一度は履いてみたい!バスケ史に残る名作バッシュ10選
バスケットボールプレイヤーの相棒とも言うべきアイテム、バッシュ。
歴史に残る名プレイヤーの試合には、その足元を支えたバッシュの存在がありました。
今回は、そんなバスケ史に残る名作バッシュの数々をご紹介します!
復刻版が現在でも取引きされているバッシュから、とんでもないプレミアがついているバッシュまで…あなたはいくつ知っていますか?
名プレイヤーたちの足元を支えた伝説のバッシュ
90年代、漫画「スラムダンク」などの影響もあり、日本の男子たちを熱狂させたスポーツ・バスケットボール。
世界的に有名なNBAのスタープレイヤーが履いたものと同じモデルのバッシュは、長く入手困難の状態が続くほど人気のアイテムとなりました。
ナイキのエアージョーダンなどは、現在でも熱狂的なファンが多く存在します。
見た目がカッコイイのは当然として、やはりNBAプレイヤーに愛用されるようなバッシュは、性能も優れているものです。
良いバッシュは十数年前に流行ったようなモデルが、現在でも通用するようなクオリティを備えています。
名プレイヤーが使っていたモデルを中心に、多くのバスケットプレイヤーを支えてきた伝説の名作バッシュ10選をご紹介しましょう。
1.NIKE Air Jordan 1
伝説のバッシュ代表といえばNIKE Air Jordan 1ではないでしょうか。
バスケットボールの神様として知られるマイケル・ジョーダンとナイキがコラボして生まれたバッシュで、マイケル・ジョーダンが実際に試合で使用していたことから日本でも大人気になったモデルです。
「エア」というのは、NIKE社が持っていたエアクッション技術を駆使したバッシュであることと、滞空時間が長いことで知られたマイケル・ジョーダンの異名「エア」をかけて名づけられました。
Air Jordanシリーズはマイケル・ジョーダンがNBAを引退した現在でも新作が発売され続けており、2017年までに29作が製作されています。
ちなみにAir Jordan 1は現在でも1万円~2万円ほどで購入することができるため、初めてのバッシュを選ぶ人にもおすすめのモデルです。
現在でも多くのバスケットプレイヤーを虜にし続ける、まさに伝説のバッシュですね。
2.Reebok SHAQ ATTAQ
2メートルを超える長身のプレイヤーがひしめくNBAの世界においても「巨人」と呼ばれた2メートル16センチのプレイヤー、シャキール・オニールが使用していたモデルです。
バッシュの名前にも刻まれた「SHAQ(シャック)」とは、彼の愛称です。
オニールが使用していたのは、ブルー、ホワイト、ブラックの3色が混ざり合うクールな配色のモデルです。
数年おきに復刻版が販売されることがあり、色違いのものなら1万円代で手にはいります。
しかし同じ配色のものはやはり人気があるようで、倍以上のプレミアがついていることも少なくありません。
3.NIKE Air More Uptempo
NBAでシカゴブルズの黄金期と呼ばれた1990年~1999年に活躍した名プレイヤー、スコッティー・ピッペンが愛用したモデルとして知られています。
ジョーダンも一目置くオールラウンダーとして人々を魅了したピッペンの足元には、Air More Uptempoがありました。
独特なデザインが多いバッシュのなかでも特に特異な雰囲気を放つこのバッシュ、最大の特徴は側面に刻まれた「AIR」の文字です。
インパクトのあるデザインから日本でも愛好家が多く、復刻版の発売がある度に話題に登ります。
ただし復刻版は日本未発売になるパターンも多く、現に2010年、2016年と過去2回の復刻では海外のみの発売となっていました。
日本では3万円~4万円と、復刻版でも多少プレミアがついた状態で取引きされています。
4.Fila HILL 2
頭脳的なプレーを得意とし、最強レベルのオールラウンダーとして知られていたグラント・ヒルが使用していたモデルです。
スポーツメーカーに詳しい人が見て驚くのは、このバッシュの発売元が「Fila」であるということです。
そう、Filaといえばテニス用品のメーカーとして有名な会社です。
バッシュのメーカーといえばNIKEやReebokが有名ですが、実は少数ながらFilaもバッシュの製造を行っていたんです。
特にこのHILL 2というモデルは、スタープレイヤーのひとりであったグラント・ヒルの名を冠したことで知名度を上げました。
5.NIKE Air Bakin
1980年~1990年代にかけてNBA屈指のディフィンダー&リバウンダーとして知られたデニス・ロッドマンのバッシュとして知られているモデルです。
