寝起きのだるい腰痛を軽減する便利なマットレスの使い方テクニック

マットレス・敷き布団

ぐっすり眠って疲れを取った筈なのに、朝起きると腰がだるくて痛い、という事はありませんか?

横になっている時は大丈夫でも、寝返りを打つ時や起き上がると腰がだるくて腰痛を感じる時は、マットレスが合っていない可能性があります。

寝起きのだるい腰痛が起きる仕組みと、腰痛を軽減する最良のマットレスの選び方と使い方を詳しくご紹介します。



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寝起きのだるい腰痛が起きる仕組み

身体を支える背骨や骨盤に負荷がかかっている

人間が眠っている時には、身体の筋肉は柔らかくなって力は抜けている状態になります。

筋肉の力が抜けている時でも、人間の背骨は骨盤が身体を支える軸の機能を維持していますので、身体の重みや傾きを眠っている間でも支えています。
しかし眠っている時の身体のバランスが偏り、一方だけに傾いていて、重心がうまく分散されていない場合は、背骨や骨盤にかなり大きな負荷がかかってしまいます。

人間の背骨は頸椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個、そして仙骨と尾骨で形成されています。

骨の間には軟骨があり、腰には脊椎から伸びる末梢神経が通っており、背骨や骨盤に負荷が掛かり続けると腰の痛みやしびれ、といった症状を引き起こします。

寝起きのだるい腰痛の大きな原因は、寝ている間の背骨や骨盤のバランスの悪い位置が原因と考えられます。

マットレスが合わないと筋肉の過緊張が起きる

人間の筋肉は、意識をしなくても緊張と緩和を繰り返します。

歩いていて木にぶつかりそうになった時、咄嗟に筋肉を緊張させて足を止める様に、筋肉は対象によって無意識の内に収縮と拡張を繰り返します。

人間が眠っている時は、力が抜けている身体全体のバランスを補い、深い眠りを維持する為に、意識しなくても部分的に筋肉が作用しています。

しかしマットレスが合わないと、身体のさまざまな部分の筋肉が緊張を起こし、筋肉の過緊張が起きてしまいます。

筋肉の過緊張が続くと筋肉疲労を起こし、いくら眠っても身体の倦怠感が取れず、辛い腰痛の原因となります。

朝起きて、腰痛以外にも背中や首が痛い、背伸びをしても身体が硬い場合は、合わないマットレスを使った筋肉の過緊張の可能性が考えられます。



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寝起きのだるい腰痛の原因セルフチェック

腰痛は寝起き一番大きく動き出すとラクになる

寝起きのだるい腰痛の原因を、セリフチェックで見つける方法があります。

はじめに、就寝前は特に腰痛を感じないのに、一晩寝て翌朝起きてみると、寝起きが一番だるい腰痛があり、起床して立ち上がって動き出すと腰痛がラクになるという場合の腰痛は、眠っている間に引き起こされている可能性があります。

