快適なマットレスを選ぶためのコツは?失敗しないための4つの注意点
マットレスは、寝るときの必需品となるものであり、ぐっすりと眠るためには欠かせない寝具のひとつです。
ただし、快適に眠るためには、どんなマットレスを使ってもよいわけではありません。
適切なマットレスを選ばないと、快適に眠るどころか、眠りを妨げてしまうこともあるのです。
では、マットレス選びで重要となる4つの注意点について、詳しく説明していきましょう。
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硬すぎるマットレスは避ける
快適なマットレスを選ぶなら、硬すぎる商品に注意してください。
腰痛を防いで楽に寝るためには、硬いマットレスの方がよいと考える人もいますが、むやみに硬さばかりを優先すると、失敗してしまうことがあります。
確かに、腰痛を防ぐには、ある程度の硬さが必要であり、少し硬めの商品を選ぶことは、間違いではありません。
腰に負担をかけずに快適な睡眠をするなら、よい姿勢を維持することが大切であり、体をしっかり支えてくれる硬さがないと、それは難しくなってしまうのです。
ただし、ただ硬ければよいわけでもありません。
硬すぎるマットレスは、体がまったく沈まないことで、逆に体への負担を大きくしてしまうのです。
体が沈まないということは、もはや床に寝ている状態と同じであり、どうしても痛みを感じることになります。
硬いマットレスに寝ると、体とマットレスの間の隙間が多くなり、マットレスに触れている一部分だけで、全体重を支えなければなりません。
そのような圧力の偏りが痛みにつながり、眠りを妨げることになるのです。
背骨の角度も重要
硬すぎるマットレスが体に与える痛みには、背骨の角度も関係しています。
快適に眠るためには、背骨がきれいなS字カーブになっていることが大切です。
背骨がS字のカーブになる状態は、立っているときと同じであり、体への負担が最も少ない理想的な姿勢になります。
その角度を維持することが、質のよい眠りにつながるのです。
しかし、床に寝ているような硬さのマットレスだと、このS字カーブを維持することができません。
背骨の湾曲が通常よりも小さくなってしまい、骨の周辺の筋肉に悪影響を与えます。
すると、腰痛や肩こりといった体の痛みを引き起こし、眠りを妨げてしまうのです。
そのため、快適なマットレスを選ぶなら、硬さには十分注意してください。
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柔らかすぎるマットレスもよくない
快適なマットレスを選ぶためには、硬さばかりを求めるのは避けるべきです。
しかし、柔らかいものなら問題ないかというと、そうでもありません。
柔らかすぎるマットレスも、体に負担をかけてしまい、楽に眠ることができなくなるのです。
ここで重要になるのも、やはり姿勢になります。
柔らかすぎるマットレスを使ったときも、背骨をきれいなS字カーブにすることはできません。
というのも、柔らかいマットレスは、体が深く沈み込んでしまうからです。
すると、硬すぎるマットレスに寝たときとは逆に、背骨の湾曲が大きくなります。
体が沈むことで、ぐにゃりと大きく曲がってしまい、腰に多大な負担をかけることになるのです。
柔らかいマットレスは体を包み込んでくれるため、一見すると楽に寝られそうですが、こうしたデメリットがあることも、忘れないようにしましょう。
寝返りの回数
マットレスで快適に眠るためには、睡眠中の寝返りが欠かせません。
人間の体は、長く同じ姿勢でいると、どうしても痛みを感じるようになります。
そのため、まったく同じ姿勢を長く続けないよう、自然に体が動くことになるのです。
少しずつ体を動かし、常に楽な姿勢を保とうとします。
その動きが、睡眠中の寝返りなのです。
しかし、柔らかすぎるマットレスは、この寝返りを制限してしまうことがあります。
あまり深く体が沈んでいると、身動きがとりづらくなり、自然に寝返りをうつことができません。
そして、同じ姿勢を続ける時間が長くなれば、体に負担がかかり、快適さが失われてしまうのです。
