1キロしか走らなくても要る? マラソンシューズはいつから必要か
マラソンシューズを買おうかどうか悩んでいる人が一番迷うのは、自分にははたしてマラソンシューズは必要なのかという事でしょう。
たとえば、月に一回1キロくらいしか走らないというのであれば、わざわざ高いお金をかけても買うのもなんだか乗り切れないものです。
そこでここでは、マラソンシューズはいつから必要かということについて紹介していきます。
マラソンシューズは1キロでもあった方が良い
結論から見ていくと、マラソンシューズは、たとえ月に1キロしか走らないというのであっても、あった方が良いと言えます。
もちろんどうしても金銭的に厳しいというのであれば買わないという選択肢もアリですが、別に買う事も出来るというのであれば、あるにはあった方が良いです。
というのも、別にマラソンシューズは見た目がおしゃれだからみんながはいているというわけでもなければ、それを履いているとタイムがあがりやすくなるから履いているというわけでもありません。
もちろん中には限界まで軽さを求めて、少しでも早く走れるように協力してくれる、いわゆるタイムを上げることを目的としたマラソンシューズもあります。
でも、マラソンシューズを履いている人の多くは、そういう理由ではない理由で履いています。
では、その理由とは何でしょうか?
ケガ防止の為に必要
その理由とは、怪我の防止です。
マラソンシューズには、高いクッション性がある物があります。
高いクッション性があれば、走っていて、足の裏や関節などが痛くなることを防ぐことが出来るようになります。
つまり、怪我の防止に役に立つのです。
怪我は、確かに長い距離を走れば走るほどする可能性が高くなるものです。
でも、1キロだったら絶対に怪我をしないのかと言うと、まずそんなことはありません。
1キロだって、怪我をする人はいます。
久しぶりの運動ならなおさら怪我しやすい
そもそも1キロから走り始めようという人は、かなりの確率で運動自体を久しぶりにするのではないでしょうか。
運動を久しぶりにするということは、当然身体も運動によるダメージを久しぶりにうけることになります。
久しぶりに運動によるダメージをうける人は、どう考えても怪我をしやすいでしょう。
だから、たとえ1キロしか走らないのであっても、マラソンシューズは履いた方が良いのです。
走りやすくもなる
マラソンシューズの良いところは、怪我しにくくなるということだけではありません。
マラソンシューズがあると、走りやすくもなるのです。
たとえば高いクッション性で次の足が出やすくしてくれたり、足のフォームを綺麗にしてくれたりしますから。
走りやすくなるということは、次第に長い距離走ることできる可能性が高くなるという事です。
だったらそれは、少しでも早い段階から履いておいた方が良いです。
1キロの段階でいつまでも苦しんでいるよりも、2キロ3キロと距離を伸ばしていけた方が目的意識も高まり、より走ることが楽しくなるでしょうから。
最初の目的はだんだん関係なくなる
そうして距離を伸ばしていけるようになれば、最初の目的はあまり関係なくなります。
最初は、とにかく運動不足の為に1キロだけ走ろうとしていたのかもしれません。
でもマラソンシューズがあれば、次第に距離を伸ばしていけるようになり、走ること自体が目的になるのです。
そうして目的が変わってきたら、ずっと走ることを続けることも出来るでしょう。
どうせ走るのであれば、それはずっと続けた方が良いに決まっています。
なので、やはりいつからマラソンシューズは必要かと考えるのではなく、走ると決めたその日からマラソンシューズを履くのがおすすめと言えます。
モチベーションにもなる
マラソンシューズを買うということは、一つのモチベーションにもなります。
たとえば、これから毎週この日には1キロ走ろうと決めた日があったとします。
もしそんな日があっても、特にマラソンシューズやマラソンウェアを買ったわけではなければ、気持ちを鼓舞するアイテムが無いことになります。
するとやはり、やっぱり今日は面倒だなぁと思う事もたくさん出てくるでしょう。
人の気持ちはすごくコントロールが難しいものです。
朝まではやる気があったのに、昨日まではやる気があったのに、気が付いたら突然やる気がなくなるという事があるものなのです。
でもマラソンシューズが合ったらどうでしょうか?
それは間違いなくマラソンシューズがモチベーションになります。
マラソンシューズは、決して安い買い物ではありません。
もちろん中には安いものもありますが、高いものであれば2万円を超えてくるものもあるでしょう。
そんなものを買っておいておけば、モチベーションにならないはずもないのです。
それだけの為にお金を払うというのもアリです。
走りやすくなることからモチベーションもあがる
マラソンシューズを買うと走りやすくなるのですから、当然そこからもモチベーションはあがっていきます。
最初のうちは、たとえ1キロ走るのでも、それなりにしんどく感じてしまうでしょう。
それなりにしんどく感じてしまうと、やはり次からモチベーションがでなくなります。
人は何か嫌な事があったことをしようとする時、どうしてもその嫌なことを思い出してしまうものですから。
この場合、前に1キロ走った時の辛い思い出がそれにあたります。
あんなに疲れるならもう走りたくないと思ってしまうでしょう。
でも、マラソンシューズがあれば、そうなる可能性も少なくなります。
体力的に疲れなくなると言うことはないでしょうが、少なくとも足は楽にはなるでしょう。
だから、しんどい思い出ができなくなるのです。
ということは当然次からもまた走りにいきやすくなるという事になります。
こうしていろいろな面からモチベーションを上げてくれるのがマラソンシューズなのです。
走る頻度が多い人は2つくらい必要
マラソンシューズは、1キロくらいしか走らない完全なる初心者ランナーであっても用意するべきだと言えます。
では、もっとたくさん走る人はどうでしょうか?
