マットレスにファブリーズを使うときの注意点は?気をつけたい4つのポイント
マットレスは、自分の体を乗せることになるため、基本的にかなり大きいものであり、なかなか天日干しができないこともあります。
そんなときは、「ファブリーズをかけたらどうだろう?」と考えたりするものです。
確かに、マットレスの手入れではファブリーズを利用する方法もありますが、使うなら注意点を押さえておきましょう。
適切な方法を知っていれば、失敗することはありません。
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かけすぎない
マットレスにファブリーズをかけるときは、湿気に注意しなければなりません。
ファブリーズをかけると、どうしてもマットレスが湿ることになります。
その湿気がひどく蓄積されたりすると、さまざまなデメリットが発生してしまうのです。
湿気によるデメリットの中で特に注意しておきたいのは、カビやダニの繁殖になります。
マットレスにカビが生えたり、ダニが住み着いたりするときは、湿気の多さが原因となっている場合が多いのです。
カビやダニは湿度の高いジメジメした場所を好むため、多量のファブリーズで湿らせたマットレスでは、活発に繁殖を始めてしまいます。
また、素材の劣化も問題です。
湿気がたまりすぎたマットレスは劣化のスピードが速くなるため、素材が傷みやすく、すぐへたってしまいます。
目立つシミができてしまうことも多く、湿気が多い状態では、とても長く使うことはできません。
そうした湿気によるデメリットを防ぐためにも、ファブリーズのかけすぎには十分注意してください。
適量なら安心
ファブリーズは、やたらと多量にかけたりせず、適量にとどめておくことで、カビやダニの対策をすることができます。
除菌効果があるため、カビの胞子の成長を阻害し、繁殖を防ぐことができるのです。
そのような除菌効果は、ダニのエサもかなり減らすことができるため、やはり繁殖がひどくなることはありません。
ファブリーズには、生えてしまったカビを取り除いたり、住み着いたダニを駆除したりする効果はありませんが、予防のために使うなら、最適なアイテムになるのです。
うまく使って、マットレスの清潔を維持しましょう。
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干して湿気をとばす
マットレスにファブリーズをかけたあと、そのまま放置しておくのはNGです。
量に注意していても、液体をかければ、ある程度湿ることは避けられません。
かけすぎなければ、ぐっしょり濡れるようなことにはなりませんが、だからといって湿気の対策を何もしないのは間違いです。
少しでも湿っているなら、きちんと乾かすようにしてください。
ファブリーズを使った後に必ず乾燥させるようにすると、内部への湿気の蓄積を回避することができます。
マットレスの乾燥には天日干しが効果的なので、ファブリーズを使うなら、なるべく晴れた日を狙うようにしましょう。
とはいえ、冒頭で述べたとおり、サイズの大きいマットレスだと、天日干しで乾燥させるのは難しくなることもあります。
ひとりで移動させることができないものだと、そう簡単に日当たりのよい場所まで運ぶことはできません。
そんなときは、陰干しをおすすめします。
陰干しとは、日光を利用しない干し方であり、風通しのよい乾いた環境であれば、屋内でも可能です。
運ぶのが難しいマットレスは、その場に立てかけるようにして、部屋の中の換気を行いましょう。
湿気がこもりがちな密室で干すのではなく、換気で空気の流れを作ってから干すようにすると、日光がなくても十分に乾燥させることができます。
この方法なら、ファブリーズを使ったときのわずかな湿気も、確実に取り除くことができるのです。
日光がNGなマットレスに注意
ファブリーズを使った後の乾燥で陰干しが必要になるのは、大きくて運べないマットレスだけではありません。
日光に当てることで劣化してしまうマットレスも、必ず陰干しにしてください。
高反発マットレスに使用されているウレタンなどは、日光に弱い素材なので、安易に天日干しを行うと劣化が進むことになります。
いくら湿気を防ぐことができても、干すたびに余計なダメージを与えてしまうようでは、長持ちさせることはできません。
湿気のデメリットを防ぎ、ファブリーズによる除菌や消臭を行うのであれば、干すときのダメージもしっかりと軽減すべきです。
そのマットレスに適した手入れを行い、できるだけ劣化を抑えるようにしましょう。
布団乾燥機も便利
悪天候でマットレスを干すことができない場合は、布団乾燥機の力を借りましょう。
雨が降っていると窓を開けることもできないため、室内の換気ができず、陰干しの効果もあまり期待できません。
乾燥が難しくなる状況でファブリーズをかけるのはなるべく避けたいところですが、梅雨の時期などは天気が悪い日も多くなるため、なかなか使えずにイライラすることがあります。
そんなときは、布団乾燥機があると便利です。
外の天気に関係なく布団を乾かすことができるため、気にせずファブリーズを使うことができるのです。
やたらと雨が続くようなときは、この方法も検討してみてください。
マットレスの裏に空気を入れる
マットレスにファブリーズをかけたときの湿気を軽減する方法は、天日干しや陰干しばかりではありません。
少しだけ持ち上げてベッドとの間に隙間をつくり、こもった湿気を逃がす方法もおすすめです。
これは、立てかけることすら難しいくらいに大きいマットレスを使っているなら、最適な湿気対策です。
大きいマットレスは、かなり重いものもあるため、その場に起こすだけでも大変な作業になってしまう可能性があります。
そうなると、立てかける方法で乾かすのは困難です。
とはいえ、ファブリーズを使った後、まったく乾かすことをせずに放置するのはよくありません。
量に気をつけていても、少量の湿気がどんどん蓄積されていけば、やがてはカビや劣化といったデメリットにつながっていきます。
それを避けるためには、ファブリーズを使うたびに、しっかりと湿気をとばすことが大切です。
大きくて重いマットレスでも確実な対策をするなら、無理に立てるのではなく、ベッドとの間にいらない本などを挟み、隙間をつくってください。
そうしておけば、常に隠れている裏面も空気に触れるようになるため、湿気の蓄積がひどくなる心配はありません。
何もせずに敷きっぱなしにしていると、どうしても通気性が悪くなりますが、この方法なら、ファブリーズの湿気をためずに済むのです。
扇風機で風を当てる
大きくて動かしにくいマットレスにファブリーズを使うなら、隙間をつくって裏に空気を通すだけでなく、扇風機で風を送り込む方法もあります。
換気して部屋の風通しをよくしておけば、隙間を空けてしばらく置いておくだけでも効果はありますが、風を当てることで、より高い効果を得ることができるのです。
少しでも湿気を減らしたいときは、ぜひ試してみてください。
除湿シートを使う
マットレスにファブリーズをかけるなら、湿った状態が長く続くようなことは避けなければなりません。
そのためには、干すだけでなく、除湿シートも使ってみましょう。
除湿シートは、マットレスの下に敷いておくことで、湿気をどんどん吸収してくれる優れものです。
これをうまく利用すれば、ファブリーズを使ったときの湿気を抑える効果が高まります。
その場に立てかけたり、裏に空気を入れたりすることもよい方法ではありますが、常にジメジメしがちな梅雨の時期などは効果が弱まることもあるので、こうした便利なアイテムを積極的に使っていきましょう。
まとめ
手入れが難しいマットレスに対してファブリーズを使用することは、決して間違った方法ではありません。
ただし、それは適切な使い方をした場合の話です。
やたらと多量にかけてしまったり、湿気の対策をまったく無視していたりすると、思わぬ失敗をすることがあります。
ここで溶解したポイントをチェックして、マットレスに余計な負担をかけない使い方をしていきましょう。