ベッドでマットレスを使うときの良い点とは?敷き布団にはない5つのメリット
ベッドフレームにマットレスを乗せて使う方法は、よくある一般的なものですが、実はベッドならではのメリットがあります。
寝るときは、床に敷き布団を敷く方法もありますが、ベッドを使う方法には、敷き布団とは違った利点があるのです。
ここでは、ベッドとマットレスを組み合わせたときに得られるメリットについて、詳しく説明していきます。
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ホコリの被害が少ない
マットレスとベッドを組み合わせる方法だと、自分の体と床との距離が開くことになります。
ベッドの足の分だけ、位置が高くなるためです。
これは、ホコリの影響を少なくするためには、見逃せないポイントになります。
敷き布団を床に敷いていると、床から舞い上がるホコリが気になってしまうものです。
どうしても床との距離が近くなってしまうので、「寝ている間にホコリを吸い込むのでは?」という不安を感じることがあります。
実際に、布団を床に敷いていると、顔にホコリがかかる可能性は高くなってしまうため、注意しなければなりません。
しかし、ベッドでマットレスを使う方法なら、そうしたデメリットを防ぐことができるのです。
30cm以上の距離
床から30cmまでの距離は、舞い上がったホコリが漂っていることが多いものです。
敷き布団を床で使うときは、その30cmの中に自分の顔が入りがちであり、ホコリに悩まされることがよくあります。
眠っているときは体の動きが小さいため、一見するとホコリの心配はなさそうですが、実際にはそれほど少ないわけではありません。
あまり動かないときでも、ホコリが舞ってしまう可能性はあるのです。
この問題を解決するためには、30cm以上の十分な距離をとらなければなりません。
床から離れていれば、舞い上がるホコリは届かなくなります。
そのためには、マットレスをベッドで使う方法がおすすめです。
ベッドフレームの上にマットレスを乗せた状態だと、ベッドの足の分だけ位置が高くなるため、自分の体が床上30cm以内に入ることはなくなります。
それなら、舞い上がったホコリが顔に降りかかることもありません。
アレルギーなどが気になる人は、ぜひベッドとマットレスを使ってみてください。
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楽に起きることができる
マットレスをベッドで使うときの高さは、ホコリ対策だけでなく、起きるときの動きにも影響してきます。
高さがあることで、敷き布団を使うときよりも楽に立ち上がることができるのです。
床に布団を敷き、そこから立ち上がるときは、低いところから高いところへ大きく動く必要があるため、膝や腰などに負担をかけることが多くなります。
若い人だと、そうしたデメリットが気にならないこともありますが、高齢で足腰が衰えている場合などは、無視できない重要な問題です。
毎朝起きるたびに苦痛と戦わなければならないようでは、余計なストレスがたまります。
また、無理をして立ち上がり、膝や腰をひどく痛めたりすると、起きたあとも辛い状態が続くことになってしまうのです。
起きるときの体の負担を少なくするなら、なるべくベッドを使うようにしましょう。
足を降ろしてから立つ
ベッドでマットレスを使うとき、起き上がりが楽になるのは、足をいったん降ろすことができるからです。
敷き布団から立ち上がるときは、膝や腰をぐっと曲げてから立たなければならないことも多いため、なかなか体への負担を軽減することができません。
しかし、椅子に座るような状態でマットレスに腰掛けることができれば、そこから立ち上がるのは簡単です。
ベッドとマットレスの組み合わせで、ぜひそのような立ち方を試してみてください。
スプリングも重要
起きるときの体の負担の軽減には、マットレスの中のスプリングも役立っています。
内部にスプリングが入ったマットレスは、高いクッション性があるため、立ち上がるときの体の動きを助けてくれるのです。
まったく浮き沈みがないようなクッション性の低いものだと、自分の力だけで立ち上がらなければならないため、足腰が弱っていたり、怪我をしていたりすると、少し辛いものがあります。
より楽に立ち上がるためには、マットレスを選ぶときにスプリングを確認しておくようにしましょう。
上げ下げがない
床で敷き布団を使う場合は、起きたあとに上げて、夜になったらまた下げるという作業が必要です。
しかし、ベッドでマットレスを使うなら、そうした上げ下げの手間がなくなります。
大きくて厚いマットレスは、動かすのも容易ではないため、基本的には毎回上げ下げをするものではありません。
「疲れたときはいつでも横になれる」という安心感も、魅力的なポイントのひとつなのです。
ときどき干す
布団のように頻繁な上げ下げはしないとしても、マットレスをまったく動かさないのは、よくない使い方になります。
最初に敷いたときのまま延々と使い続けたりすれば、湿気がどんどん蓄積されてしまうのです。
ベッドでマットレスを使う方法だと、敷き布団を床に密着させて使うよりも湿気は少ないものですが、一度も動かさないとなれば話は別です。
ことわざに「塵も積もれば山となる」というものがあるように、たとえ少ない湿気であっても、何もせずにただ放置していると、いつの間にか無視できないレベルになっていることがあります。
そして、蓄積された多量の湿気は、カビやダニの繁殖や臭いなどのデメリットにつながってしまうのです。
したがって、ときどき干して乾燥させる作業は、忘れずに行うようにしてください。
ひとりでは動かせないようなものなら、誰かの手を借りられるときだけでも、日の当たる場所に出すようにしましょう。
そうして日光と空気に晒すことで、少しずつたまっていたマットレスの中の湿気を、いったんリセットすることができます。
日光に弱い素材のマットレスだった場合は、風通しのよい場所で陰干しにするのがおすすめです。
収納スペースができる
敷き布団にはないベッドならではの特徴といえば、「下の空間に隙間ができる」というものもあります。
床に敷き布団を敷いた場合、ぴったり密着することになるので、当然ながら隙間などはできません。
しかし、ベッドには足があるので、マットレスを敷いても、下の空間が埋まることはないのです。
そのぽっかりと空いた隙間をただ放置しておくのは、少しもったいない使い方になります。
せっかく空いたスペースなら、何かを収納するために利用してみてください。
ベッドによって隙間の幅は異なりますが、そこにすっぽりと入るようなものなら、どんどん収納してみましょう。
そうすれば、部屋の中のどこかに新たなスペースができることになるため、より広く使うことができます。
インテリアにできる
ベッドでマットレスを使う方法なら、敷き布団とは違い、おしゃれの面でもメリットがあります。
他の家具との相性がよいため、インテリアとして機能してくれるのです。
床に敷いた敷き布団は、あくまでも寝具としての役割を果たすだけであり、おしゃれに影響するようなメリットはありません。
しかし、ベッドをうまく配置することができれば、おしゃれなインテリアとしても利用することができます。
その点を考慮するなら、敷き布団ではなくベッドを選んでみてください。
まとめ
ベッドとマットレスを使う方法には、「動かしたいとき苦労しそう」「やたらと幅をとるのでは?」といったマイナスのイメージをもつ人もいます。
確かにそうしたデメリットはありますが、それだけがすべてではありません。
ここで紹介したように、魅力的なメリットも多くあるのです。
メリットの中に気になるものがあるなら、敷き布団よりもベッドとマットレスの方が合っていることもあるので、ぜひ導入を検討してみてください。