たとえば、毎日走る人です。
1キロ走る人がマラソンシューズが必要だということは、たとえ10キロ走る人でも20キロ走る人でも、マラソンシューズが必要なことは当然になります。
10キロ走ろうが20キロ走ろうが、走るペースが月に1回とか週に1回とかなのであれば、別段マラソンシューズは1足あれば十分です。
でも、毎日走る人の場合は、ちょっと事情が変わってきます。
毎日走るという人は、最低でも2足位のマラソンシューズが必要になります。
一回走るとクッション性が弱まる
クッションの原理を想像すると分かるかもしれませんが、マラソンシューズは、1回走るとどうしてもクッション性が弱まるという特徴があります。
そしてそのクッション性が回復するまでに、1日位の空き時間が必要になるのです。
つまり、毎日走る人が、毎日同じマラソンシューズを履いて走っていたら、最初の日以外はクッション性があまりないマラソンシューズを履いてはしっているということになってしまうというわけです。
それでは、わざわざマラソンシューズを履く意味はないと言えるでしょう。
でも、大抵の人は自分ではそれに気が付いていないので、クッション性がある気分で走ってしまうかもしれません。
そうなると当然、かなり足にダメージを追ってしまいます。
それで怪我をしてしまうという事もあるでしょう。
それを防ぐためにも、毎日走る人は2つくらいのマラソンシューズが必要だということになります。
距離はあまり関係ない
毎日走る人は、距離はあまり関係なく、2つ以上は必要だと言えます。
もちろん距離が長くなればなるほどにクッションも酷使していくことになりますから、距離が長かったらより回復できなく可能性は高くなりますが、では、距離が短ければクッションはダメージをうけないかと言うと、まずそんなことはありません。
たとえ、1キロであっても、しっかりとダメージはうけるのです。
そして、毎日走るということは、当然ながらそのダメージは日々蓄積されていくことになります。
一回一回のダメージが弱かったとしても、結果そうして蓄積されてしまうのであれば、いずれ回復できなくなるでしょう。
だから、最終的には2つ必要になるのです。
だったら当然最初から2つあった方が良いでしょう。
最悪私服でも使える
マラソンシューズは、意外とオシャレなデザインの物が多いというのはご存じでしょうか?
意外とおしゃれなそのデザインを活かして、私服でマラソンシューズを履いているというかたもたくさんいます。
マラソンシューズは疲れづらいという特徴もありますし、軽くて動きやすいという特徴もあります。
だから、私服でもその機能を活かしたいと思う人がたくさんいるのも当然な話なのです。
そうして私服でマラソンシューズを使うことも出来るのですから、ますます1キロくらいしか走らない初心者の人でも買っておいた方が良いと言えます。
遣わなくても損はしない
私服でも使うことが出来るということはまず、早い段階でマラソンシューズを買っても、最悪損をすることはないという事です。
たとえばサッカーのスパイクのように、明らかにそれにしか使えないものであれば、それをしなくなったらすごく無駄になります。
でも、こうして別の用途でも使えるのであれば、保険があることになります。
むしろスニーカーなどの私服にしか使えない服を買うよりもはるかに効果的だと言えるのではないでしょうか?
私服で使うとむしろおしゃれに見える
見た目では、スニーカーとマラソンシューズにそこまで大きな違いはありません。
もちろん機能性的には全然違いますし、重さも全然ちがうのですが、見た目にはそこまで違いはないのですから、普段の至福にさりげなくまぜていくことも出来るでしょう。
そしてそうしてマラソンシューズを私服に混ぜていくと、それですごくオシャレに見えたりします。
マラソンシューズは、デザイン性が高かったり、色合いにインパクトがあったりすごく目を引きます。
つまり、足元にワンポイント加わることになるのです。
昔からおしゃれは足元からと言います。
だから、上手く混ぜていければすごくオシャレに見えるのは当然のことなのです。
私服でも使いやすいものを買うのも大切
最悪私服で使えば良いと思うのであれば、最初にマラソンシューズを買う時、私服でも使えるようなデザインのマラソンシューズを買わないとなりません。
マラソンシューズにもいろいろなものがあります。
たとえば、明らかに派手すぎる配色の物や、明らかに走ること専用のようなフォルムをしているものがあったりするのです。
紫と黄色を前面に押し出したようなマラソンシューズを買ったとして、それを私服に織り交ぜるイメージは出来ますでしょうか?
それが合う私服自体浮かびませんし、もしそれに合う私服を持っていたとしても、それがおしゃれかどうかはすごく微妙なところとなるでしょう。
明らかに走ること専用のようなフォルムのマラソンシューズも同じです。
それだけスポーティーなアイテムを私服に混ぜるというのはかなり難しいです。
明らかに派手な配色のマラソンシューズよりはもしかしたらまぜやすいかもしれませんが、それでもなんとなく全体的に無理した感じのファッションになってしまう可能性は高いと言えるでしょう。
なので、そういうものは避けて、私服でも使いやすいものを買わないといけないのです。
私服でも使いやすいのはどんなものか
では、私服でも使いやすいマラソンシューズとはどんなものになるでしょうか?
私服でも使いやすいのはやはり、色合いがシンプルなものです。
例えば黒と白で出来ていたり、赤と黒で出来ていたり、2色位の組み合わせでシンプルにできているもの。
そしてその色も、スニーカーとしてあってもおかしくないような色味の物を選ぶこと。
この条件さえ守っておけば、私服でも使いやすいマラソンシューズを選ぶことが出来るでしょう。
まとめ
マラソンシューズは、1キロしか走らない人でも、だれでも、とにかくこれから走ろうと思う人は買うべきです。
きちんと保険をかけつつ買えば、買って後悔するということはありませんから、買ってみると良いでしょう。
買って損をする可能性があるなら話しは別ですが、私服でも使えたりと、損をする可能性がほぼないと言えるのですから、買うべきです。