マットレスが黄ばんでしまうのはなぜ? 注意したい4つの原因
マットレスは、睡眠のために欠かせない寝具ですが、普段の使い方には注意しなければなりません。
適当に使っていると、いつの間にか黄ばんでいることがあるのです。
そのようなマットレスの変色を防ぐには、まず原因を知る必要があります。
では、黄ばんでしまうときのよくある原因について、対策と一緒に詳しく説明していきましょう。
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寝汗
マットレスの変色は、寝汗がたっぷり染みこんでいるときによく起こります。
染みこんだ汗が酸化すると、だんだん黄色くなってくるのです。
ひどいときには、黄色を通り越して茶褐色になることもあるため、あまり多量に染みこむような状態は避ける必要があります。
しかし、人間が寝ているときは、意外なほど多くの発汗があるものです。
激しく動くわけではないため、一見するとあまり汗をかかないように思えますが、実際にはそれほど少ないわけではありません。
多いときには、コップ1杯くらいの汗を流していることもあるのです。
それがマットレスに染みこむことになれば、黄色く変色する可能性は高くなります。
なるべく変色させないようにするためには、なんとか汗を防ぐ対策をしなければなりません。
直接寝ない
マットレスに汗が染みこむことを防ぐなら、自分の体とマットレスが直接触れ合わないようにしてください。
直接触れていると、汗がダイレクトに染みこむことになってしまい、黄ばみを防ぐことが難しくなってしまいます。
多量の汗による黄ばみを防ぐなら、必ずシーツや敷きパッドを使うようにしましょう。
何かを敷いて使うようにすれば、汗をたくさんかいたとしても、マットレスに染みこむ量は抑えることができます。
マットレスをガードできるものを使っていれば、汗によるデメリットはなくなるのです。
しかし、腰痛対策で高反発マットレスを使うときなどは、「直接寝ないと効果がない」という注意点があるため、シーツを使わずに寝てしまうことがあります。
確かに、マットレスの効果を確実に得るためには、体との間に余計なものを入れるべきではありませんが、シーツや敷きパッドなら避ける必要はありません。
「直接寝ない」というのは、「他の寝具を重ねない」という意味であり、シーツや敷きパッドの必要性を否定しているわけではないのです。
高反発の効果を妨げるようなことにはならないので、どんどん使っていきましょう。
速乾性に注意
汗対策でシーツを使うなら、適当なものを選ぶのではなく、すぐ乾くものを選ぶべきです。
水分が乾きにくいものを使っていると、湿った状態が長く続き、その間にマットレスまで染みこむことになります。
そんなことでは、シーツを使っていたとしても、汗による黄ばみを防ぐことはできません。
確実な対策をするなら、速乾性の高いシーツを使い、汗をしっかり蒸発させるようにしてください。
マットレスに染みこむ前に蒸発してしまえば、汗による変色を抑えることができます。
防水シーツを使う
マットレスに染みこむ汗を防ぐなら、防水シーツを使い、水分をシャットアウトしてしまう方法もおすすめです。
夏場は汗の量が増えるので、シーツくらいでは防ぎきれないことも多くなります。
そんなときでも、防水機能のあるシーツなら問題はありません。
防水シーツなら、汗だけでなく、子供のおねしょなども防ぐことができるので、黄ばみ対策をするなら、うまく利用していきましょう。
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敷きっぱなし
マットレスの変色を防ぐなら、湿気はできるだけ少なくしておくべきです。
湿気が多くじめじめしたマットレスは、染みこんだ汗を蒸発させることができません。
何か敷いて使うようにすれば、多量に染みこむことはありませんが、少しずつ染みこんだ汗が蓄積されていけば、やがては変色してしまう可能性が高いのです。
それを防ぐためには、マットレスをしっかり乾燥させる必要があります。
しかし、いつも敷きっぱなしにしていたのでは、うまく湿気をとばすことができません。
常に敷いたままの状態になっていると、どうしても裏面に湿気がこもるため、汗を蒸発させることもできなくなってしまうのです。
湿気を少なくするためには、敷いたまま放置するのではなく、起こして立てかけるようにしましょう。
起きたあとにきちんと立てかけておけば、空気に晒すことができるため、水分が蒸発しやすくなります。
部屋の湿気も減らす
マットレスを立てかけておくなら、部屋の換気を行い、室内にこもった湿気をとばすようにしてください。
いくら敷きっぱなしを避けていても、部屋の中がジメジメしていたのでは、汗の蒸発を妨げることになってしまいます。
窓を開けて換気すれば、中の湿気が外へ逃げ、新しく新鮮な空気が入ることになるため、部屋の中の湿度を下げることができるのです。
その中でマットレスを立てかけるようにすれば、少しくらい汗が染みこんでしまっても、しっかり乾くようになります。
干す
湿気が少ない状態を保つためには、ただ立てかけるだけでなく、ときどき天日干しにすることも大切です。
日光を当てれば、水分がよりしっかりと蒸発するようになるため、汗の酸化による黄ばみが少なくなります。
ただし、干すときは強く叩きすぎないようにしてください。
マットレスを干すときは、布団叩きでバンバンと叩いてしまうことがありますが、むやみに強い衝撃を与えていると、へたるのが早くなってしまいます。
変色を防ぐことができても、その代わりにへたりが進むようなことになれば、マットレスを長く使うことはできません。
マットレスを叩くなら、軽くホコリを落とすくらいにとどめておくようにしましょう。
直射日光
黄ばみを防ぐなら、干すことはとても効果的な方法ですが、どんなマットレスでもできるわけではありません。
中には、日光を当てたことによって、黄ばみがひどく進行してしまうマットレスもあるのです。
避けるべきなのは、ウレタンを使った高反発マットレスになります。
ウレタンは日光に弱いので、普通に天日干しをすると、劣化を早めてしまいます。
そのようなマットレスを乾燥させるときは、日光を避けて、陰干しにしてください。
陰干しは、風通しのよい日陰で乾かす方法であり、日光がNGとなるものを乾燥させるには最適な方法です。
窓を開けて部屋の風通しをよくしておけば、その場に立てかけておくだけでも陰干しができるので、ぜひ試してみてください。
シーツの洗剤
シーツを洗ったあとは、流しきれなかった洗剤が残ってしまうこともありますが、それを放置していると、黄ばみを悪化させることがあります。
洗剤も酸化で変色してしまうため、汗と一緒に染みこむようなことになれば、マットレスが黄ばんでしまうのです。
それを防ぐためには、念入りにすすぐことも大切ですが、使う洗剤を選ぶことも重要になってきます。
粉末洗剤だと、きちんと溶けなかったものが残ってしまうことが多いので、できるだけ液体洗剤を使うようにしましょう。
洗剤が残らないようにしっかりと洗っていれば、黄ばみの原因となる要素を減らすことができます。
まとめ
マットレスは、普段からよく使うものなので、適当に使っていると劣化を速めてしまいます。
変色して黄色くなることを避けるためには、ここで紹介した原因を頭に入れておき、間違った使い方を避けるようにしてください。
汗を多量に染みこませることや、ずっと敷きっぱなしにすることを避けていれば、マットレスの黄ばみはかなり抑えることができるのです。