バッシュと普通の運動靴って何が違うの? それぞれの特徴を比べてみた

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バスケで良いプレーをするために、自分に合ったバッシュの存在は必要不可欠です。

しかしバスケットプレイヤーの中には、軽い練習ていどなら普通のスニーカーでプレーするという方もいます。

では、普通の運動靴とバッシュの違いとは一体なんなのでしょうか?

一般的によく使用される他の運動靴とバッシュの違いを比較してみました。

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バッシュの特徴とは

バッシュとは、バスケットボールに特化したスポーツシューズの総称です。

バスケットシューズを略してバッシュと呼ばれています。

体育館などで使用される室内用と、屋外コートで使用される屋外用がありますが、いずれも通常の運動靴より滑りにくく、グリップ力の高いソール(靴底)をもっているのが特徴です。

また、バスケは単に走り込むだけでなくジャンプの頻度が高いスポーツであるため、使用者の足にかかる衝撃を吸収するためにソールが分厚く作られています。

細かな方向転換にも対応できるよう、足首部分を保護するベロが普通の靴よりも大きく設計されており、ホールド力が高いのもバッシュならではの特徴です。

凝らされた工夫はメーカーによって様々ですが、どのメーカーのバッシュにも、激しいプレーでもプレイヤーの足を痛めないような仕掛けが施されています。

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バッシュと他の運動靴の特徴を比較してみよう

バッシュの特徴をまとめると、「グリップ力が高く滑りにくい」「靴底が厚くジャンプの衝撃を吸収してくれる」「ベロが大きくホールド力が高いため勝手に脱げにくい」という3点が挙げられます。

では、他のスポーツに使用する運動靴と比べてみるとどうでしょうか?

ここでは一般的に愛用者の多い、ランニングシューズ、スニーカー、トレッキングシューズの特徴と比較してみましょう。

ランニングシューズ

ランニングシューズは、走ることを目的としたスポーツシューズです。

長時間ランニングを続ける際に少しでも体力を温存するため、ランニングシューズは極限まで軽く作られます。

一般的なバッシュは重さ300グラム~500グラムほどですが、ランニングシューズは100グラム~200グラムのものが多く、バッシュの半分以下の重量で出来ています。

また、ランニングシューズはランナーのヒザやカカトに負担がかからないよう、高いクッション性を備えているものが多いです。

バッシュに比べるとソール部分はかなり薄いものの、長時間のランニングでも疲れないよう衝撃を吸収する素材が選ばれています。

ただしソールの厚みが無いため、ジャンプに耐えるほどの衝撃吸収力はありません。

ランニングシューズの特徴を一言でまとめるなら、「体力温存に特化したシューズ」であると言えるでしょう。

スニーカー

ゴム底の布製運動靴を総称してスニーカーと呼びます。

軽いスポーツから普段使いまで幅広く使える靴なので、最も普及率の高いスポーツシューズのひとつと言えるでしょう。

スニーカーを細かく分けると、ハイテクスニーカー、ハイカットスニーカーなどに分けられ、それぞれの使用条件に合った特徴を持っています。

バッシュも広義ではスニーカーの一種であり、ハイテクスニーカーに分類されます。

ひとくちにスニーカーといっても用途が多岐にわたります。

ハイテクスニーカーならバスケやサッカーといったスポーツに使用できるものもありますが、ハイカットスニーカーなどは主にファッション目的で使われることが多く、スポーツに向いていません。

スニーカーの特徴は、「用途によって使いわけることのできる多様性」だと言えます。

トレッキングシューズ

トレッキングシューズは、登山靴の一種です。

トレッキングとは厳しい山の登頂を目的としたハードな山登りではなく、比較的ライトな山歩きのことを指すのが一般的です。

山の中を歩いていても危険がないよう、丈夫な造りになっているのがトレッキングシューズの特徴です、トレッキングは重い荷物を長時間持って歩く必要があるスポーツなので、靴底が簡単に抜けたり磨り減ったりするシューズを使うことができません。

そのためトレッキングシューズのソールは分厚く設計されており、悪路での使用にも耐えられる耐久性を持っています。

また、足首を保護するためのベロも大きく作られており、形はバッシュによく似ています。

バッシュとの大きな違いは、重さと硬さです。

細かい動きに対応できるよう、分厚くとも柔らかいバッシュのソールに対し、トレッキングシューズのソールは硬めに作られています。

山では尖った岩や鋭い枝でソールが傷つく可能性があり、突起物で足を怪我しないよう工夫されているのです。

重さに関しても、バッシュの方が圧倒的に軽いことが多いようです。

バッシュの重さは300グラム~500グラムですが、トレッキングシューズは500グラム~800グラムほどの製品が一般的です。

ただし値段の高いものになるとバッシュと同程度の重さのものもあるようです。

トレッキングシューズの特徴を一言で表すなら、「悪路での使用に特化した安全靴」です。

バッシュ以外の靴でバスケをすることは可能?

