初心者ランナー向け・体にかかる負荷と故障の解説・ランニングタイツのメリット
これからランニングのためにグッズを集めようという方、まずは何を調べればいいか分からないというかた…沢山いらっしゃるかと思います。
一番重要なのは「継続できること」ですが、そのためには、ランニングによって起きうることをしっかりと把握することが肝要です。
ここではその解説とともに、ランニングタイツのメリットをご紹介していきます。
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ランナーにかかる負担
習慣的に行うランニングといえば、非常に軽い走行を思い浮かべがちです。
しかし、ランナーに実際にかかる負担までをご存じのかたは、少ないのではないでしょうか。
具体的な数値を示すと、標準体型の人であれば、歩行に比べて走行時に大体4倍ほどの身体負荷がかかる、と言われています。
これを軽減する方法は大きく分けて二つ。
- 筋肉を柔軟にする
- 外側からテーピング効果をもたらす
さて、ここまでが前提として、ダイエット目的でランニングを始められるかたは特に注意点があるので、まずは述べていきます。
体脂肪率が多いほど負荷が大きい
体脂肪は筋肉よりも体積当たりの重さが軽いので、実際の自分の体格・理想的なボディバランスに近いかは、なかなかわかりにくいものです。
体脂肪計などをお持ちのかたならばともかく、走る時に体脂肪率と負荷がどう影響するのか、まで考えたことのある方は、初心者だとなかなかいません。
実際のところをお話すると、ランニングの際にかかる身体への負担は、ちょっとした体脂肪と筋肉のバランスの違いで大幅に変わりやすいのです。
とくに、体脂肪の多い方について言えば、のちに解説する「最も負荷のかかる部分」を痛める場合もあります。
よく、「トレーニング前に準備体操をするように」と言われます。
これは故障を起こさないための事前予防策のひとつですが、ダイエット目的・もともとあまり身体が柔軟でない…と言う人ほど、しっかりと行うべきです。
そうしないと、本来負荷を担うべき筋肉が働かず、脂肪の重さをそのまま身体の重要な箇所が引き受けてしまうことになります。
これを十分に念慮しつつ、トレーニンググッズの準備・ランニングに関する下調べをするようにしましょう。
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故障しやすい箇所
以降は、特にランニングによって故障しやすい部位の解説に入ります。
ダイエット目的のかた・初心者のかたは必見。
ランニングタイツのメリットものちに感じていただけると思うので、是非ご覧になってください。
腰
第一にあげられるのが、腰回りです。
ここの筋肉は、内臓を包み込むコルセットのようになっており、一般的に「体幹」と呼ばれています。
ランニングの際は、姿勢を維持して身体の負荷をやわらげ、特に背中全体へのダメージを防いでくれるのです。
昨今は「体幹トレーニング」というものが流行っており、腰回りの筋肉を鍛えることが推奨されていますが、その理由は
- 身体の中心である体幹を鍛えることで、トレーニング時の全身の負荷をやわらげられる
- どんな種目でも、安定したフォームを保てる
- 故障を総合的に防ぐことができる
こういったメリットのためです。
少しお話がそれましたが、もともと体幹が弱い人は、特にランニングにおいて、腰~背中周りの骨格や筋肉を傷めやすいと言われています。
トレーニングで解決することができるので、実際の書籍などを参考に毎日やってみる・あるいはランニング前に柔軟をしてみるというのもよいでしょう。
しかし、それでも日常的に運動をする人ですら「完璧」とは言えないのが実情。
そこで活躍するのが、ランニングタイツです。
腰回りまでをすっぽりと覆ってくれるので、動きを制限・フォームを適切に維持してくれます。
足首
次に痛めやすいのが、足首です。
足の動かし方、とくに蹴りだしと着地のフォームが安定していないと、足首にかかる負担は計り知れないものとなります。
これについては、一般的に「シューズ選びが肝心要」と言われています。
実際に、ランニング初心者~上級者それぞれに合った靴が販売されており、スポーツ用品店などで詳しいアドバイスをもらうこともできます。
しかし、せっかくシューズ選びを厳選しても、脚全体のフォームが崩れてしまえば、地面からの衝撃をじかに受け止めてしまう足首が痛んでしまう…というのはよくあること。
やはりここでも、サポート効果のあるランニングタイツのメリットは出てきます。
膝の表と裏
特にダイエット目的・初心者ランナーが最も痛めやすいとされているのが、膝です。
ランニング時、本来は「膝」「足首」それぞれの筋肉がクッションの役割を果たし、体重を分散すべきところなのですが…筋肉に柔軟性がない、あるいは衰えているという場合、それらの機能が全く働かないことも。
こうなると、体重がじかにかかってしまう最たる部分が「膝」なのです。
プロのランナーでも、体重コントロールに失敗をして膝を痛める、というケースは少なくありません。
実際に、オリンピック選手などで故障のケースを耳にされたかたも、少なくないと思います。
実は、ランニングタイツ最大の目的は、この「膝」の保護にあります。
のちに語る様々な機能により、膝にかかる体重負荷を分散・軽減し、故障を防いでくれるのです。
それでは、ランニングタイツのもっと具体的な説明に入っていきます。
ランニングタイツの役目
ランニングタイツの第一の役割は、「テーピング効果」と呼ばれています。
足腰の筋肉を強く締め付け・矯正することで、正しいフォームを維持させ、より長い距離を軽い負担で走ることが出来ます。
実際に、プロランナーでランニングタイツを使っていない…という人は、ほぼいないのが現状です。
持続的・長時間走り続けたいのならば、テーピング効果を正しく理解して利用するのは、必須と言えるのではないでしょうか。
第二の役割は、着圧効果です。
下半身の筋肉は心臓から遠く、疲労がたまると、血流が滞りより疲労が増す…という悪循環に陥ることがあります。
そこで、特に「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉を強く圧迫してポンプの役割を促し、血流を高め、疲労のたまりにくい身体を一時的に作り出すことが出来るのです。
さらに役立つのが、汗の蒸散効果または保温効果で、一定の体温を保ち続けてくれることではないでしょうか。
これによって疲労の促進はますます抑制され、より長時間走っていられるようになります。
これまで述べてきたことを一旦まとめると、ダイエット目的・ランニング初心者のかたほど、いいランニングタイツを一本もつことを強くおすすめできるということです。
最後に、ランニングタイツを選ぶときのポイントや注意に関して述べていきたいと思います。
選ぶときの諸注意
ランニングタイツには、レディース・メンズそれぞれあります。
骨格や筋肉の付き方を考慮して作られているため、必ずこの点を確認して購入するのがポイントです。
あと、お値段を見て気になることがあると思いますが、夏用・冬用が非常に分かりにくいのが難点ではあります。
しかし、ここを見て購入しないと、素材感が季節と合わず結局使わなくなってしまう…ということが起きてしまいます。
この点に留意しつつ、商品を選んでみてください。
まとめ
故障を防ぐため・長くランニングを続けるため・走行距離を徐々に伸ばしてしっかりと効果を得るために、ランニングタイツは必要不可欠と言えます。
プロだけのものではなく、むしろ初心者にこそ重要なのが、このアイテムの特徴。
まず何から手を付ければいいか分からない・何から購入すればいいのか分からない、と言う人には、ランニングタイツ選びから始める事を強くおすすめします。