低反発マットレスで腰痛になるのはなぜ?注意すべき4つの原因
低反発マットレスは、体を跳ね返す力があまり強くないため、常に優しく体を受け止めてくれます。
そのため、気持ちよさを感じることができるのです。
ただし、低反発にはデメリットもあるので、使うときは注意してください。
油断していると、腰痛になってしまうことがあります。
では、低反発のデメリットについて、詳しく説明していきましょう。
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姿勢が悪くなる
体を跳ね返す力が弱い低反発のマットレスは、深く沈みすぎることがあります。
反発力を示すN(ニュートン)の値が60未満のものは、柔らかいマットレスや、反発力の弱いマットレスです。
Nの値が低すぎると、体を優しく受け止める適度なレベルを通り越してしまい、おかしな具合に沈むことになります。
それが、腰痛の原因となる要素です。
あまり沈みすぎると、よい姿勢を保つことができません。
体に大きな負担をかける状態で眠ることになるため、腰痛を防げなくなってしまうのです。
曲がった状態で寝るのはよくない
反発力が低すぎるマットレスに寝た場合は、体がまっすぐになりません。
腰のところが深く沈むため、くの字に曲がった状態になってしまうのです。
しっかりと腰痛を防ぐなら、そのような姿勢を続けるのはNGになります。
体が曲がったままで夜の長い時間を過ごせば、負担はどんどん大きくなっていきます。
少しの間曲げるくらいなら大きなダメージはなくても、朝までずっと曲げたままでは、どうしても腰を痛めやすくなります。
そうした失敗をしないためにも、低反発の製品を選ぶときは注意してください。
体が曲がりすぎないものを選び、体にかかる負担を減らすようにしましょう。
背骨のカーブが重要
腰痛対策をするときは、マットレスに体を預けたときの背骨の状態が、重要なポイントになってきます。
余計な負担がない姿勢になっているときは、背骨がゆるくS字カーブを描いているものです。
これは、まっすぐに立ったときと同じ状態です。
体はまっすぐに伸びていますが、中の背骨は直線ではなく、適度に湾曲しています。
それが、最も負担の少ない状態なのです。
低反発すぎて沈むものを使っていると、カーブが極端になってしまうため、失敗しやすくなります。
それを防ぐには、適度に沈むものを選び、カーブをしっかり維持していきましょう。
本来のゆるいカーブを維持することができていれば、ひどい腰痛になることはありません。
体格との相性をチェック
マットレスを使ったときに沈みすぎてしまう原因には、「自分の体格との相性を無視している」というものもあります。
例えば、小柄で軽い人がマットレスを選ぶとき、その店で一番反発力が高いものを選んだりすると、高い確率で失敗することになります。
体を跳ね返す力が強すぎるため、硬すぎる不快な寝心地になってしまうのです。
これは、体格と反発力が合っていない状態です。
低反発の場合も、Nの値が低すぎるものを大柄で重い人が使うと、深く沈むことになるため、快適に眠ることができません。
腰にもかなり負担をかけるため、腰痛になってしまうのです。
失敗を防ぐためには、自分の体格をよく考え、ちょうどよいタイプを選ぶようにしてください。
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体の動きを妨げる
体が沈みすぎるマットレスの場合、思うように動けないことも問題になってきます。
普通のマットレスと違い、体の動きを制限されてしまうことが多いのです。
これは、腰痛を悪化させる要素のひとつなので、低すぎる反発力には十分注意してください。
体が埋もれる
低反発すぎて必要以上に沈むようだと、体がマットレスに埋まってしまい、なかなか抜け出せない状態になることがあります。
マットレスに体がめり込み、すっかり固定されてしまうのです。
うまく動けなくなってしまうのは、これが原因です。
腰痛対策のためには、なるべく埋まらないものを探すようにしましょう。
体の疲れがとれない
体を動かせない状態で一晩過ごすと、かなり疲れてしまうものです。
動きたくても動けない状態が何時間も続くことになるので、自分では寝ているつもりでも、あまり疲れがとれません。
それどころか、疲労の蓄積がひどくなってしまうのです。
無駄な疲労がたまっていると、腰への負担を軽減することも難しくなってしまいます。
