まくらを作って(探して)気分転換しよう!(口コミ・体験談)
家族が長期入院をした時には、色々な物を買いそろえました。
オムツやおしりふきに始まる介護用品やパジャマや下着、日中リハビリ時に必要なトレーニングウェアや靴など。
本人が普段から下着や服装にこだわりのない人だったため、総入れ替えのように全部が新品購入となり、入院費用だけでも凄い出費だったため、本気でキレそうになりました。
言われるままに購入した物にはそれ以後使わなくなるようなものもあれば、間違って買ってしまったようなものもあります。
TVで病院の取材番組を見た際、患者の家族にわざと買い物をさせる時期があることを知りました。
出費の負担はあるけれども、ショックとストレスの解消を目的としているのだそうです。
インターネット通販の時代、買えなくて困るようなものはあまりありません。
ただし一つだけ、購入をためらう物がありました。
それは、腕用や足元用のまくらでした。
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介護用品のまくらは、とにかく高い
長期入院時にあると便利なのが、寝返り用や姿勢を安定させるために使用する、変形まくらです。
病院でも用意はあるはずなのですが、退院が見込めるような回復期の患者の場合は、その家族が退院後に使うことを予定に入れて準備させるようです。
私の場合は、肩の関節に負担がかからないよう、体の下に肩から腕までが乗せられるまくらが必要でした。
また、足元のベットと板の間の隙間を埋めるクッションもあると便利だと思いました。
どちらも、幅約35~40cm位で長さは大柄な男性で95cm位、通常のまくらやクッションに比べると長い変形サイスです。
厚みはやや薄いほうが使いやすいため、介護用品でないと商品としてないようなものでした。
ですがこのタイプのまくらはとにかく高価です。
四角くく縫って、ポリエステル綿を入れただけの物なので、精神的にクタクタな状態でしたが、自作してみることにしました。
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変形長まくらを自作して満足
家にあるはぎれ生地を2種類中綿用とカバー用に用意し、綿は家にあった手芸素材の残りと、近所の家具屋さんでセール品だったまくらを解体して作りました。
特別なオリジナルの生地でないものの、サッカー生地を使用したため、綿ブロードの平生地より肌触りがよく、思いのほか良い出来です。
早速病室に持って行って使ってみると、手作りしただけにサイズや厚みが治まり良く、ちょうど足にむくみも出ていた頃なので、両足枕に使ったりして喜ばれました。
入院から随分日が経っていましたが、この時初めて満足感を感じました。
裁縫は得意ではありませんでしたが、どんな状況下でも物作りをすると心が落ち着くな、とつくづく思いました。
入院時は淋しくなるため、ぬいぐるみをそばに置きたくなりがちですが、こういう手作りクッションや枕の方が、実用的で病人も心が安らぎやすい感じです。
取り出し口のファスナーはつけた方が便利ですが、マジックテープつけや折り返しだけでも良いので、ぜひ、入院時でなくとも必要となる機会があれば簡単に作れるため、自作をおすすめ致します。
ニトリには、安くて形・材料も種類が豊富
もちろん、作ってられない方も多いはずです。
そのような時は、値段も安価で種類が多く充実している、ニトリのまくらコーナーがおすすめです。
時には介護用品に近いイメージの商品もあり、以前私が変形長枕まくらを探した際はなかったのですが、今年はそうした商品があることを発見して、ちょっとくやしく思う位です。
クッションやまくらの中に入れる材料も別売していますが、同じく手芸用品売り場で購入するより、セール特売のまくらやクッションを買っちゃった方が安くお得みたいな時があります。
季節の変わり目の商品の入れ替え時期では、店頭展示品や前シーズン商品最後の1個などが、凄い安値で売られていることがあるため、まずはお店を見に行ってみましょう。
まとめ
何かと出費や不安、ショックも大きい長期入院や介護ですが、気にいるアイテムを見つけて揃えていくのも、ストレス発散、気分転換になるかと思われます。
既製品でも、ちょっとした工夫をしてみたり、捜し甲斐のある物を見つけたりすると、そのことによって感動するものです。
ちなみに寝くじいたりしやすい自分の首用には、タオルを丸めた位のサイズでピーズ入りの“首まくら”を、自作し愛用しております。