タオルで作った枕が話題、でも本当に使える?筆者のおすすめ利用法
近頃タオルで作った枕というのが、あちこちで紹介されています。
特にストレートネックに効き目があると言うので、試してみようかと思っている人も少なくないはずです。
しかし筆者の場合、このストレートネックとは関係ないのですが、結構長くこのタオルで作った枕を自宅以外では使用しています。
手軽で簡単ですぐ使えて荷物にもならないので、特に旅行の時にはおすすめなのです。
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目次
枕は頭を支えるのか首を支えるのか
普通枕と言うと、頭を載せて使うものという寝具のイメージです。
しかしこれ、本当に頭を支えるものなのでしょうか。
勿論1日中気を張って持ち上げていた頭を、寝ている間は休ませてあげるというのは、大切なことです。
そのために気持ちの良い、自分に合った枕を利用するのは決して間違っていません。
しかしこの頭の重みを支えるのは、首です。
頚椎がしっかりしていないと、頭の重みは支えられません。
重みに負けると背骨までもが、歪んでいくことになります。
なので寝ている時以外、頚椎とその周りの筋肉は休むこと無く頑張ってくれているのです。
この頚椎や首の筋肉を、寝ている時に休ませてあげるのは、非常に重要なことです。
寝ている間くらい、頭の重みから開放してあげたいものですね。
とすると、枕というのは頚椎を支えてくれる、というのも役目になっていて当然ですね。
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日本で使用している枕は小さめなものが
昔の、江戸時代などに使用されていた箱枕、時代劇などで見た人は多いはずです。
髪を崩さないように工夫されている箱枕ですが、首の付根にあてがって使用した枕です。
ある意味、首枕の走りと言ってもいいかもしれません。
しかし、髪を結わないで済む時代になると、普通のそばがらなどの枕に移行していきました。
これらのまくらはどれも、欧米の羽根枕などに比べると小型で、頭の後ろを支える形のものです。
これだと首は支えられず、頭だけ支えている形になります。
寝ている間も首が休めない感じがしますね。
筆者の枕遍歴のあれこれとその結果
この普通の枕ですが、筆者これを使用している頃には寝違えを非常に多く起こしていました。
その後の枕遍歴は、結構迷いつつ進んできたものです。
実は最初は枕無しで寝てました
赤ちゃんの時から子供時代まで、筆者は枕を使用していませんでした。
いや勿論、赤ちゃんの時の記憶はありません。
親に聞いた所、枕は使わなかったと言うことです。
物心ついた時には使用していませんでしたね。
頭の後ろが扁平にならないように、と思って枕を使用しなかったのだそうです。
まだドーナッツ枕などない時代でした。
普通の枕で寝違えのオンパレード
さてそれでも、小学校卒業あたりで枕の使用を開始しました。
枕があったほうが寝やすいよ、という友人の言葉に誘われたのです。
この時に使用したのは普通の、多分綿の詰められた枕だったと思います。
でまあ結論から言いますと、非常に寝違えの多かった時代でもあります。
多分首に負担がかかっていたのと、枕のサイズや高さが身体に合っていなかったのだと、推測されます。
寝違えがひどくて辛かったので
自分に合った枕を探すべく、専門店でいろいろと探した結果、当時ポピュラーになりつつあった低反発の枕に行き着きました。
寝返りを打っても肩も痛くならず、寝違えの頻度も激減しました。
これはありがたいと、愛用していたのですが問題もありました。
夏の暑い時期にはこれ、肩と首と頭にフィットするのが、汗をかきやすいという問題になってくれました。
とにかく暑いのと、気温によってヘタれるのが問題ですね。
ストレスによる首の問題が起きた時に勧められたのが
そんな感じで枕をあれこれ試していたのですが、ちょっとしたプライベートでのストレスで頚椎が問題を起こしました。
