バッシュの普段履き、贅沢ですが大変に使いやすく歩きやすいのも事実です
バッシュと言えばバスケットシューズ、利用目的はバスケットボールの試合や練習で履く靴の事です。
がしかし、私の場合これを普段履きの靴にしてしまっています。
お値段的にも普通のスニーカーより高いバッシュを、何で普段履きにしてしまったかと言うと、親の足は大きくならないけど子供の足は成長すると言う事からです。
おかげ様で歩きやすく過ごせて入るのですが、勿論メリットデメリット入り混じっています。
目次
そもそも息子がバスケ部でした
息子が小学校の頃から遊びでやっていたバスケットボールを、中学に入ってから部活で始めたのが最初でした。
結構練習のきつい学校で、1年の頃は普通のスニーカーでの参加で大丈夫だったのですが、どうやらこのまま続けられそうだとコーチに認定された2年からは、バッシュの用意をして欲しいと連絡があったのです。
息子と専門店に見に行ったのですが、かなりお財布にきつい値段の物が並んでいて、一体どれを選んだらいいのかもわからない状態でした。
専門店だけに値段の割引も無かったのですが、その代わり店員さんのアドバイスが充分に受けられて、最初のバッシュの入手となったわけです。
思春期の子供はあっという間に育ちますので
正直なところさっさと飽きてくれた方が、経済的にも楽でいいなと思っていましたが、しっかりとバスケにはまってしまった息子はそのまま、高校に入ってもバスケ部に入部してしまいました。
この頃にはうちには、バッシュの残骸がかなりの数転がっていましたが、残骸にもなっていないバッシュも結構多く放置されていました。
と言いますのも、何しろあっという間に育つ年代です。
加えて、バスケは背を伸ばすには最高のスポーツだとも言われています。
まあそれが本当かどうかはともかく、実際息子の背はどんどん伸びていき、同時に手足も大きくなっていったのです。
バッシュで大事なのは、足にフィットして動きやすいと言う事でしたので、このメーカーのこの品は最高に合うと言うのを見つけた時に、複数購入したりもしたのです。
この複数購入したものが、足のサイズに合わなくなって履かないまま放置と言う勿体ないことになってしまったのです。
エコの観点からも、節約の観点からも
と言うわけで、残骸は捨てることは簡単でしたが、殆ど新品のバッシュを捨てることはさすがに出来ません。
誰かにあげることも考えましたが、息子の同級生は同じく成長中でしたし、近場にバスケをやっている子供もいませんでした。
とは言え、決して安い値段ではないバッシュです。
残念なことに、完全に新品ではないので、しかも足の形や甲の高さなどの問題もあって、早々簡単にオークションなどにも出せない感じでした。
なのでふと思いついて、自分で履いてみることにしたのです。
スニーカーは一番良く使う靴でした
買い物も仕事も、行き帰りの靴は色気が無いと不評でも、歩きやすさを一番に考えてスニーカーを着用していました。
年令も年令でしたので、洒落っ気よりも実用を選んでいたわけです。
見た目ではバッシュもスニーカーも、違いはありませんので抵抗もありません。
まあちょっと色遣いは派手でしたが、夜道の安全にもつながるしとか自分に言い聞かせて試してみたわけです。
ありがたいことにこの頃放置されていたバッシュのサイズは、私の足のサイズに丁度だったのです。
始めて履いてみた感じ
この当時の息子の足のサイズと私の足のサイズは、殆ど同じくらいでした。
とは言っても厳密に言えば、足の形も甲の高さも違うわけですので、完全にフィットしたわけではありません。
でもこちらは別に、激しい運動をするためではなく、単に普通に歩くだけで時々信号とかでダッシュをかける程度の使用です。
多少の調整でしたら、靴紐やソックスで充分出来ますから問題はありませんでした。
軽いのが嬉しい
最初に履いてみた時に感じたのは、軽いなと言う事でした。
普通のスニーカーに比べて、自重が軽いと言うのが最初に感じたことでした。
勿論スポーツとしてのバスケは、走って跳んでと言う激しい運動です。
それ用に作られた靴ですので、軽量なのは当たり前でしょうがやはりちょっと驚きでした。
歩いている時に靴の重さで筋トレをしている人には、ちょっと物足りない重さと言っていいでしょうか。
何か問題があって出来るだけ軽い靴で負担を少なく、と言う方にはおすすめなんですが。
足の動きに合わせて靴が良くしなる
ジャンプなどに対応するためでしょうか、靴のしなり具合が普通のスニーカーよりもずっと大きく働いてくれます。
これが歩いている時に、地面を蹴るのに大変にいい具合に働いてくれます。
歩く時には足指の付け根で地面を蹴って、前に出した足に体重を移すわけですが、この蹴りだしが軽い分歩幅を楽に大きくとれるような感じです。
グイッと言う感じに一歩が出るので、気持ちのいい歩幅の大きい歩きが出来て、それだけで運動量が増えたような気もします。
まあこの歩幅の大きい歩き方、お洒落した時にはおすすめ出来ない歩き方ではあります。
足指が縮こまらない
仕事などで出かける時に昔は、パンプスを履いていました。
これを止めてスニーカーにしたのは、歩きやすいと言う事は勿論でしたが足の指を楽にしたいと言う理由もあったのです。
外反母趾まではいきませんが、足の第一指がパンプス内で内側に入ってしまうのが気持ち悪くて、それでスニーカーに活路を見出したと言っては大げさでしょうか。
そしてこのバッシュの場合、普通のスニーカーよりも足指が動かしやすいような、ありがたい設計になっています。
足の5本の指がしっかりと動かせ無いと、歩き方にも妙な癖がついてしまいます。
バッシュはその点でも、かなりの高得点です。
まあ男性用の品であったことも、原因の一つではありますが。
靴裏が滑らない
走りからの急な方向転換や静止など、重労働を強いられるスポーツでもあるバスケです。
靴裏は、床や床にこぼれた汗で滑らないように設計されています。
おかげでビル内部などの、よく磨かれた床でも滑ることが少なくなるのが、ありがたい仕様です。
普通のスニーカーだと、ビルの床などの素材が濡れていると滑ることが多いのですが、バッシュだとそれが避けられるのでかなり安全です。
ただ勿論、素材的に完全に滑らないという保証は、勿論ありません。
マイナス面もあります
息子のお古を履いている私の場合、まあ一旦払ってしまった金額の回収をしているわけですので、そこは目をつぶっていられます。
でもバッシュを新たに購入して普段履きに、と言う方にとってはまず金額の面で躓く方もいるでしょう。
またスポーツ用に丈夫に出来てはいますが、あくまでも室内での使用を目的に作られていますので、屋外での使用だと劣化は結構早いです。
靴底も、アスファルトなどで歩いていると摩擦が強すぎるのか、これも減っていくのが早い気がします。
また雨の日などに履くには、勿論適していないと言えるでしょう。
まとめ
すっかりバッシュの履き心地にはまってしまった私ですが、正直この後どうしようかとの心配もあるのです。
息子も大学生で、さすがにバスケからは遠ざかりました。
つまりバッシュも、すでに必要なくなっているのです。
今あるお古が無くなってしまったら、自腹を切ってバッシュを購入するかそれとも普通のスニーカーに戻るか、ここが思案のしどころなのです。