マットレスのストレスには何がある?注意すべき4つのポイント

マットレス

マットレスは、体を休めるための重要な寝具です。
そのため、余計なストレスはできるだけ排除しておく必要があります。
使うときにストレスを感じるようだと、うまく眠ることができず、体の疲れもとれなくなってしまうのです。
日々を健康に過ごすためには、そうした失敗を防がなければなりません。
では、どのようなストレスがあるのか、対策と一緒に詳しく説明していきましょう。



12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら




湿気の不快感

マットレスに湿気がたまっていると、ジメジメした不快感に悩まされることになります。
これは、眠りを妨げるストレスのひとつです。
特に、周囲の湿度が上昇する梅雨の時期などは、十分注意しなければなりません。
湿度の高い環境の中では、マットレスの湿度も上昇しやすくなります。
そこに夏の蒸し暑さが加わったりすると、ストレスがどんどんひどくなっていきます。
快適に眠るためには、湿気の対策をしっかり行いましょう。

通気性の高い製品を選ぶ

湿気によるストレスを防ぐためには、通気性の高いものが役立ちます。
通気性がよいものは湿気が逃げやすいため、蓄積を抑えることができるのです。
そのためには、内部にスプリングが入ったコイルマットレスを探しましょう。
スプリングがあると、隙間で風通しがよくなっているため、湿気がたまりにくくなります。
特に、スプリングが袋に入っていないボンネルコイルは通気性抜群です。
内部に隙間がないウレタン素材の製品は通気性が悪いので、湿度が気になるときは注意してください。

干して蓄積を防ぐ

湿気をためこまないためには、敷きっぱなしにしないことも大切です。
いくら通気性のよい製品でも、長く敷きっぱなしにしていると、湿度が上昇しやすくなります。
確実に湿度を下げるなら、定期的に干すことを忘れないでください。
日光に当てて湿気を蒸発させてしまえば、ジメジメすることはありません。
ただし、ウレタン製のものを天日干しにするのは避けるべきです。
ウレタンは日光に弱い素材なので、干すときは風通しのよい日陰にしておきましょう。

ときどき動かしながら使う

マットレスの裏は空気に触れないため、湿気がたまりやすくなっています。
蓄積を避けるためには、ときどき裏表を入れ替えて、どちらの面も空気に晒すような使い方をしましょう。
その方法なら、裏で湿気がたまっても、表にすることで軽減できます。
また、上下の入れ替えも加えてローテーションを行えば、負荷の集中を避けることにもつながります。
負荷が偏りすぎると、へたるのが早くなってしまうので、余計なダメージを与えないようにしましょう。

壁から離す

湿気のストレスを抑えるためには、マットレスを使うときの位置も無視できないポイントになります。
壁にぴったり密着させた状態で使うと、周囲の空気の流れが滞り、湿気がたまりやすくなるのです。
通気性を確保するためには、壁から少し離すように設置することをおすすめします。
壁に寄せるときでも、完全に密着する位置を避けていれば、空気の流れを遮る心配はありません。

床に直接敷かない

マットレスを床で使うとき、ただ置いてしまうと、裏面が密閉された状態になります。
すると、空気がまったく流れなくなり、裏の湿度がどんどん上昇してしまうのです。
そのような失敗を避けるためには、すのこで隙間をつくってみましょう。
すのこの上にマットレスを置けば、下に隙間をつくることができるため、湿気が逃げていきます。
冬になると、床の冷たさと体温の差で結露が発生することもあるので、隙間は必ず確保しておいてください。

カビの対策にも

マットレスに湿気がたまりすぎたときのデメリットは、ジメジメした気持ち悪さだけではありません。
湿気の多い環境は、カビの繁殖を助けることになってしまうのです。
そのため、梅雨の湿気対策は必ず行うようにしてください。
湿度の高い時期は、油断していると簡単にカビが生えてきます。
天日干しやローテーション以外にも、湿気を吸い取る除湿シートを使うなど、いつも以上にしっかり対策をしていきましょう。



12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら




うるさい軋み音

寝返りをうつたびに音が鳴ると、気になって眠れないことがあります。
そうなると、問題はストレスだけではありません。
熟睡できなかったり、夜遅くまで眠れなかったりすると、睡眠不足で具合が悪くなることもあります。
体調を崩さないためにも、睡眠の邪魔になりそうな音は防ぐようにしましょう。

