マットレスの解体でNGなことはある?注意したい5つのポイント
マットレスを安く処分するためには、自分で解体を行い、家庭ゴミとして出す方法がおすすめです。
それなら、処分料などはかかりません。
ただし、マットレスの解体作業では、やってはいけないNGポイントがあります。
それを知っておかないと、思わぬ失敗をすることがあるので、注意しなければなりません。
では、そのNGポイントについて、詳しく説明していきましょう。
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小さいカッターを使う
マットレスの解体をするときは、生地を切り裂くためのカッターが必要になります。
ハサミも使いますが、それだけで解体するのはかなり無理があるので、必ずカッターも用意しておくようにしましょう。
ただし、どんなカッターでも使えるわけではないので、その辺にあるカッターを適当にチョイスするのはNGです。
ごく普通の小さいカッターでは、マットレスに突き立てたところで、うまく切ることができません。
一見柔らかそうなマットレスであっても、紙とはまったく違うため、スムーズに作業を進めることができないのです。
また、怪我をする可能性もあります。
うまく切れないカッターを強引に動かした場合、刃が折れてしまう可能性が高いのです。
そのとき、折れたものが自分に向かって飛んでくるようなことになれば、とても危険です。
飛ばなかったとしても、マットレスの中に刃が残れば、あとで触ったときに指を切ることもあるのです。
大きくて頑丈なものを
マットレスを安全に解体するためには、安易に普通のカッターを使うのではなく、なるべく大きいものを用意してください。
大きくて頑丈なカッターであれば、折ったりせずにサクサクと作業をすすめることができます。
これは、安全であるだけでなく、作業のスピードが上がるというメリットもあります。
大きいマットレスを解体するとなれば、それなりに時間がかかるものですが、小さいカッターでやろうとすれば、さらに長い時間が必要になります。
しかし、スムーズに切れるカッターであれば、作業の時間を短縮できるのです。
無駄に時間をかけず、安全に解体作業を進めるためにも、カッターはきちんと選ぶようにしましょう。
面倒だからといって、適当なものを使ったりしないでください。
もし大きいものを持っていないのであれば、購入することをおすすめします。
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スプリングを普通のハサミで切る
中にスプリングが入ったマットレスを解体するときは、スプリングを切断する作業があります。
そのための道具は、きちんと準備しておかなければなりません。
くれぐれも普通のハサミで切ったりしないでください。
金属のスプリングは、紙を切るようなハサミでは切断できません。
強引に切ろうとしても、ハサミの刃を悪くするだけです。
それだけでなく、無理に力を入れたことで手がすべり、怪我をしてしまう可能性もあります。
また、「大きいハサミなら何とかなるだろう」という考えも危険です。
大きな裁ちバサミなどは、確かに普通のハサミよりは頑丈であり、布でもすんなりと切断することができますが、金属を切断するためのものではありません。
本来の正しい使い方ができなければ、どのような事故が起こっても不思議ではないので、スプリングに対してハサミは使わないでください。
ニッパーを使う
マットレスのスプリングを切断するためには、金属を切るためのニッパーがおすすめです。
紙や布を切るためのハサミではなく、きちんと金属に対応できるものを使えば、安全に作業を進めることができるのです。
とはいえ、金属用のニッパーは、誰でも持っているようなものではありません。
家の中を探してみて、もしないようであれば、やはり購入するようにしましょう。
お金をかけずに処分するための解体とはいえ、安全を犠牲にするのはよくないので、必要な道具は買ってください。
床に何も敷かない
マットレスを解体するときは、かなりホコリが出てしまうものです。
それに加えて、中の羊毛などが散乱してしまうこともあるので、床はかなり汚れます。
したがって、室内で作業を行うとき、何も敷かずに作業をするのはNGです。
何も敷かずに解体を始めた場合は、そこら中に散らかったホコリなどを、あとから掃除することになってしまいます。
マットレスの解体だけでも、慣れていないと大変な作業になってしまうことも多いので、そうした余計な仕事は増やしたくないものです。
そのため、室内でマットレスを解体するなら、必ず何かを下に敷いて、作業後の後始末の手間を省くようにしましょう。
新聞紙やブルーシート
マットレスの下に敷くものは、新聞やブルーシートなど、なるべく大きく広げられるものがおすすめです。
大きなブルーシートはもちろん、新聞紙も複数枚を敷き詰めれば問題はありません。
マットレスが大きくはみ出てしまうようなものだと、下に敷く意味がなくなってしまうので、広い範囲をカバーできることは重要です。
また、室内を汚したくないのであれば、思いきって庭に出て作業をする方法もあります。
処分するために解体するなら、多少土や砂がついても特に不都合はないので、後片付けを面倒に感じるなら、外もぜひ検討してみてください。
顔や手がむき出しになっている
マットレスを解体するときは、自分を守るための対策もきちんと行うべきです。
ホコリや羊毛などが舞い散る中で作業をしていると、目や口に入ってしまうことが多くなります。
また、スプリングを切るときには、鋭い切り口で指を切ったり、硬い破片が飛んできたりすることも考えられます。
それを防ぐためには、適当な恰好で作業を始めるべきではありません。
メガネ・マスク・軍手といったアイテムを揃えて、自分の体をしっかりガードしてください。
それならば、余計なデメリットは防ぐことができます。
欠片が大きすぎる
マットレスを解体するときは、家庭ゴミとして出せるように、しっかりと細かくバラさなければなりません。
ひとつひとつが大きすぎるようだと、粗大ゴミのサイズになってしまい、粗大ゴミ券や粗大ゴミシールを買わないと、処分できなくなってしまうのです。
お金をかけないために解体したというのに、それでは苦労した意味がありません。
無料で家庭ゴミに出すためには、一辺が30cm未満になるくらい小さく解体することが大切です。
それくらい小さければ、きちんと家庭ゴミとして扱ってくれるので、出費が増える心配はありません。
大きいハサミで刻む
マットレスを小さく解体するためには、柔らかい層を細かく刻むためのハサミを用意しておきましょう。
紙を切るような普通のハサミだと、いくら柔らかい部分でも、うまく切り分けることができません。
30cm未満の大きさにカットするためには、万能バサミや裁ちバサミなど、できるだけ大きなものを使ってください。
そのようなハサミがあれば、サクサクとスムーズに作業が進み、確実に粗大ゴミ以下の大きさまで刻むことができるのです。
これも、カッターやニッパーと同じで、家にないようなら買っておくことをおすすめします。
無料での処分に失敗しないためにも、必要なものはしっかり確保しておくようにしましょう。
まとめ
マットレスをうまく解体することができれば、処分料がかかるような方法ではなく、家庭ゴミとして捨てることができます。
そのためには、ここで紹介したNGポイントをしっかりチェックしておきましょう。
間違った方法では、うまく解体できないだけでなく、手間が増えたり怪我をしたり、余計なデメリットが発生してしまいます。
NGなことを避けていれば、そうした失敗は防ぐことができるのです。