Air Bakinは本来、ロッドマンがシカゴブルズに所属していた1997年の試合で着用される予定で製作されたモデルでしたが、ソールに描かれた「AIR」のロゴがイスラム教の神アラーに似ているとして、イスラム教徒から苦情が入り急遽販売が中止になったという逸話があります。
しかしそのデザイン性の高さも手伝って、現在までに何度か復刻され、ファンの間で取引されている幻の人気モデルとなっています。
6.Reebok Men Kamikaze
雨のようにダンクシュートを降らせることから「レインマン」の愛称で親しまれたスタープレイヤー、ショーン・ケンプが使用していたモデルです。
このバッシュの発売元はReebokですが「Kamikaze(神風)」という日本語の名前がついていることから、日本でも人気のモデルとなっています。
風というよりは稲妻のようにも見えるジグザグのラインがデザインされています。
カラーによって値段は異なりますが、現在でも1万5000円~4万円ほどで購入することができます。
7.EWING 33HI RETRO
1996年にはNBAの歴史を編纂した「50人の偉大な選手」にも選ばれているスタープレイヤー、パトリック・ユーイングが自ら立ち上げたシューズブランド「EWING ATHLETIC」のバッシュです。
少しレトロなデザインのバッシュですが、名プレイヤー自ら立ち上げたブランドのバッシュだけあって足首周りのホールド力には定評があります。
真ん中にドンとあしらわれたバスケットボールのイラストに見覚えのあるという方も多いのではないでしょうか。
EWING ATHLETICのバッシュは比較的安価で手に入り、型落ちしたものなら7000円程度から購入できます。
デザインも多岐にわたるため、安く質の良いバッシュを手に入れたいという方にはおすすめのブランドです。
8.NIKE Air Max
「空飛ぶ冷蔵庫」の異名を持つ大男、チャールズ・バークレーが履いていたのがNIKE Air Maxです。
ラフプレイが特徴的で毒舌でも有名なプレイヤーでしたが、歯に衣着せぬ物言いからファンも多かったプレイヤーです。
1990年代に日本でも大ブームを巻き起こしたAir Maxは、モデルによっては10万円を超えるプレミア価格がついたことから「エアマックス狩り」と称した盗難が多数発生するなど、社会問題にもなりました。
バークレーが使用していたのは、特に人気を博したAir Max95とは少し違うモデルですが、Air Maxシリーズのプレミア化に一役買ったプレイヤーであったことは間違いないでしょう。
9.Reebok Questiion
歴戦のプレイヤーがひしめくNBAで、4度の得点王と2度のオールスターMVPを獲得したスタープレイヤー、アレン・アイバーソンのシグネチャーモデルです。
アイバーソンが「THE ANSWER(正答)」という異名を持っていたことから、「お前、本当にすごいの?」という質問を投げかける「Questiion(質問)」というモデルが誕生しました。
当時、自己中心的なプレーで批判を受けることもしばしばだったアイバーソンですが、このバッシュを履いて新人王を獲得することで見事に「答え」を出しました。
10.NIKE Air Jordan 6 SLAM DUNK edition
名プレイヤーが使ったバッシュ…という題材からは少し外れてしまうかもしれませんが、日本のバスケ事情に大きく関わるこのバッシュは、やはり外せません。
日本に爆発的なバスケブームを巻き起こした漫画「スラムダンク」の主人公である桜木花道が使っていたAir Jordan 6の特別モデルです。
桜木花道のイメージカラーである赤を基調としたデザインに、スラムダンクのイラストが随所にプリントされています。
また、桜木花道の背番号である「10」の数字が刻まれており、当時スラムダンクを読んでバスケを始めた世代にはたまらないデザインとなっています。
もちろん、ベースはAir Jordan 6なので性能の良さも折り紙つき。
現在もネットショップなどで購入することが可能ですが、中古品でも7万円を超えるプレミア価格で取引されています。
ちょっと気軽に使えそうにはありませんね。
まとめ
バスケの歴史に残るスタープレイヤーたちのバッシュ、いかがでしたか?
とんでもないプレミアがついているものもあれば、あまりの人気から何度も復刻されたことで、意外と安価で手に入るものもありました。
質の良いバッシュはプレイヤーの宝です。
履いたからすぐにバスケの腕前が上達するという上手い話はありませんが、名プレイヤーのようなバスケができるよう願いを込めて、憧れての選手が使っていた名作バッシュを履いてみるのもいいかもしれませんね。