初心者に必要なランニングシューズの気をつけるポイントは5つ
走る事を始めようと思っている人はまず靴を購入しますよね。
やるなら本格的にランニングシューズを履きたいものです。
ランニングシューズにも初心者用やトレーニング用・レース用など様々な物があります。
特に初心者の人は体に負担が少なくケガの無いように心掛けましょう。
フォームが整ったり、筋肉がついたりするまではサポート力が高いものがおすすめです。
また、長く継続出来るように楽しく走れる工夫も大事ですよ。
目標を持って頑張って走ってみましょう。
種類
お店に行くと沢山のランニングシューズが並んでいてワクワクしますが、実際に何をどうやって選んで良いのか分かりませんよね。
ランニングシューズは目的やレベルにあった物が沢山ありますので、それぞれ特徴を把握して自分に合った物を選んで下さい。
初心者用
初心者の人は筋肉や走り方が身に付いていないので安全第一で走れる物を選んで下さい。
いきなりプロが履くようなレース用とかカッコイイですが背伸びしてはいけません。
クッション性の高い足への負担を軽減してくれて、走る事をサポートしてくれる多機能なものが望ましいです。
ですがお財布とも相談しなければなりませんので身の丈にあった物を選んで下さいね。
トレーニング用
中級者におすすめです。
トレーニング量も多くなって足への負担がますます心配になると思います。
クッション性に加えて衝撃吸収機能を足し、軽量化する事でより早く走れるようになります。
軽量化したことによりソール(厚さ)が薄くなります。
これは地面の感触が分かりやすく蹴っている衝撃が伝わりやすいと早く走れるためです。
これは慣れている人、フォームが整って大会に出る事を目標にしてからにしましょう。
レース用
上級者におすすめです。
マラソンなど大会へ出場するような人、タイムを気にする・伸ばす人が履く物です。
クッション性が無く、軽量重視で作られ、筋力や動きを最大限に引き出すのを目的としています。
初心者が手を出すと、ケガをする事になりますので絶対にやめて下さい。
足の形
人の足の形は3タイプあります。
エジプト型・ギリシャ型・スクエア型と大きく分ける事が出来ます。
勿論、このタイプだけではありませんし、左右でタイプが違う人もいます。
どのタイプでも、自分の足に合っていないとフォームが不自然になったり、記録が出なかったりします。
ランニングシューズは左右へ動く時の安定性が無いため、他のスポーツシューズと作りが違います。
そのスポーツに適した靴を履くことをおすすめします。
スクエア
足の指が全て横並びに同じ長さで揃っている形の足です。
横に幅広くなるので小指を傷めないような靴を選ぶようにしましょう。
つま先の幅が広いもの又は圧迫感の無いものを選ぶようにして下さい。
エジプト
親指が一番長く小指にかけて斜めになっている足の形です。
親指が圧迫されやすいので、つま先に余裕のある靴を選ぶと良いでしょう。
合わない靴を履き続けると外反母趾になりやすいので注意が必要です。
ギリシャ
親指の方が短く、人差し指が一番長くて小指にかけて斜めになっている形です。
どんな靴にも合いやすいタイプですが人差し指に圧迫が集中しないように自分の足にあった靴を選んで下さい。
靴を選ぶ時は甲の高さや横幅にも気を付けて下さいね。
走り方タイプ
ケガの三大要因となっているプロネーションという言葉を知っていますか?
他の三大要因は、トレーニングのやり過ぎやシューズが合っていない事です。
プロネーションとは、足首が内側に曲がる事で着地時の衝撃を軽減する事をいいます。
これにも3タイプあるので、自分がどのタイプなのか把握しケガの無いように注意する、又は癖を修正していきましょう。
ニュートラル
自然で健康体な走り方をしている足です。
かかとをほぼ垂直にして走っていて、靴底が水平に削れているタイプです。
足のアーチが長く、かかとから足首が一直線に見える特徴もあります。
自分の走り方を確認する場合などでもニュートラルシューズで試して確認するという方法もあります。
アンダー
かかとが外側へ傾いて靴の外側を使って走っているタイプです。
靴のかかとと外側が削れていて、着地時の衝撃が大きく膝を壊す可能性があるため注意が必要です。
下半身を壊すランニング障害にもなりかねませんので、店員さんやスポーツジムなどでどんな靴が良いか?
