マットレスを外で乾燥させるときの注意点は?天日干しの7つのポイント

マットレス・敷き布団

マットレスは、基本的に丸洗いができないので、手入れをするためには、干すことが重要になります。

そのためには、ぜひ外で日光に当ててください。

日光に当てて乾燥させることで、マットレスの劣化を防ぎ、長持ちさせることができるのです。

ただし、少し注意点もあるので、天日干しのポイントについて、詳しく説明していきましょう。



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高反発の商品に注意

マットレスをしっかり手入れするのであれば、天日干しはとても効果的な方法になります。

日光に当てれば、マットレスが乾燥するため、蓄積された湿気をとばすことができるのです。

湿気が多いと、柔軟性の低下により凹みやすくなったり、カビやダニが繁殖したりするので、長く使い続けることはできません。

しかし、天日干しで乾燥させれば、そうしたデメリットは回避できます。

そのため、マットレスを長持ちさせるためには、積極的に天日干しを行うべきなのです。

ただし、「すべてのマットレスに天日干しが有効なわけではない」という点は、必ず頭に入れておいてください。

マットレスにもいろいろな種類がありますが、高反発マットレスの場合は、日光を当てることがNGになってしまいます。

日光がだめなときは陰干しで

高反発マットレスには、ウレタンが使われていることが多いですが、ウレタンは日光に弱く、天日干しにしたりすると、どんどん劣化してしまいます。

そのようなデメリットをもつ商品もあるので、マットレスを干すのであれば、説明書の確認を怠らないようにしましょう。

「とにかく干せばいい」という考えで、安易に日光に当てたりすると、逆に劣化を早めることになってしまいます。

天日干しができないマットレスだった場合は、風通しのよい場所に置いて陰干しにするのがおすすめです。

それなら、無駄にダメージを与えることはありません。

しかし、日光で劣化する心配がないものは、やはり陰干しよりも天日干しの方が適しています。

確実に湿気をとばすためにも、天日干しができるものは、きちんと日光に当てるようにしましょう。



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天気が悪い日は避ける

マットレスの天日干しは、湿気の対策をするなら、とても効果の高い方法になりますが、実行するときの天気には注意してください。

天日干しの効果をしっかり得るためには、なるべく晴天の日を選ぶべきです。

くもりの日に干したりすると、マットレスに当たる日光の量が減ってしまうため、うまく乾燥させることができません。

空気に晒すことができるため、敷きっぱなしにするよりはましですが、確実に湿気をとばすのであれば、晴天の日に干した方が効果的なのです。

また、ダニやカビは紫外線に弱いので、清潔な状態を維持するためにも、しっかりと日が当たる方法で干すようにしましょう。

風がふく日を選ぶ

マットレスの天日干しをするときは、晴れていることも大切ですが、少し風があることもチェックしておきましょう。

日光をたくさん当てるだけでも効果はありますが、湿気をとばすためには、風通しのよい場所の方が適しているのです。

例えば、いくら直射日光が当たる場所であっても、密閉された部屋の中と屋外では、やはり後者の方が乾燥しやすくなります。

そのため、なるべく晴天で、なおかつ少し風がふいていた方が、湿気をとばす効果は高くなるのです。

ただし、風が強すぎると、砂ぼこりなどの汚れも多くなってしまうので、あまり強風のときは避けてください。

適度な風がふいている環境なら、余計なデメリットが発生することはありません。

日射しが強い時間帯に干す

マットレスを天日干しにするなら、その日の天気や風だけでなく、時間帯を考えることも大切なポイントになります。

というのも、日光が当たる量は、時間帯によって変化するものだからです。

例えば、朝の早い時間帯や夕方などは、いくら晴れていて風があったとしても、マットレスに当たる日光は少なくなってしまいます。

それでは、せっかく干してもあまり効果がありません。

しっかりと乾燥させるためには、午前10時~午後15時頃を狙うのがおすすめです。

そのくらいに時間になると、太陽が高く昇るため、日光をたっぷりと浴びせることができます。

日光が多く当たれば、カビやダニを防ぐこともできるので、干す時間帯はきちんと考えるようにしましょう。

やりすぎに注意

マットレスの天日干しは、できるだけ効果の高い時間帯を選ぶのがベストですが、夏は注意してください。

夏はかなり日射しが強いので、最も日が高くなる時間帯に干していると、やりすぎになってしまう可能性があります。

あまりにも強い日光は、高反発マットレスのようなウレタンでなくても、劣化の原因になってしまうのです。

それを避けるためには、夏だけ時間をずらすようにしましょう。

普段は15時ごろまででもOKですが、夏だけは午前中に済ませておくと、マットレスの負担を軽減することができます。

叩かない

マットレスを天日干しにしたときは、埃やダニなどを落とすために、バンバンと激しく叩きたくなることがありますが、それはNGな方法です。

強い力でマットレスを叩くと、生地に大きなダメージが加わり、凹みやすくなってしまいます。

湿気をとばすことは、凹みを抑えることにもつながりますが、強く叩いたのでは、その効果を得られなくなってしまうわけです。

また、ダニを落とす効果を期待する人もいますが、強く叩くと繊維の奥に潜り込んでしまうため、逆効果になります。

叩けば叩くほど、ダニの対策がしづらい状態になってしまうのです。

また、叩けば大きな音が出るため、場合によっては近所迷惑になることもあります。

このように、マットレスを叩く方法には、多くのデメリットがあるので、天日干しをするときは十分注意してください。

干す場所をきれいに

マットレスを日光や風に当てて天日干しにするとなれば、ベランダなどに出すことになりますが、そのときは掃除を忘れないようにしましょう。

普段から雨や風が当たっている場所は、どうしても汚れてしまいます。

そこにいきなり置いたりすると、マットレスの方まで汚れてしまうことになるのです。

湿気をとばすことができても、余計な手間が増えてしまうのでは、よい対策にはなりません。

そうならないためには、事前に干す場所を掃除して、準備を整えておくことが大切です。

陰干しは室内で可能なので、そうした作業はいらいないことも多いですが、天日干しをするのは外なので、注意しておきましょう。

マットレスを動かしやすくする

マットレスは、基本的に大きいものであり、厚みのある商品だと、二人がかりでないと動かせないこともあります。

そのため、周囲の片付けもしっかり行うようにしましょう。

大きくて幅のあるものを外まで移動させるとき、周りに邪魔なものがあったりすると、壊してしまう可能性が高いのです。

足元がよく見えないことも多いので、何かを踏みつけた場合は、自分が怪我をしてしまうこともあります。

その場に立てかけるだけなら、そうした被害も少なくなりますが、天日干しをするときはかなり危ないので、必ず周りを確認しておいてください。

まとめ

天日干しは、マットレスを長持ちさせるための重要な手入れになりますが、適当に干しておくのはよくありません。

間違った方法で天日干しをすると、あまり効果が出ず、逆効果になってしまうことがあるのです。

デメリットを防ぐためには、ここで紹介したポイントをしっかり頭に入れておき、正しい天日干しをしていきましょう。