マットレスの寿命はどのくらい?4つの見極め方と長持ちさせる方法
買った当初は快適に眠れていたマットレスも、使っているうちにだんだんと劣化してきます。
傷んだ状態でずっと使い続けていると、体に負担がかかって腰痛などの不調が起きやすくなります。
また、寝心地も悪くなりますから自然と睡眠の質が下がってしまって、健康面にも影響を与えてしまいます。
そんなマットレスの寿命と長持ちさせるコツについて紹介しましょう。
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マットレスはどのくらい持続して使えるものなのか
毎日体重がかかっているマットレスですから、毎日少しずつ劣化していきます。
どのくらい耐久性があるのかは使い方や体格、種類などによっても違っていますが、だいたい10年程度が平均です。
しっかりした作りで耐久性に長けたものでも10年程度が最長ですから、安価で簡易な作りになっているタイプだと4年程度で寿命が来てしまいます。
少し高めのマットレスでも10年も使えれば元が取れます。
劣化してきたなと感じたら早めに買い替えて、健康を損なうことがないようにしましょう。
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寿命が来たマットレスは体によくない
劣化が進んで寿命が来てしまったマットレスで寝続けていると、当然健康にも影響を与えてしまいます。
中身のスプリングやウレタンなどが劣化して機能を果たせなくなっていますから、当然寝心地が悪くなります。
体をしっかり支えきれなくなって一部分に負荷がかかりやすくなりますから、腰痛や肩こりなどを起こしやすくなります。
血行も悪くなりますし体や脳の回復力が落ちてしまいますから、疲れが取れにくく朝から体が重たく感じることもあります。
寝心地が悪いと寝返りの回数も増えてしまって、その度に睡眠を妨げてしまいます。
夜中に何度も目が覚めたり目が冴えて眠れなくなるなど、睡眠障害を起こす可能性もあります。
健康に大きなダメージを与えてしまって、不調を抱えやすくなります。
マットレスが寿命かどうかを確認する方法
寿命が来たマットレスで寝ていると、健康に影響を与えてしまいます。
安眠できるマットレスを使うためにも、寿命かどうかを見極める方法を知っておきましょう。
ギシギシ音がしないかどうか
マットレスから軋むような音が聞こえたら、寿命が近づいている証拠です。
マットの弾力性の要であるスプリングが錆びたりなど、スプリングの劣化が疑われます。
毎日の睡眠で体重がかかっていますから、年月が経つとスプリングも曲がったりゆがんだりしやすくなります。
汗やほこりなどが隙間から入り込んで錆びなどの劣化を招いてしまいます。
衝撃を吸収するパワーがどんどん弱くなりますから、軋む音が聞こえたら買い替えるのがおすすめです。
体の一部分に硬い物が当たる感触がする
ウレタンなどのクッション部分が劣化し始めると、背中など体にスプリングが直接当たりやすくなり硬い感触があります。
体の圧を吸収するクッション部分の繊維などが劣化し始めて、薄くなったり敗れたりしています。
スプリングが無事でもクッション部分の寿命で弾力や体の圧を受け止める力が弱くなりますから、マットレスの寿命だと考えましょう。
背中や腰などに負荷がかかって痛みを感じやすくなりますから、早めに買い替えるようにしましょう。
短期間ならベッドパッドを敷いて、一時的にしのぐ方法もあります。
ただし、マットレスの表面が破れているなら、早めの対処が必要です。
スプリングがクッションを破って体に刺さる危険もありますから、早めに手を打ちましょう。
マットレスの中央部分の凹みが激しい
腰やお尻が当たる部分が一番劣化しやすいです。
マットレスで言えばだいたい中央部分に当たり、この部分に凹みが出来ているなら完全に寿命が来ています。
通常ならクッションの反発力で負荷がかかっていても元通りの形に戻ってくれます。
クッションに徐々に負荷がかかって劣化し、クッション性が失われて元の形に戻らなくなっています。
そのままの状態で寝てしまうと腰痛の原因になりますから、早急に買い替えるのが大事です。
自然な背骨のS字カーブをキープできなくなり、腰がマットレスに落ち込んだような寝姿勢になりますから、腰を傷めやすくなります。
寝心地が悪くてやたらと寝返りを打つ
寝返りの回数が明らかに増えているなら、マットレスの寿命です。
寝心地が悪くなっていますから寝付きも悪くなって、熟睡しにくくなります。
ベッドにただ寝転がっていてもやたらと体勢を変えたくなったり、家族から寝返りが増えたと指摘されたら要注意です。
マットレスの劣化で寝心地が悪くなっていて正しい姿勢を保てなくなっていますし、寝不足で体の疲れも回復しにくくなります。
自分でも何となく寝心地が悪いなと気付きますから、そのような時にはマットレスの寿命だと考えましょう。
マットレスを長持ちさせるコツ
マットレスの寿命を少しでも延ばして長持ちさせるためには、使い方やメンテナンスなどを心がけましょう。
必要以上に負荷をかけない
マットレスを長持ちさせるには、一部分に負荷がかからないようにするのがポイントです。
定期的に上下や表裏を入れ替えるなどして、負荷が集中しないようにすると長持ちしやすくなります。
マットレスの上に重たい物を置いたり、衝撃を与えるような行為を避けるのも大切です。
特に小さなお子さんがいる家庭だと、マットレスの上で飛び跳ねて遊んでしまいますから、しっかり注意しましょう。
汚れや湿気はこまめにメンテナンスする
ほこりや汚れ、湿気が多いとマットレスも劣化しやすくなります。
こまめに掃除機をかけて汚れを吸い取ったり、何かこぼしたらすぐに拭き取るなど、普段の掃除の仕方も重要です。
カバーを付けているならこまめに洗濯して、清潔な状態を保つようにしましょう。
丸洗いできるタイプなら定期的に洗うようにして、しっかりメンテナンスしましょう。
夏場は汗や体温などでマットレスに湿気がこもりやすいですから、通気性を高めたり陰干しして湿気を追い出すようにしましょう。
室内の温度や湿度にも注意して、快適な環境を維持するのもポイントです。
耐久性の高い高反発タイプのマットレス
寝心地がよくて沈み込むタイプの低反発マットレスよりも、体を浮かせて負荷を軽減する高反発タイプのマットレスの方が耐久性が高くなっています。
一般的に硬いマットレスの方が長持ちすると言われているように、反発力が強くクッション性に優れていますから耐久性も高くなっています。
硬いと体が痛くなりそうなイメージですが全く逆で、体の圧を分散してくれて体を浮かせるような働きがあります。
体が疲れにくく腰痛などにもなりにくいですし、寝返りがスムーズに打てるようにサポートしてくれます。
高反発タイプでも密度の高いものほどへたりにくく耐久性も高くなります。
最近は耐性試験などを行っている高機能なタイプも増えているように、長持ちしやすくなっています。
適度な厚さがあればクッション性も高く体圧分散作用にも優れていて、負荷が集中するのを避けられます。
マットレスの寿命で買い替えを考えているなら、耐久性が高くへたりにくくて、健康や安眠効果の高い高反発タイプを選びましょう。
まとめ
毎日の健康を支えてくれるマットレスですから、傷んで寿命が来てしまったらすぐに買い替えるのが大切です。
寿命かどうかの見極めポイントを知って、少しでも長持ちするタイプに買い替えるのがおすすめです。
また、普段のメンテナンス次第でも長持ちさせられますから、めんどうがらずにこまめにお手入れして長持ちさせるようにしましょう。