ストレートネックに近くなって行ったのです。
結果、疲労感や身体の歪みが出てきてしまい、カイロなどの治療に行っていたのです。
その時に治療師に勧められたのが、タオル枕でした。
首のカーブに合わせて丸めて、寝る前にリラックスしている時に首にあてがっておけ、と言われたのです。
今ではこのタオル枕、作り方などネットでずいぶん細かく載っていますが、当時は適当でしたね。
なので適当に丸めて、寝る前にねじりストレッチしたり本を読んだりしている時に、首の後にあてがっておいたのです。
それが良かったのか、またストレスが少し軽減されたからなのか、ストレートネックは一時的なもので治まってくれました。
このタオル枕がその後の旅行に大きく役立ってくれた
家でタオル枕を使ってみて、ふと気がついて旅行の時に利用してみたのです。
飛行機の中でも便利に首を支えてくれる
飛行機にのる時には勿論、空気で膨らませるタイプの枕を、持参していました。
しかしこれ、筆者的には首周りが煩くて好きではなかったのです。
とは言え枕なしでは、背もたれに寄りかかった時にやはり、首は上手く収まらず転がってしまいます。
そんな時に思い出したのが、タオル枕でした。
手荷物に厚手のタオルを入れておき、簡単に丸めて首にあてがったのです。
これだけで首の負担がかなり軽減されて、しかも背もたれの上で頭が転がることも無くなってくれました。
荷物にもならないので使い勝手がよく、エコノミークラスの近頃のリクライニングを大してしてくれないシートには、必需品になっています。
問題は、起き上がった時に床に落ちたりすることですね。
腰枕としても使い勝手がいい
飛行機のシートの場合特に、できるだけリラックスしようとすると腰を前にずらす形になります。
結果、腰椎の後ろのS字カーブが崩れてしまい、腰痛の原因になるのです。
これを少しでも軽減するために、腰枕の使用をおすすめしたいです。
でも腰枕を持ち込むなんて、と思うかもしれませんね。
これもまた、タオルを使用すれば解決できます。
こちらは丸めずに、腰のカーブに合わせて折りたたんでウエストの後ろにはさみます。
首枕と同じく、立つ時などに通路に落とさないように注意してください。
旅先にホテルでも便利に利用
国内旅行でも外国旅行でも、最も悲しいのは寝具を選べないということですね。
一流のホテルだと、寝具についても要望を聞いてくれるところもあります。
しかし普通のホテルなら、汎用の寝具で我慢するしかありません。
そしてここでも枕の問題が出てきます。
大きなサイズの羽枕タイプのものを使用する際、肩のあたりまでカバーするように使うのがおすすめです。
こうすると普段は普通の日本の標準的な枕を使用している人も、あまり違和感なく使えます。
とは言え問題は、枕自体です。
国内だと問題になるのは、そばがらの枕ですね。
外国の場合、羽根枕が問題になることもあります。
どちらもアレルギーに関してのトラブルを起こす可能性があるので、事前に連絡できれば問題ないのですが、出来なかった場合枕無しで寝ることにもなります。
でも何もなしで寝るというのが辛い場合、ここでもタオル枕が活躍してくれます。
ホテルならバスタオルが常備されていますので、簡単に作れますね。
この場合は飛行機内と違って長時間の使用になりますから、ガムテープとか紐で縛っておくほうが、睡眠中に崩れないのでおすすめです。
筆者そのためもあり、荷物に常にガムテームを突っ込んであります。
まとめ
タオル枕というのは、ストレートネックにある程度効き目があると言われています。
なので自宅で使用している人も、結構いるはずです。
しかしこれ、タオルという持ち運びが便利な品で作りますから、出先でも簡単に作ることが出来ます。
なので、旅行中や出先で枕が合わなくて寝にくい時、サクッと作って安眠確保してみてください。
他にも使用する目的で荷物に入れてあるタオルです。
すぐに作れる枕として、記憶にとどめておいてください。