バッシュの選び方と管理方法。日本人にあうメーカーのバッシュは何!?
普段バスケットボールシューズを履いている人には何も問題のないシューズ選びですが、これから始める人にとってバッシュ選びはとても難しいものです。
バスケットボールは激しいスポーツなので、足元を支えるバッシュ選びは慎重に行わなければなりません。
見た目や好みにとらわれず、フィットするバッシュを選んでもらえるようシューズ選びのポイントをご紹介したいと思います。
バスケットボールシューズを選ぶ際に注意したいポイント
足の形
脚の形には個人差があり、どのシューズでも足にフィットするとは限りません。
そこでバスケットボールシューズでも大事なポイントとなってくるのが、足の形にあったシューズを選べているかどうかです。
一般的に日本人は足の甲が高く、幅が広いケースが多く、中には偏平足の人もいます。
自分もしくは子供の足の特徴を把握し、シューズ選びをしてください。
シューズの柔らかさ
バスケットシューズだけにとどまらず、靴にはある程度の柔軟性が必要です。
かたすぎると動きにくいですし、柔らかすぎるとシューズとしての性質があまりよくありません。
かかととつま先を両手で持ち、内側に折り曲げて確認してみると良いでしょう。
試し履き
足にフィットするか、動きやすいか確認する場合は試し履きが一番です。
そこで試し履きの際に確認したいポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
●つま先
指とシューズの隙間の目安は1~1.5㎝です。
指を動かしたときに自由に動くかどうか確認します。
指がぶつかる、小指が狭い場合は違う形状のシューズに変更してください。
●足の甲
足の甲に空間が開いてしまうと、足に負担が大きくかかり疲労の原因となることがあります。
希にまめができてしまう事もあるので、試し履きの際にひもをしっかり結び空間が出来ないどうか確認します。
●かかと
シューズを普段通りしっかり履き、つま先立ちをした時にかかとが浮いてしまう靴はおすすめできません。
ジャンプや着地の際に危険ですので、サイズ交換などで調節してみてください。
●アーチ部分
スポーツをしない人にとって見逃しがちなポイントが、アーチ部分です。
シューズのアーチ部分と土踏まずがずれていると、疲労を招く原因となるのです。
メーカーごとにアーチクッションの形状が異なりますので、様々なタイプを試してみることをおすすめします。
実はポジションで必要な機能が違う
バスケットボールシューズを選ぶ際、自分のポジションにあったシューズを選ぶ人もいます。
どのポジションであっても度の機能も必要な気がしますが、ポジションごとに抑えたい機能性をご紹介します。
ガード・スモールフォワード
ガードやスモールフォワードは常に走ったり、急な停止が多く、持久性や瞬発力が求められるポジションです。
そのため疲れにくく走りやすい、軽量性、反発性、屈曲性などの機能を持ち合わせたシューズを選ぶ必要があります。
センター・パワーフォワード
リバウンドを取りに行ったり、ゴール下でシュートをするなどの上下運動が激しいセンターやパワーフォワードは、瞬発力よりは安定感を必要とします。
ジャンプから着地の際の足の負担を軽減するためにも、サポート性やクッション性、安定性の機能に優れたシューズを選ぶ必要があります。
メーカーで選ぶバスケットシューズ
バスケットシューズは様々なメーカーから出ており、形や性能などそれぞれに特徴があります。
NIKE
ナイキのバスケットシューズは、基本アメリカ人や欧州人の足の形をベースにして作られています。
日本人の足はアメリカ人や欧州人の足と比べると、足の横幅は広く足幅が狭い特徴があります。
そのため通販などを利用して、足のサイズだけを参考にして購入してしまうと靴擦れを起こしてしまう事があります。
自分の足にフィットするナイキのバスケットシューズが見つかれば、はじめは小指が擦れるものの、1~2ヶ月ほどで足になじんでくれます。
グリップ性や耐久性は少し劣りますが、軽量性やクッション性に優れデザインにも人気があります。
人気シリーズとしては、少し重量がありますがエアジョーダンシリーズやバッシュの中でもトップクラスの軽さを誇るコービー・ブライアントシリーズ、クッション性に優れているレブロン・ジェームズシリーズがあります。
adidas
主にサッカー関係のスポーツ用品に力を入れていたメーカーですが、近年徐々にバスケットボールにも力を入れています。
日本人向けに発売されたアディゼロは軽量性と通気性に優れ、日本でも親しまれています。
asics
アシックスのバスケットシューズは日本人の足をベースに作られているため、フィット感に優れ靴擦れを起こしにくいという特徴を持ちます。
値段も比較的安く、軽量性やグリップ性の機能には優れていますが、クッション性は他のメーカーと比べると劣ります。
バスケットを始めたばかりの方におすすめなメーカーです。
アシックスの人気シリーズにはゲルホープやダンクショットがあげられます。
ミズノ
アシックス同様日本人の足をベースに作られているためフィット感は抜群で、軽量性やグリップ性にも長けています。
クッション性はアシックスと比べて優れていますが、耐久性は劣ります。
アンダーアーマー
あまりバッシュのイメージはなかったメーカーですが、ステファン・カリーと契約してから一躍有名になったメーカーです。
その優れたクッション性はNIKEにも並ぶと言われ、軽量性も高いと評判です。
バスケットシューズの取り扱い・管理
バスケットボールシューズの寿命は、使用頻度や成長に伴う買い替えなどがあるため一概には言えませんが、だいたい1年ほどで買い替えとなることが多いようです。
練習や試合で傷んでいくものなので、せめて普段の取り扱いには気を付けたいものです。
●かかとは踏まない
靴全般に言えることですが、かかとを踏んでしまっては靴自体が変形してしまい、機能が失われる原因となります。
特に激しい動きをするバスケットボールですので、足首周りのサポート能力が落ちると大変危険です。
お子様が履く場合は、かかとは絶対に踏んではいけないと指導してください。
●高温多湿は避ける
靴の保管場所は気にしない方が多いのですが、バスケットボールシューズは湿気によって縮んだり変形したりすることもあります。
劣化を避けるためにも高温多湿の場所は避けるよう意識してください。
●乾燥させたい場合
シューズを日光に当てて干すと一見殺菌効果がありそうですが、実は直射日光によってアッパーやソールなどが劣化することがあるようです。
必ず陰干しを心がけてください。
また乾かしたい場合のドライヤーの使用も良くありませんので、注意してください。
●シューレースの管理
シューズのひもは毎回きつく締めるため、劣化が激しい部品の1つです。
シューズを履く際にチェックし、ほつれが気になったり摩擦で毛玉のようなものが出来てきた時は早めの交換がおすすめです。
そのまま放置しておくと、弱っている場所に強い力が加わった時に非常に危険です。
●ソール
走り方や歩き方でソールのへりに偏りが出る人もいると思います。
シューズを置いた時に傾いている等の状況が確認できた場合は、買い替えることをおすすめします。
ヘリがひどいまま使用していると、膝や足首にかかる負担が大きくなり、怪我を招く可能性があります。
まとめ
バッシュ1つ選ぶのにも、このように大事なポイントが沢山あり、メーカーごとに特徴や性能も違うことがわかります。
好きなメーカーがある人も多いと思いますが、ケガから守るためのシューズ選びを間違えてしまうと、大きなけがを招いてしまいます。
是非自分に合ったシューズを見つけて、バスケットボールを楽しみ技術向上に励んでもらいたいと思います。