ミラーレス一眼で子供の一生に一度の名場面を切り取ろう
一生もの
子供が生まれてやっぱり欲しいのが、いいカメラ。
うちではミラーレス一眼を買って使っています。
今までコンパクトデジカメしか使ってなかったのですが、まがりなりにも一眼を呼ばれるカメラがコンパクトデジカメとこれほど違う写真が撮れるとは思っていませんでした。
写真や動画は一生ものの思い出・世界に一つしかない宝物なので、大事に撮りたいですね。
取れる写真が違う
うちで使っているのは、SonyのNEX-5Rのズームレンズ付きです。
私自身は完全に写真素人ですので、カメラについての薀蓄は語れませんが、一眼で撮った写真がコンデジで撮った写真と全く違うことは分かりました。
逆に言えば、素人の私にも違いが分かるほど撮れた写真が違っていたとも言えるわけです。
とにかく雰囲気のある写真が撮れるんです。
子供がのぞき込むような表情や泣き顔なんかも、すごく表情豊かに写真が撮れて、いつまでも残しておきたい写真が撮れます。
広角が家の中での写真撮影を劇的に変える
NEX-5Rには、1650というズームレンズが付いています。
これは、16mm(3.5F)-50mm(5.6F)の焦点距離になります。
コンデジでは、35mmくらいからの焦点距離でしたが、これだと家の中では子供までの距離が近すぎて、全体の雰囲気を撮ることははっきり言って不可能でした。
NEX-5Rの最大広角16mmで写真を撮ると、撮れる範囲が全く変わります。
劇的に変わるので驚きです。
とにかく広く撮れるので、家の中で子供が近くにいても、子供の面白さや表情をリアルに切り取れます。
構図を深く考えなくてもパシャパシャとれるので、タイミングを逃さず撮影することができます。
子供が出す一瞬の面白さを素早く撮れる写真として、広角のカメラは必須であることを実感しました。
今だ、というときに、コンデジだとアップすぎて、画面をのぞきながら後ろに下がっている間に子供も次の遊びに移ったりしていたのがもはや懐かしい思い出に感じるほどです。
ピント合わせがとにかく速い
一眼を買うとき、結構悩みました。
最終的にはCANONのEOS Mと悩んだのですが、決め手はピント合わせの速さでした。
そして、その判断は正解だったと確信しています。
子供を撮るときの注意事項はいくつかありますが、まず第一は、何といっても、その一瞬を逃さないことだと思います。
子供は随時面白いことや楽しい姿を見せてくれるのですが、ほとんどは一瞬の出来事でしかなく、写真に残すのは結構困難です。
そんなとき、せっかく自分自身は万全の準備ができていても、カメラのせいでもたもたしていては、撮れる写真も撮れずに終わってしまい、時に写真の代わりに後悔を残してしまいます。
この一瞬をとらえようというとき、ピント合わせの速さは決定的な差となります。
せっかく、楽しい一瞬を目の当たりにし、写真を撮ろうとしているのに、画面がいつまでもぼやけていて、やっとピントが合った時には、終わっている、というのは悲しすぎます。
チャンスはほんのわずかしかないのです。
NEX-5Rのピント合わせの速さははっきり言って他機種とかなり差がありました。
CANONのEOS Mの言い分では、花や景色などがきれいに撮れる、とうたっていましたし、それは間違いではないと思います。
ただ、子供の写真を残していきたいと思うなら、絶対ピント合わせの速さを最優先事項として検討すべきです。
レンズを交換するようには交換できないので、最初の選択で間違えないようにしたいところです。
ちなみに、NEX-5Rは花も景色もきれいに撮れました。
明るいので家の中でもきれいに撮れる
コンデジに比べて一眼では明らかに明るく取れます。
というか、短いシャッター時間で写真が撮れます。
これ、何がうれしいかというと、写真がぶれないんです。
シャッター時間が長いと小さな手ぶれなども影響して、写真がピンボケににたぼやけた写真になってしまいます。