アドバイスを貰って選んで下さい。
オーバー
かかとが内側へ傾いて、靴のかかとと内側が削れているタイプです。
着地時の衝撃は緩和されているのですが、関節に負担がかかっているので注意が必要です。
安定性がある靴を選ぶかフォームの改善をした方が良いと思います。
履き方
自分の足のタイプが分かったら早速シューズを買いに行ってみましょう。
キチンとサイズを確認して買ったシューズですが走って見ると合わないような気がする時がないでしょうか。
正しく履いていないと違和感が残ってしまい、せっかく手に入れたシューズが台無しになってしまいます。
自分の足にフィットして、力を出せるように正しく履きましょう。
サイズ
まずはサイズの合ったシューズを買いましょう。
普通の靴も同じですが買う時間帯を夕方にすると良いと聞いた事が有りませんか?
夕方になるとむくんで足が大きくなる、これは水分が下へ移動したため起こります。
夕方以外に買う人は、むくみを考えて買うと良いでしょう。
他にも、甲の高さ・指の形状・指が屈折する部分など念入りに履いて試して選んで下さい。
かかと
足を入れたら最初にかかとの位置をしっかり合わせて下さい。
かかとを合わせるとシューズの設計にピッタリと合って正しい機能やサポートを発揮してくれます。
紐
靴紐の事をシューレースと言いますが、最初履く時は緩めて足を入れて下さい。
シューレースを締める時は、つま先を上げて、つま先から一列ずつ順番に締めていきます。
適当にやったり、強引に引っ張ったりしないようにして下さい。
足との隙間が無くフィット感があれば正しく履けている状態です。
少しでも違和感があるようならやり直して下さい。
洗う
走ったあと乾燥させておきましょう。
元々、通気性の良い物ですが汗や湿気を含んでいますのでインソールを外して干して乾燥させましょう。
日光に当てないよう必ず日陰に干すようにして下さい。
ランニングシューズはゴシゴシ洗ったりせず、布で拭くかブラシでほこりを落とす程度にして下さい。
これらを守って傷やダメージからシューズを守ってあげましょう。
保管
洗った後は、脱臭剤や炭などの乾燥剤を一緒に入れて保管して下さい。
シューズの中に乾燥剤などを入れると型崩れ防止にもなります。
優しく保管し劣化を防いで長く履けるようにしましょう。
選び方
ランニングシューズを選ぶ際は、サイズは勿論のこと、使用目的や場所なども考えてみましょう。
その他、重さ・機能・価格など自分が何を希望しているのかを明確にしておく必要があります。
その上でアドバイスをもらった方が、納得感があると思うのです。
何度も試して履いてお気に入りの一品を選んで下さい。
サイズ
ここでのサイズは足の長さと足幅をいいます。
足の長さはつま先からかかとまで、足幅は一番広い部分を測定して下さい。
足のサイズは両足とも違いますから別々に測るようにして下さい。
機能
クッション性やプロネーションを意識した物、グリップ力・耐久性などの機能を重視した選び方です。
中級者以上の人は機能を考えて選んでも差し支え無いと思います。
走り方や癖などによって消耗の仕方が違ってきますので自分の足を理解した上で選んで下さい。
重さ
種類の項目でも少し紹介しましたが、軽い方が良いか?
重い方が良いか?
は人によります。
初心者の人はクッション性があり厚みのある重い方が良いし、中級者以上の人は記録重視で軽量化した物が良いと思います。
自分の走力に合わせて選んで下さい。
厚み
かかととつま先の厚み部分に違いが有ります。
厚みがあると、クッションとなって足や膝への負担が少なく、走りをサポートしてくれます。
厚みが少ないと、筋肉を使用して自分の足で走る感覚があり慣れてないとケガをする可能性があります。
やはり中級者以上の人に選択肢があるようです。
価格
価格は大事です。
いくら欲しいと思ってもお財布と相談しないと後々大変な事になります。
ショップでは3,000円くらいから売っていますし、高いのは驚くほどの価格です。
良いものは高いので欲しくなるのは当然ですが身の丈にあった物を選ぶようにしましょう。
まとめ
ランニングシューズはお洒落な方が良いと思っている人も多いと思います。
ですが、足や体のためには機能的なシューズが良い事が分かりましたね。
足のサイズも形や長さ・幅などキチンと測って履いた時にフィットする物が良いのも分かりました。
足首の曲げ方や着地の仕方など細かい所まで気を付けているから走る力が伸びるんですね。
これからランニングを始める人も記録を伸ばしたい人も自分の足を大切にして頑張って下さい。