寝返りをしっかり行うには、体が沈みすぎるマットレスではなく、体を適度に支えてくれるマットレスが適しています。
体の動きを制限しないためにも、柔らかさばかりを優先しないようにしましょう。
自分に合ったものを選ぶ
マットレスで気持ちよく眠るためには、自分に合ったマットレスを選ばなければなりません。
これは、デザインの好みなどではなく、「体格に合っているか」という意味です。
マットレスは、使う人の体格によって、適した商品が違ってきます。
例えば、体格がよくて体重が重い人の場合、マットレスは通常よりも深く沈むものです。
ただでさえ沈みやすい人が、柔らかいマットレスに寝てしまったときは、さらに沈み方が大きくなり、姿勢の維持や寝返りを正しく行うことができません。
また、体が下のベッドまで近づきすぎることで、底付き感の原因にもなるのです。
これを避けるためには、少し硬めのマットレスを使い、体重をしっかりと支えるようにしましょう。
硬さがあるマットレスなら、体格のよい人でも沈みすぎることはなく、快適に使うことができます。
逆に、小柄な人が使うなら、あまり硬くないマットレスがおすすめです。
小柄で軽い人の場合、硬いマットレスに寝ると、体が浮いてしまうことがあります。
快適に寝るためには、適度に体が沈んでいなければなりませんが、硬さに負けて浮いてしまうと、隙間ができて寝づらくなるのです。
ひどいときは、腰が反ったようになってしまい、腰痛になってしまうこともあります。
そのため、小柄な人は少し柔らかいものを選び、体が浮きすぎない状態で寝るようにしましょう。
このように、マットレスと自分の体格には、密接な関係があります。
快適なマットレスを購入するなら、この点をよく考えて選んでみてください。
厚さも大切
自分の体格に合ったマットレスを選ぶとき、重要になるのは、硬さだけではありません。
厚さもしっかりチェックしておくことが大切です。
かなり大柄な人の場合、十分な厚みのあるマットレスを使わないと、底付き感が気になってしまうことがあります。
大きな体を支えるには、ただ硬いだけでなく、体重を受け止めるための厚さも必要になるのです。
体格がよい人の場合、「自分の体を支えられる商品があるだろうか」といった不安を感じてしまうこともありますが、マットレスには多くの種類があります。
中には、30cmにもなる極厚の商品もあるので、なるべく厚いものを選んでおきましょう。
それなら、かなりの重量にも耐えられるため、大柄な人も安心して使うことができます。
実際の寝心地を確かめる
快適なマットレスを選ぶなら、ある意味ではこれが最も重要なポイントになります。
ここまで説明してきたように、硬すぎず柔らかすぎず、なおかつ自分の体格に合った商品を見極めるためには、実物に触れることが大切です。
いくら商品の情報を確認しても、それだけで決めてしまったのでは、「寝てみたら想像と違う」といった失敗が起きやすくなってしまいます。
それを回避するには、できるだけ試し寝をするのがおすすめです。
試しに寝てみることで、文字だけではわからない実際の感触を確かめることができ、より確実に商品を選別することができます。
お試し期間にも注目
通販でマットレスを買うときは、お試し期間をうまく利用してください。
お試し期間があると、しばらく寝て感触を確かめて、どうしても合わないときには、返品することが可能です。
店頭で試すときは、あまり長く寝ることはできないため、不安が残る場合もあります。
「時間をおいてもう一度寝たら違う感じになるかも」と考えてしまうのです。
しかし、お試し期間を利用すれば、その期間中は何度でも試すことができるので、納得できるまでじっくり検討することができます。
より確実性を高めるなら、ぜひ利用してみましょう。
まとめ
マットレスは、選び方を間違えると、睡眠を妨げるような商品を購入してしまうことがあります。
それでは、睡眠不足で体調を崩してしまう恐れもあるので、決して適当な選び方をしてはいけません。
ここで紹介した注意点も参考にして、自分にぴったりの商品を慎重に選んでください。
よいマットレスを使えば、ぐっすり眠り、毎日を健康的に過ごすことができます。