子供の写真を撮るときはこれが致命的になります。
とにかくじっとしていないので、シャッター時間が長いと、それだけでぼけた写真になってしまうのです。
子供の写真を撮るときは、シャッター時間を短くすることは必須です。
ただ、単にシャッター時間を短くすることはできません。
シャッター時間と取れた写真の明るさは比例するのですが、家の中は外に比べて光の量が絶対的に少ないため、それなりの明るさの写真を撮ろうとすると、必然的にシャッター時間が長くなってしまいます。
これを回避できるのが、レンズ自体の性能指標のひとつである明るさを明るくすることと、フィルムの感度を表すISOを高くすることです。
で、NEX-5Rに標準付属のレンズ1650では、最大広角の16㎜のときで、明るさを表すF値は3.5fです。
これは、コンデジよりはましですが、すごく明るいわけではありません。
なので、レンズの明るさだけを頼って動き回る子供を手ぶれすることなくとることはできません。
そこで、ISOの感度を上げることが有効になりますが、これを上げると今度は光の小さなノイズを拾ってしまって、ざらざらした画質になってしまいます。
極端に言えば、暗視カメラで撮影したような画質です。
NEX-5Rはこのノイズをかなりきれいに消してくれます。
実際、家の中で子供を撮影する場面では、
焦点距離:16㎜
明るさ:3.5f
ISO:1600
で撮れば、かなりきれいに写真撮影できます。
ノイズ処理を含めたこのあたりのバランスはNEX-5Rは本当に使いやすいです。
ミラーレス一眼はとにかく小さくて軽い
いわゆる一眼とミラーレス一眼の違いは間違いなく大きさと重さです。
ミラーレスは構造的には一眼レフカメラからファインダーをなくしてそのまま撮影素子に映しています。
構成を簡略化した分、大きさをコンデジと同等に小さくし、重さも劇的に軽くしています。
それでいて、レンズを取り付けるマウント機構は丁寧に作られていて、交換式レンズを採用することができます。
つまり、ファインダーを犠牲にした代わりに、コンデジの小ささ・軽さと一眼レフの撮影素子・レンズのいいところだけを集めた機械になっています。
これはかなり偉大なことで、何といってもすぐ使う・すぐ持ち出す・きれいに残すという子育ての中では頻繁に発生する一度しかない場面に完全に適用した機械になっているのです。
これが気合を入れすぎて通常の一眼レフを買ってしまうと、最初は張り切って外出するたびに思い一眼レフを首から下げて頑張りますが、そのうち億劫になってきます。
鞄への出し入れも七以下に引っかかったり一旦中身を出して入れなおすなど、だんだんやってられなくなります。
そうするとコンデジの携帯性に引っ張られてコンデジを使いだすようになりますが、今度は撮った写真の質に満足できなくなって、結局一眼に戻ったりします。
もちろん、場面に応じてコンデジが適切だったり、一眼レフが適切だったりすることはあります。
しかし、ミラーレス一眼では、そのほとんどの場面で対応可能です。
つまり、場面に応じてカメラの選択を悩む必要がないのです。
だからこそ、外出の時に迷わずカメラをもっていくことができますし、一生に一度のシャッターチャンスを逃さずとらえることができます。
そして、仮に出番がなかったとしても、軽く持ち運べるので後悔もないのです。
子育て中の写真撮影には、ミラーレス一眼がぴったりなのです。
カメラマンがうまいわけではない
一眼カメラを買うまでは、いい写真はカメラマンの腕がものをいうと思っていました。
でもおそらく私が以前持っていたコンデジでは、とても優れたカメラマンでも、子供の表情を雰囲気を含めて写真に撮影するのは、おそらく無理です。
逆に、素人の私でも、一眼カメラと状況にあったレンズがあれば、明らかによい写真を残すことができます。
子供の写真はまさにその瞬間にしかない世界に一枚の写真です。
だからこそ、良い写真をずっと残して、後悔は残さないようにしたいものです。