朝起きる事も億劫なほどだるい腰痛でも、起きて動いていると痛みが自然とほぐれ、腰痛を感じなくなる方は寝ている時の状態を改善する事をおすすめします。

寝ている時に身体全体を支え、安定させているものはマットレスになります。

枕をいくら変えても寝起きのだるい腰痛が改善出来ない、という方はマットレスが合っていないので、自分の身体に合ったマットレスに変える事をおすすめします。

寝る時に体勢を何度も変えている

眠気があって床に就くけれど、中々決まった位置が見つからず、何度も寝る体勢を変えているケースもマットレスが身体に合っていないと考えられます。

マットレスが合っている場合は、身体の力を抜くと身体の重心が一箇所だけでなく各所に分散される為、ホールド感があり足が真っ直ぐに伸びます。

マットレスが合っていない場合は、背中や腰、臀部に重心が偏りすぎて違和感や痛みを感じます。

違和感や痛みを軽減する為に、何度も体勢を変えてしまうのです。

仰向けで眠れずに、横向きになって背中を大きく丸めて眠る、手足が極度に曲がっている時はマットレスが合っていません。

寝る時に体勢が落ち着かない方は、マットレスを変更するだけで落ち着いた体勢で入眠する効果が期待出来ます。

マットレスには身体の重心を分散し、睡眠中の寝返りもしやすくする機能があるのです。

寝起きのだるい腰痛を軽減するマットレスの選び方

仰向けに寝て頭と背中と腰が安定する位置を探す

寝起きのだるい腰痛を軽減する為には、身体に無理のない姿勢で眠る事が大切です。

マットレスをお試しで使える場合は、マットレスの上に仰向けに寝てみて各所の状態をチェックしましょう。

マットレスに寝た状態で後頭部が自然と収まって口呼吸と鼻呼吸を妨げていない、肩が開き腕の力を抜く事が出来る、背中に違和感や痛みを感じない、骨盤が開いて臀部にしびれや痛みを感じない、膝を曲げる事なく両足を伸ばせる広さがある、というポイントが大切になります。

これらのどれかがクリアしていない状態であると、矢張り眠る体勢に無理が掛かり何度も寝返りをうつ原因となります。

マットレスをお試しで使えない場合は、スプリングや身体を支える材質が硬すぎずに体重や身体のラインによって形が変わるマットレスを選びましょう。

熱が篭らない通気性の良いマットレスを選ぶ

人間は眠っている間に、200mlもの汗を掻いていると言われています。

丁度コップ一杯分の汗を、毎晩眠っている時に掻いていると考えられます。

汗は蒸発して水蒸気となりますが、蒸発した水蒸気が寝具に溜まると寝具が蒸れてしまい、熱くて眠れないという状態になります。

通気性の悪いマットレスは水蒸気をうまく分散出来ないので背中や腰だけ熱かったり、またマットレスのカビの原因にもなったりします。

特に古いマットレスは通気性が悪くなっているので、眠っている時に蒸し暑さを感じ易くなります。

古いマットレスを使っている人は、通気性の良い新しいマットレスに変更する事をおすすめします。

ベッドと敷布団のマットレスの使い方

ベッドでマットレスを使う場合

マットレスが取り換え出来るベッドは、身体のバランスを整えて支える事が出来る新しいマットレスに変更しましょう。

ベッドのマットレスを取り換える時は、マットレスの長さ、横幅、そして高さといった厚みをメジャーなどで計測しておきましょう。

ベッドがシングルベッドかダブルベッドかによっても、おおよそのサイズが計測出来ます。

ベッドより小さいマットレスだと、ベッドからマットレスがずれる事があるのでベッドにぴったりと合ったサイズを選びましょう。

敷布団でマットレスを使う場合

敷布団でマットレスを使う時には、敷布団の下に敷いて使うか、マットレスの上に直接シーツや敷きパッドを敷くかによって使い方が分かれて来ます。

敷布団の下に敷く場合、床からの高さに大きな差が出るので、床から余り高くなり過ぎない低めのマットレスをおすすめします。

絨毯や畳、フローリングの上にマットレスを敷く時は、ベッドよりも通気性が悪くなるので、一年中通気性に特化したマットレスが最適になります。

マットレスの上に直接シーツや敷きパッドを敷いて使用する時は、マットレスの柔らかさと硬さが直接身体に伝わりますので、居心地の良い、感触が心地良いマットレスを選んで購入しましょう。

まとめ

入眠する時に何度も寝返りをうつ、寝起きが一番だるくて腰痛がある時は、マットレスが原因の可能性が大きくあります。

悪いマットレスを使い続けると腰痛が慢性化し、頭痛や肩こりといった他の症状も引き起こします。

人間は1日の内の3分の1は眠っています。

長い時間を眠る、という行為に費やしますので、マットレスという寝具は身体の休息と回復にとても大事な役割を持っています。

寝起きのだるい腰痛を軽減したい、ぐっすり眠って身体の疲れを取りたい、という方は通気性が良くて身体のバランスを支える、寝心地のいい最良のマットレスを選びましょう。