ランニングタイツの大切さ
寒さも強まってきました。
駅伝シーズンにもなってきてわくわくしている方も多いと思います。
こんな時期こそランニングやマラソンのシーズンです。
寒さを吹き飛ばしてしっかり走りたいものです。
そこで気になるのがウェアです。
体を守るためや、自分をアピールするためなど目的は人それぞれですが、しっかりとしたものをそろえたいところですね。
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故障への不安
どんな物を身につければいいのか、選ぶポイントは何かなどです。
特にランニングタイツに関しては最近特に着用する方が増えてきたように思います。
ランニングタイツはファッション性も重視されますが、基本的にはしっかりとした機能を持ち合わせています。
それを理解した上で、自分に合った物を購入しなければなりません。
ランニングタイツはジョギングやランニング中に起こる様々な体のトラブルを防いでくれる絶大な効果があります。
ランニング中は、通常の歩くという動作に比べ、体にかかる負担特に脚や腰にかかる負担は5倍にも達すると言われています。
楽しくランニングやジョギングを続けるには、体に無理な負担をかけないことが大切です。
万が一、交渉してしまうと、治療、そのための経済的負担、後遺症への不安、よくなってもまた同じ場所が故障するといったマイナス面が出てきてしまいます。
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故障の王様
ランニングのトラブルで一番多いのは膝部分です。
その中でもっとも多いのが脚の外側の筋肉と膝の骨とがすれて炎症を起こす「腸頸靱帯炎」になります。
膝の外側がすれて歩いただけで激痛が走ります。
よく聞く「ランナー膝」とはこれのことです。
原因は筋肉に柔軟性がなかったり、ランニングフォームが悪くて重心が外側に寄ってしまうため、クッション性の低いくつを使うため、堅い路面で走っているなどがあげられます。
他にも、お皿部分が痛む膝蓋靱帯炎や膝の内側が痛む鷲足炎などがあり、膝には様々なトラブルが発生しやすいといえます。
その他の部分
腰にも膝同様普段の5倍近い力がかかると言われています。
腰回りの筋肉の柔軟性不足で骨盤の動きや腰椎を支える力が低下し、腰に負担がかかると腰痛にもつながります。
ランニングフォームが悪く、猫背や反り返ったままの状態で走ると、腰に負担がかかってしまいます。
その他、股関節やアキレス腱にも痛みがでる場合があります。
十分な準備運動と走り終わったとのケアや、足にあったシューズなどの道具の選択が予防の元になります。
ランニングタイツの効果
コンプレッション効果
ランニングタイツを着用する効果としてまずあげられるのはコンプレクション効果とよばれるものです。
これは、疲労軽減、疲労回復の効果があるということです。
人間の体は心臓がポンプの役割をしながら全身に血液を送っています。
そして送られた血液はまた心臓へと戻ってきます。
この心臓へ血液を戻すポンプの役割りをしているのは心臓ではなく、筋肉なのです。
太い脚の筋肉は、歩いたり走ったり体を支えたりという用途に加え、心臓から遠くにありより大きな重力に逆らって血液を心臓に戻すために、大きな筋肉が必要になるからなのです。
女性の方が冷え性になりやすいのは、男性に比べて筋肉が少なく、血行不良になりやすいからとも言われています。
足のむくみは、筋肉のポンプがうまく作用せず、血液の流れが滞ってしまうことが原因です。
ここで大切な役目を果たすのがランニングタイツのコンプレッション効果です。
コンプレッション(着圧)という言葉通り、太ももとふくらはぎに適度な圧力をかけて筋肉のポンプの動きをフォローすることにつながります。
ランニングは振動によって、本来であれば内側に絞り込む力を掛けたいのが、外側や上下左右に力がぶれてしまいます。
ここでランニングタイツのコンプレッション効果で押さえ込むことで、本来の内側に絞り込む筋肉の動きにつなげることができるのです。
ランニング中にランニングタイツを着用することで、筋肉疲労を押さえ、長い距離を走れるようにしたり、ランニング後の疲労回復が早くなるといった効果も得られます。
サポート効果
2つめの効果は筋肉を支えるサポート効果です。
ランニングタイツにはテーピングの原理で筋肉を支え、膝の負担を軽くする効果を持った物もあります。
また、ランニング中の腰から股関節にかけての筋肉のぶれを押さえ、体幹全体を支えるはたらきもあります。
そのためこのサポート機能も疲労や痛みを軽減する効果にもつながります。
温度調節
ランニングタイツには吸水・速乾性にすぐれたポリエステル素材が使われた物が多く、暑い時期には汗を吸収し発散し体温を下げ、冬の寒い時期は冷たい風や外気を遮る保温の役目も果たします。
コンプレッション効果で血行も促進されます。
特に寒い時期は筋肉も硬直しており、けがをしやすい時期にもなります。
なのでランニングタイツの着用がおすすめなのです。
ランニングタイツを選ぶポイント
通気性
どれだけ効率よく空気を通してくれるのかという点です。
これはどれだけ効率よく発生した脚の熱を逃がしてくれるのかということにもつながります。
また、通気性が高いということは素材も軽いということになり、体にかかる荷重も軽減されます。
ほんの些細なことですが、長い距離を走る上では大きく影響してくることにもなります。
ただ、中には防寒性や防水性を考えたランニングタイツもあるので注意しなければなりません。
吸水性
汗をかいたときの吸水性も重要になります。
吸水性が悪いと汗がランニングタイツと脚の間に入ってはりつきを起こします。
動きも悪くなりますし、気分的にもマイナスになります。
汗をすぐに吸い取る素材は必要です。
速乾性
速乾性はとても重要なポイントになります。
ランニングタイツに吸収された汗が乾かなければ、重さ、そして心理面でもマイナスです。
素材は綿とポリエステルが主流となっています。
どちらも現在ではとてもよい物が出ていますが、速乾性という面ではポリエステルが勝っています。
その他
その他では個人の好みもありますがポケットの有無(練習時の物入れ)やデザイン性も重要になってきます。
おすすめ
いろいろなサイトや雑誌を見てみると一番人気はやはりワコールのCW-Xジェネレーターモデルのようです。
有名人ではメジャーリーガーのイチロー選手や田中選手も愛用しているそうです。
このCW-Xシリーズは、テーピングの理論をもとに開発されており、膝はもちろん腰や股関節、下半身全体をしっかりサポートし、コンプレッション効果も非常に高いというデーターが出ています。
同時に軽さや肌触りもよく、抜群の履き心地、動きやすさも持ち合わせています。
また、デザインも豊富で、女性にも非常に人気のあるモデルです。
その他では、ミズノやシースリーフィット、アシックスなどのメーカーの物が人気を集めています。
各メーカでちがいもありますので、実際に手にとって確かめることをおすすめします。
単に数値だけではわからない面もたくさんありますので。
まとめ
速く走るアスリート的な視点で選んでももちろんランニングタイツは重要なのですが、ランニング初心者でもその力を数段底上げしてくれる力を秘めています。
けがの予防、スムーズな動き、履き心地、デザイン性など初心者ならではの視点でランニングタイツを選んでいくことも重要です。
また、実際に使っている方の声を生で聞いていくのも参考になります。