分の問題はありますから、買ったら絶対に損をするというわけではないです。

買う事も全く問題ない事ではあるのですが、上級者の人の場合、初心者がソレを買うことに比べて、なんとなく金銭的には損をしがちであるということは確実でしょう。

まとめ

上半身用のランニングタイツは、姿勢や呼吸をただし、より走りやすくしてくれる効果があり、下半身用のランニングタイツ同様に、高い温度調節機能ももちます。

そんなアイテムだからこそ、特にまだランニングを始めたばっかりだという人におすすめです。

正しいフォームを身体に覚えさせるためにも、下半身だけではなく、上半身のランニングタイツを使ってみると良いでしょう。