劣化を防ぐ

マットレスの軋み音は、スプリングの劣化によって起こることが多いものです。
内部のスプリングが壊れたりしていると、体重をかけるたびに変な音が出てしまいます。
それを防ぐなら、先述した敷き方のローテーションを行いましょう。
負荷の集中を避けていれば、劣化のスピードを抑えられます。
また、踏み台にしないことも大切です。
上に立つような使い方をすると、足裏の狭い範囲に負荷が偏るため、大きなダメージを与えることになります。
乱暴な使い方をせず、きちんと睡眠のためだけに使ってください。

ベッドフレームもチェック

動いたときの軋み音は、マットレスではなく、ベッドフレームから出ていることもあります。
ベッドを揺すって音が出るようなときは、ネジをきつく締め直してみましょう。
部品同士がおかしな擦れ方をしなければ、不快な音が出ることはありません。

隙間ができる硬さ

マットレスが硬すぎるときは、板の上に寝るような状態になるため、体がうまくフィットしません。
そうなると、腰のあたりに隙間ができてしまい、お尻ばかり圧迫されることになります。
ストレスを防ぐためには、硬すぎないものを選ぶようにしましょう。
ちょうどよい硬さであれば、体に負担をかけたりせず、快適に眠れるようになります。

ベッドパッドを使う

すでに硬いものを使っているときは、無理に買い替えなくても、厚みをプラスする方法があります。
ベッドパッドを上に重ねると、厚さが増して柔らかさがアップするのです。
なるべく寝心地をよくして、しっかり体を休めましょう。

タオルはNG

隙間を埋めるためには、タオルを当てたくなることがあります。
しかし、無理にタオルを挟むのはよくありません。
タオルで押し上げられ、腰を反らすような不自然な姿勢になることが多いので、体に負担をかけてしまいます。
余計なストレスを防ぐなら、タオルではなくベッドパッドを使いましょう。

沈みすぎる柔らかさ

硬すぎるマットレスがよくないからといって、柔らかさばかり追求するのはやめてください。
柔らかすぎるものは、腰が沈んで姿勢が悪くなります。
本当に気持ちよく眠るためには、必要以上に柔らかいものではなく、適度に柔らかいものを選んでおきましょう。

除湿シートを重ねる

柔らかすぎるマットレスを少し硬くしたいなら、湿気対策に使う除湿シートを活用してみてください。
除湿シートは、本来マットレスの下に敷くアイテムなので、柔らかさを考慮したものではありません。
その点を利用すれば、適度な硬さを加えることができるのです。
除湿シートを上に乗せ、さらにベッドパッドやマットレストッパーを被せておけば、ちょうどよい柔らかさになります。

ベニヤ板を重ねる

スプリングマットレスが劣化したときは、いつもより深く沈んでしまうことがあります。
これも、柔らかすぎる状態です。
スプリングの劣化をカバーするためには、ベニヤ板を重ねてみましょう。
ベニヤ板を重ねて、その上からベッドパッドなどで柔らかさもプラスしてやれば、沈みすぎを防ぎつつ、隙間ができないくらいのフィット感も確保できます。
応急処置ではありますが、買い替えまでのストレスを少しでも軽減するためには、ぜひ試してみてください。

まとめ

マットレスは快適に眠るための寝具ですが、そのメリットを損なわないためには、ここで紹介したストレスに注意してください。
湿気がたまったり、軋み音がうるさかったりすると、ぐっすり眠れなくなってしまいます。
ストレスにつながる要素を潰して、いつも快適に眠れる環境をつくりましょう。
そうしておけば、日々の疲れをしっかりと癒すことができます。

参考URL・参考文献・根拠など

https://kaimin-times.com/mattress-moisture-5534
https://hineru.com/bed-creaking-sound/
https://kaimin-times.com/mattress-firmness-5841
https://futon-concierge.com/mattress-select/
https://goo-sukapi.com/how-to-choose/197/
https://single-bed.com/matress/yawarakasugiru
https://www.receno.com/pen/school/u30/2018-05-18.php
https://kaimin-times.com/how-to-make-soft-mattress-harder-12688






マットレス