しっかりと対策をするなら、体に疲れがたまらないように、適度な反発力があるものを使いましょう。
体圧分散ができない
体が埋まり、スムーズな寝返りができないときは、負荷の集中が起きてしまいます。
そうなると、ただ疲れるだけでは済みません。
余計な負荷をかけ続けたことで筋肉が固まれば、より痛みを感じやすくなってしまうのです。
これを防ぐには、体圧分散に注目してみましょう。
しっかり分散させて負荷を散らすことができれば、腰痛を防ぐことができます。
寝返りの回数は大切
体圧分散のためには、しっかりと寝返りをうち、体の位置を少しずつ変える必要があります。
そうすることで、負荷がどこかに集中したりせず、楽に睡眠をとることができるのです。
寝返りが少なすぎると、同じ姿勢を続ける時間が長くなり、どうしても腰への負担が大きくなってしまいます。
体の動きを妨げない適度な反発力に注目し、快適に眠れるマットレスを選びましょう。
動きやすさなら高反発
しっかり動いて寝返りをするなら、低反発だけにこだわらず、高反発タイプもチェックしておきましょう。
反発力が高めだと、体の動きをサポートしてくれるため、弱い力でも楽に寝返りがうてるようになります。
Nが大きすぎるものはよくありませんが、体格の大きい人などは、少し大きめの方がちょうどよい場合もあるのです。
自分に合ったタイプを選び、体の負担をうまく減らしていきましょう。
へたりやすい
低反発マットレスを選ぶときは、通常のものより耐久性が低い点にも注意してください。
耐久性が低く、すぐにへたってしまうものだと、腰痛の対策が難しくなってしまいます。
へたると中央が凹んでしまい、先述したような負担の少ない姿勢が維持できません。
背骨のカーブが崩れ、腰を痛めやすくなるのです。
負荷が大きい
低反発だと、体を預けたとき、しっかりと沈むことになります。
その沈みが心地よさにつながっているわけですが、変形量が多いということは、それだけダメージも大きいということです。
いつも大きく変形させながら使っていれば、劣化は早くなります。
反発力が低いものを使うなら、できるだけ余計な負荷をかけないようにしてください。
例えば、棚の上にある何かを取るとき、マットレスを踏み台にするのはNGです。
使うなら寝るときだけにして、へたりによる腰の負担を防ぎましょう。
湿気にも注意
低反発マットレスのへたりは、湿気が蓄積したときも早くなります。
多量の湿気で素材の劣化が進むため、変形量の多さと合わさり、ダメージがより大きくなってしまうのです。
それを避けるためには、こまめに湿気対策を行うようにしてください。
敷きっぱなしにせず、定期的に干して湿気をとばしていれば、蓄積がひどくなることはありません。
また、敷き方をローテーションさせる方法もおすすめです。
裏表や上下を入れ替え、動かしながら使うようにすると、湿気がたまりにくくなります。
その方法だと、体重をかける部分が固定されないため、へたりにつながる負荷を軽減することもできます。
劣化しにくい使い方を常に意識して、体への負担を抑えるようにしましょう。
まとめ
腰痛対策をしたいなら、低反発マットレスの選び方には十分注意してください。
ここで紹介したようなデメリットを把握せず、適当に選んだものを使ったりすると、腰への負担を軽減することができなくなります。
購入するときは、できるだけ店頭で試し、沈みすぎないものを探すようにしてください。
極端に沈まないものを上手に使っていれば、低反発でも簡単に腰痛になることはありません。
参考URL・参考文献・根拠など
https://suzuki-mattress.jp/high-repulsion-low-repulsion/
https://腰痛対策マットレス.com/entry1.html
https://my-best.com/367
https://kaimin-times.com/memory-foam-mattress-lower-back-pain-5523
https://exquery.net/低反発マットレスは腰痛にきくのか%EF%BC%9F/
https://exquery.net/サルでもわかる%EF%BC%81低反発と高反発の違い%EF%BC%81/
https://高反発マットレスで腰痛改善.com/kouhannpatutoteihannpatu.html
https://www.hotel-bed.net/bed-maintenance.html
https://www.marcelsway.org/oteire/jumyo.html