マットレスのクリーニングで気をつけることは?4つの注意点

マットレス・敷き布団

マットレスの汚れがひどく、自分で落とすことが難しいようなときは、クリーニング業者を頼るのがおすすめです。

プロに任せておけば、自分では難しい部分も、きれいに洗ってくれます。

また、汚れだけでなく、カビやダニまで処理してくれるので、とても便利です。

ただし、クリーニングには注意点もあるので、利用するならしっかりチェックしておきましょう。



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すべてのマットレスを洗えるわけではない

マットレスのクリーニングはとても便利ですが、依頼することを検討しているなら、そのマットレスが本当にクリーニングできるかどうか、まず確認してみてください。

というのも、マットレスのタイプによっては、クリーニングできないことがあるからです。

ここで問題になるのは、クリーニングの方法です。

マットレスのクリーニングでは、約100度にもなる高温のスチームを使用することになります。

その方法により、繊維の奥にしがみついているダニも、確実に除去することができるのです。

奥の方のダニは、掃除機で吸ったくらいでは取れないことが多いので、これはとても魅力的なポイントになります。

ところが、高反発のウレタンマットレスは、そのスチームに耐えることができないため、クリーニングを引き受けてもらえません。

また、低反発のウレタンマットレスやラテックスマットレスは、水を使った洗浄で劣化してしまうので、クリーニング業者であっても対応できないのです。

このように、多くのマットレスの中には、クリーニングに向いていないものもあるので、しっかり確認するようにしましょう。

スプリングマットレスなら大丈夫

マットレスのクリーニングを依頼するとき、ほとんどの会社で問題なく洗ってもらえるのは、中にスプリングが入ったタイプの商品になります。

そうしたスプリングマットレスであれば、高音のスチームや水で劣化する心配はないのです。

したがって、家にあるマットレスにスプリングが内蔵されているなら、安心して依頼することができます。

ただし、使っているマットレスが高反発ウレタンだったとしても、その業者の方法によっては、クリーニングできる場合があります。

高反発ウレタンマットレスでネックになるのは、高温スチームによる洗浄がNGということです。

そのため、高温スチームを使用しない洗い方ができる業者であれば、普通に引き受けてもらえるのです。

とはいえ、そうした業者はあまり多くないので、確実にクリーニングできるとは限りません。

それでも、見つけられる可能性はあるので、最初から諦めるのではなく、まずは探してみることをおすすめします。



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凹みは直せない

マットレスのクリーニングでできることは、基本的に洗浄だけです。

高音のスチームを使い、マットレスの奥にたまった汚れまで取り除き、強力なバキュームで吸い取ります。

その他にも、防ダニ加工や防カビ加工、染み抜きなどを行ってくれます。

ただし、その中に凹みの修復は入っていないので、依頼するときは注意してください。

マットレスは、長く使っていればどうしてもへたってくるものですが、クリーニングに出したからといって、その問題を解決することはできません。

この点を勘違いしていると、依頼したときにがっかりしてしまうことがあるので、しっかり頭に入れておいてください。

マットレスのクリーニングは、あくまでも清潔を保つためのものなので、それを忘れないようにしましょう。

凹みは買い替えのサイン

長く使っているマットレスの凹みが気になるようなら、クリーニングではなく、買い替えをおすすめします。

マットレスに限ったことではありませんが、どんなに大切にしていても、いつかは使えなくなるときが来るものです。

こまめに手入れをしていた場合でも、劣化は少しずつ進んでいるので、5~10年くらいすると、大抵のマットレスはへたってきます。

そうなったときは、マットレスの寿命と考え、新しいものを購入してください。

凹みがひどいものを無理に使っていると、腰を痛めてしまうことがあるので、「もったいない」などと思わず、思い切って買い替えましょう。

汚れがひどいものは費用が高くなる

マットレスのクリーニングを頼むと、プロの技術により、びっくりするほどきれいに仕上げてくれますが、お金がかかってしまうのは、少し気になるポイントです。

シングルサイズでも1万円以上することがあるので、安くできるものなら、できるだけ安くしたいものです。

そんなときは、マットレスの汚れ具合をチェックしてみてください。

落とさなければならない汚れが多いきは、それだけ費用が高くなってしまいます。

普通なら基本料金だけで済むはずが、汚れがひどかったために追加料金をとられてしまうというケースは、珍しいものではないのです。

そのため、なるべく費用を抑えたいのであれば、日頃からこまめに手入れをして、汚れを少なくしておくことをおすすめします。

普通に洗うだけできれいになるマットレスなら、追加料金をとられるようなことはありません。

しっかり干す

マットレスをできるだけ清潔にしておくためには、定期的に干すことが大切です。

敷きっぱなしにしていると、どうしても湿気が蓄積されてしまいます。

すると、湿気を好むカビやダニが、どんどん繁殖してしまうのです。

そんなマットレスをクリーニングに出したのでは、費用を抑えることはできません。

清潔に保つためには、マットレスを干して乾燥させ、カビやダニが住みにくい環境をつくるようにしましょう。

ただし、干すときは日光に注意してください。

マットレスの中には、日光で劣化が早まる素材を使っているものもあるので、安易に天日干しにするのはよくありません。

天日干しにするなら、説明書をよく見て、日光に晒しても問題ないことを確認してからにしましょう。

もし日光がNGだったときは、風通しのよい場所で陰干しにするのがベストです。

部屋の湿度にも注意

マットレスをいくら干しても、それを置いている部屋がジメジメしていたのでは、湿気を軽減することはできません。

ダニやカビの発生を確実に防ぐのであれば、部屋の換気をこまめに行い、できるだけ湿度を下げておくようにしましょう。

そうしておけば、マットレスを清潔に保つことができ、クリーニングの費用を抑えることにつながります。

業者によって方法が異なる

マットレスのクリーニング方法は、ひとつではありません。

一般的なものは高音スチームになりますが、それ以外にも、イオンで臭いを抑えたり、植物性の洗剤を使ったりと、いろいろな方法があるのです。

そして、どの方法でクリーニングを行うかは、業者によって違いがあります。

したがって、クリーニングを依頼するときは、どんな方法で洗ってくれるのか、よく確かめておくようにしましょう。

先述したように、クリーニングの方法によっては、高反発ウレタンマットレスを洗ってもらえることがあります。

また、肌が敏感な人は、有害な化学物質などを制限している業者を探すべきです。

せっかくクリーニングを頼むのであれば、その方法をしっかり確認して、最もメリットの大きい業者を選択してください。

まとめ

マットレスのクリーニングは、清潔を維持し、マットレスを長く使うためには、とても重要なことです。

しかし、よく知らないまま利用した場合は、思わぬデメリットに戸惑ってしまうこともあるので、ここで紹介した注意点は、しっかり押さえておくようにしましょう。

注意点を把握していれば、クリーニングをうまく利用して、マットレスを長持ちさせることができます。