ちょっとそのへん走るだけでも、ランニングシューズは必要?目的別にシューズを用意すべき?

あまり走ったことはないけれど、どうもこの頃身体も重いし運動不足なのは明らか、でもジムに行くのも億劫だという時に、軽く走ってみようかと思う人は多いはずです。

家の周囲でも15分位毎日走れば、結構な運動になるのではと、軽いジョギングを始めたりしませんか。

でもそんな時、ランニングシューズは用意すべきでしょうか。

軽いジョギング程度なら、スニーカーで充分と思う人少なくないはずです。





運動用のシューズと言っても実は様々

スポーティーな靴といえばスニーカーですが、同じような形で同じようなスニーカーに見えても、実はいろいろと用途に応じて違いがあるのです。

スニーカーもしくはウォーキングシューズ

厳密に言えば、スニーカーとウォーキング用のシューズにも違いはありますが、歩くための靴ということでここではまとめてみます。

ウォーキングもしくは歩くために楽に作られた靴です。

日常生活でも楽に履けて歩けますし、革靴などに比べれば格段に安定感もあります。

昔は運動靴に代表とされる種類でしたが、今ではぐっとスマートにスニーカーと呼ばれています。

デザインも格段にアップしました。

勿論おしゃれ用のスニーカーもありますので、全てがスポーツ用というわけではありません。

ジョギングシューズというもの

文字通り、ジョギングのための靴です。

ランニングシューズとどう違うのかと言われれば、運動の違いをまず上げなくてはなりません。

ジョギングとランニングは、運動時のスピードの違いがまず上げられます。

一緒に走っている人とおしゃべりできる程度の楽な走りの場合、これはジョギングと呼ばれます。

所謂健康目的で走る人の場合、このジョギングでの運動が多いですね。

なのでシューズも、ランニングシューズよりも安定感のあるものに仕上がっています。

スピードよりも安全性に重点を置いて作られているのですね。

ランニングシューズの場合は

ある程度の記録を目標にして走る場合、ジョギングからランニングへと運動は変化します。

走る速さも距離も長くなっていくと、ランニングと呼ばれるようになります。

こうなると、健康のためとかダイエットのためよりも、完全にスポーツになってくるのです。

なので自然、ランニングシューズも他のシューズと作りが違ってきます。

早く長く走るための設計が、されているのです。

例えば通気性など、他のシューズに比べて格段に上がっていますので、長時間早く走っていても蒸れにくくなっています。

自重も軽く作られていますので、脚への負担も少なくなっているのです。





ちょっとその辺走る場合でもシューズは用意すべき

さてでは、運動の違いを頭に入れてシューズを選んだほうが良いのでしょうか。

例えば、ちょっと思いついて家の周辺を軽く走ろうかと思った時に、やはりランニングシューズを履いたほうが良いかという問題です。

実際、今日からしっかりと走るのでと決心して、それなりの準備運動や筋トレもしてから走る場合は勿論、シューズの用意も万全です。

しかし、ちょっとその辺を走るという場合、しかも続けられるかどうかわからないという場合、わざわざランニングシューズを購入する必要はあるのでしょうか。

これ実は悩んでいる人が多いし、実際まあいいかでスニーカーで走ってしまう人もいるはずです。

実は筆者もやりました。

どうしても運動不足が気になって、でもたまたまスタジオの休みが重なったので、数日間だけその辺を走ろうと思ったのです。

せいぜい10分というところだしと、スニーカーで走ってしまったのですが、これは失敗でした。

思った以上に脚への負担が大きかったです。

たかが10分でも、軽く走る程度でも、舗装路をというのならそれなりのシューズの用意が、必要でしたね。

特に街中で走る場合には

今の世の中街中はまず、道路は舗装されています。

土の上を走った経験のある人の場合、舗装路とのクッション性の違いは大きく感じられると思います。

舗装路の硬さは、普段歩いているだけではあまり実感できませんが、走るという行動になると大きく関係してきます。

軽くでもこの舗装路を走る場合、やはり普通のスニーカーよりもクッション性に優れたランニングシューズは、使用したほうがおすすめです。

勿論ゆっくり走ったり時間が短ければ、ジョギングシューズでも充分です。

ウォーキングや普通の歩きとランニング・ジョギングとの大きな違いは、片足が地面についているかどうかです。

ウォーキングなどの場合、必ず片方の足は地面についています。

対してジョギングやランニングなどの走るという行為は、一瞬だけでも両足が地面から離れることがある運動なのです。

つまりはジャンプしているようなものですね。

ジャンプからの着地が脚に大きく響くように、走ることでの脚への影響はやはり大きいということなのです。

短距離でも短時間でも、出来ればランニングシューズもしくはジョギングシューズを履いておきたいものですね。

ジョギングシューズとランニングシューズはやはり違う

さて同じ走るという運動をしていますが、ジョギングとランニングには大きな違いがあります。

早い話が運動量の差と、目的意識の違い、と言ったところですね。

気分や他人に打ち勝って、記録を伸ばしていくのがランニングの特徴です。

ジョギングの場合、無理せず楽しく走って健康になるというのが、大きな目標です。

走るスピードも距離も、身体への負担もかなり違ってきます。

なので、ランニングシューズのほうが軽く通気性もよくクッション性も高く作られています。

走ること、記録を出すことに特化した作りになっているのですね。

でもジョギングシューズの場合は、怪我をできるだけ少なくするように、安全性を高めた設計になっています。

正直なところ、ジョギングシューズでランニングをしたら、記録は伸びません。

一方、ランニングシューズでジョギングした場合、脚は軽くなるでしょうが安定性は減ってしまいます。

それぞれ適した靴を選ぶのが、最もおすすめだということです。

ウォーキングにもランニングシューズは使える

専門店に行くと、多くのシューズが目的別に並んでいます。

見てみると、ランニングシューズの色のバリエーションの多さとか、格好の良さに目を引かれるのは間違いありません。

ランニングシューズ、マラソンランナーの履いているのを見ていると、本当に色彩もデザインも格好のいいものが多いですね。

しかしウォーキングシューズの場合、ちょっとその辺りに不満を感じる人がいないではありません。

安定性に優れたウォーキングシューズですが、どうもターゲット年齢がいささか高齢に傾いているようで、色彩などが地味に感じられることが多いのです。

若い人だと、ちょっと引いてしまう人もいますね。

なので色彩豊かなランニングシューズでのウォーキング、したくなるのも当たり前です。

勿論ランニングシューズも、安全性もしっかりと考えられて作られていますので、ウォーキングに使用することは問題ありません。

ただ足裏の安定性の問題から、ジョギングに使用するなら初心者用のランニングシューズを使うのがおすすめです。

初心者用のランニングシューズの場合、かかと部分のクッション性が優れているので、安定性も良くなっているからです。

まとめ

いろいろと目的別に、シューズも多彩に用意がされています。

出来れば目的別にきちんと、ランニングにはランニングシューズ、ジョギングにはジョギングシューズと使い分けるほうが良いのですが、それも難しいところです。

なのである程度の兼用はしていきたいところですが、それでも最低限走るという運動をする場合は、ジョギングも悪しくはランニングシューズの着用をおすすめします。

日常とは違う運動には、それなりの準備はしたいところですね。