バッシュが最もバスケに向いているシューズ…というのは当たり前ですが、ではその他の運動靴でバスケをすることは可能なのでしょうか?

結論から言うと、遊びでプレーする程度なら他の靴でも十分にバスケが可能です。

ではなぜ、本気でバスケをしている人たちはわざわざバッシュを使うのかというと、その理由は2つ考えられます。

ひとつは「プレイヤーの怪我を防ぐため」、そしてもうひとつが「普通の靴ではバスケに耐えられないため」です。

まず、バッシュは高いグリップ力を持ったシューズです。

特に体育館でのプレーではその真価を発揮します。

バスケはとてもハードなスポーツです。

相手にボールを取られないような鋭い切り返しを繰り返していると、プロのバスケットプレイヤーでも転倒することがあるほどです。

そのため、できる限り転倒を防止するためにはグリップ力の高いバッシュを使用する必要があるのです。

普通のシューズでバスケをしていると、かなり滑りやすくて驚くはずです。

そして、そのような切り返しを繰り返していると、靴には簡単に穴が空きます。

特につま先の部分の縫い目にはかなり大きな負担がかかるため、普通のスニーカーなどでバスケをすると、ものの1ヶ月足らずで穴が空くことも。

その点バッシュなら、プレイヤーの動きで不可が掛かりやすい部分を補強して設計されているので壊れにくいのです。

バスケをするなら、やはり質のいいバッシュを使うのが一番おすすめですね。

ランニングシューズでバスケをするとどうなる?

ランニングシューズを使ってバスケをすると、足を怪我する可能性が高いです。

軽くて走りやすいので、一見バスケに向いているようにも見えますが、ランニングシューズは軽さを追求するために薄く作られているため、激しいプレーから足を守ってはくれません。

バスケでは一ヶ所に複数のプレイヤーが集まって激しくぶつかり合うような場面も多く、そのときに他のプレイヤーの足を踏んでしまうという事故が少なくありません。

バッシュはそうした事態を想定して上部を分厚く設計されているので多少踏まれたくらいで怪我はしませんが、ランニングシューズは誰かに踏まれることを想定した靴ではないため、踏まれると怪我に繋がりやすいのです。

ましてや相手が分厚く頑丈なバッシュを履いていた場合は、大怪我をしてしまう可能性もあります。

スニーカーでバスケをするとどうなる?

スニーカーの場合は、ハイテクスニーカーなどの激しいスポーツに向いているモデルを使えばバスケに使用することもできます。

ただ、ファッション目的で作られたスニーカーは怪我に繋がるのでバスケには使用しないほうが無難です。

また、基本的にスポーツ用として作られたスニーカーであっても、長時間のバスケには耐えられないことがあります。

バスケはストップ&ゴーの多いスポーツなので、ある程度補強された靴でないと穴があいたり紐が切れたりしやすいからです。

ときどき遊びでバスケをする程度ならスニーカーでも構いませんが、靴の寿命を縮めることにはなってしまいます。

トレッキングシューズでバスケをするとどうなる?

トレッキングシューズは、頑丈ですがかなり重いのでバスケには向いていません。

バッシュと形が似ていますが、重さはバッシュの倍近くになることもあります。

ランニングシューズと違って上部が硬く設計されているので、踏まれて怪我をするという可能性は低いものの、重みに耐えかねて足をひねる危険があります。

また、相手のプレイヤーを怪我させてしまう可能性があるため、バスケでの使用は控えたほうがよいでしょう。

まとめ

スポーツシューズには、それぞれに適材適所があります。

絶対にバッシュでしかバスケが出来ないというわけではありませんが、本気でバスケをするならバッシュを用意したほうが良いでしょう。

今回はバスケというスポーツの中での適正を見てきましたが、逆にバッシュをランニングに使ったり、登山に使ったりすると別の弊害が出ます。

スポーツには、そのスポーツに特化したシューズを選んだほうが良さそうですね。