坐骨神経痛ならではの腰痛コルセットの使い方
坐骨神経痛を軽減させる為に、病院で腰痛コルセットを処方されることがあります。腰痛コルセットの選択は、基本的に先生にお任せするのが良いですが、ここでは坐骨神経痛ならではの使い方について考えたいと思います。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛ベルト・コルセットベスト21ランキングはこちら
坐骨神経痛を一括りに考えない
腰痛の1つである坐骨神経痛は、脊柱を通る脚へ向かう太い神経の中心の坐骨神経に、諸原因が元で圧迫や損傷を加えられると、お尻や脚など色々な部位に痛みや痺れを生じさせるものです。
原因となるものが腰やお尻に近い所でも、痛みや痺れの症状は、腰痛以外にも太ももや遠い所では足の甲にまで現れるなど様々です。
坐骨神経痛の原因の中心は、椎間板ヘルニアによるものです。椎間板が飛び出したものが、坐骨神経痛を圧迫刺激して痛みにつながるというものですが、他にも脊柱管狭窄症や梨状筋症候群などが原因として挙げられます。
腰痛コルセットの坐骨神経痛ならではの使い方というのは、一概に坐骨神経痛の腰痛コルセットという一括りではなく、その原因にあった使い方を考える必要があるからなのです。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛ベルト・コルセットベスト21ランキングはこちら
椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症では腰痛コルセットの使い方は違う
坐骨神経通の原因の中心である椎間板ヘルニアである場合には、通常の姿勢をまっすぐに保つ腰痛コルセットを使うことで痛みを軽減させることが出来ます。
脊柱管狭窄症を原因とする場合は、椎間板ヘルニアの逆でまっすぐや反り返るような姿勢で痛みが出る為、上下の幅が狭めのものが良いとされています。また脚にまで痺れが出るような場合には、お尻の方までカバーするようなタイプが良いと思います。
梨状筋症候群は腰痛コルセットの効果が出にくい
梨状筋症候群を原因とする場合、姿勢が悪かったり、立ちっ放しの作業などで梨状筋に負担を掛けることで血行が悪くなり、梨状筋が硬化することから坐骨神経を圧迫刺激しますので、腰痛コルセットをしてもあまり痛みが改善されないケースも多く、腰痛コルセットでの固定ではなく根本の梨状筋を緩めていく治療が必要となるのです。
まとめ
このように、坐骨神経痛に対する腰痛コルセットの選択には、痛みや痺れに繋がる原因を特定し、坐骨神経痛ならではの使い方をしなければ効果も薄く、逆に悪化させてしまうことにも繋がりますので、腰痛コルセットを使う際には病院で原因を特定させて、基本的には先生に処方してもらうのが良いと考えますが、市販の腰痛コルセットを選ぶ場合には、その原因にあったタイプを選ぶことが大切になります。