暑い夏は使う枕で安眠にも差が出る、どんな枕がおすすめなのか考えてみよう
暑い夏の夜、ただでさえ暑くて眠りが浅くなりがちです。
特に頭の部分の熱は、本当に寝付くのにも苦しいものです。
なので夏専用の枕を用意している人も多いでしょう。
しかしどんな枕をどう使えば、気持ち良く眠ることが出来るのでしょうか。
夏用と謳ってある枕を使うだけで、安眠は保証されるとは限りません。
自分だけの工夫も、必要なのです。
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目次
頭に熱がこもると本当に寝苦しいもの
例えば風邪で熱がある時、気分の悪さもですがその熱で頭も熱くなって、何とか寝て休もうと思っても果たせない、ということはありませんか。
頭に熱がこもるだけで、眠りが来ない浅いなどの問題も起きてくるのです。
たとえ熱がなくても、夏の夜の暑さはそれと同じく、頭の熱をこもらせます。
身体もですが、この頭の部分の熱を少しでも発散させないと、熟睡はできません。
勿論個人差もありますが、できるだけ涼しく過ごしたいのは、誰も同じですね。
夏用のいい枕、手に入れたいものです。
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元々の枕の素材についても考えてみよう
枕の素材には様々あります。
日本では昔からそばがらのものや、綿の枕が主流でした。
その後海外から羽根枕も入ってきて、加えて低反発素材や高反発素材の枕も販売されるようになりました。
この素材のどれが良いのかというのは、それこそ個人の好みになってしまいます。
またそばがらのように、アレルギーの問題を起こしてしまう素材も、あります。
このアレルギーについては、自然素材以外受け付けないという人もいますので、これまた選ぶのに苦労することでしょう。
なので、これが涼してく寝心地が良い、と誰かが言った言葉をそのまま自分の枕候補として受け入れる、ということは不可能にもなっているのです。
そのあたりも考慮に入れて、夏の枕選びをしていきたいですね。
素材によっても差が出るので
代表的な枕の素材は、あとはパイプ枕というところですが、それぞれの特徴と夏の使い勝手を見ていきましょう。
そばがらの枕
日本固有の枕です。
なので日本の気候風土に合った枕、ということができます。
熱もさしてこもりませんし、湿気も気にならないのが長所です。
ただ問題は、アレルギーを起こす場合があるということですね。
それ以外なら、日本の夏に使用するのに適した枕、と言って過言ではありません。
綿を詰めた枕
今では少数派になってしまったかもしれません。
しかしお値段的にもそこそこで、使い心地も悪くないので、お客さん用にいくつか用意している家庭もあるでしょう。
硬さがちょうどいいことで、上手く頭の重さをキャッチしてくれ、でも硬すぎない自然素材なのが嬉しいところです。
でも残念ながら、湿度の多い日本の夏には、湿気がこもりすぎるというデメリットがあります。
低反発素材の枕
頭の形に無理なくフィットしてくれるのが、低反発素材の枕です。
寝返りを打っても仰向けでも、頚椎もしっかり支えてくれるので、寝ている時の骨の歪みも少なく済みます。
ただ夏場は、このフィット感のおかげで暑く感じるのも事実です。
特に首筋から肩までのラインに汗をかきやすい人は、使い勝手悪く感じますね。
フィットというのはつまり、ぴったりくっついてしまうということで、夏場の汗を呼んでしまうということなのです。
高反発素材の枕
低反発とは逆に、浮いた感じのする枕素材です。
フィットすると言うより、支えると行った感じが強いので、人によっては不安定さを感じることもあります。
しかし夏には、この支えるという感覚のおかげで、低反発よりも汗をかきにくいという利点があります。
夏場においては、低反発素材のものよりもこちらがおすすめですね。
パイプ素材の枕
パイプの出し入れができて、高さも自分に合わせて変えられる枕です。
パイプのゴロゴロ感が気持ちいいという人もいれば、これが邪魔で寝付きづらいと言う人もいて、それこそ好みが分かれます。
ただ夏に置いてはこのパイプ、通風性もよく蒸れも少ないので、大変に使い勝手が良いですね。
加えて頭にかいた汗も、内部にこもるということがありません。
簡単に干すかもしくはパイプを入れ替えれば、清潔に使用ができます。
夏にはおすすめの枕です。
クール素材や枕用の保冷剤の使用はおすすめか
枕用の保冷剤とか、保冷剤を入れられるようになっている枕というのもあります。
また近頃流行りの、接触冷感素材で作られたカバーをかけた枕もあります。
これらも実際、寝た直後は気持ちのいいものです。
頭もひんやりしていい気分になれます。
墜落睡眠タイプの人には、これがあるとかなり気持ち良く入眠できますね。
しかし寝付きに時間の掛かる人の場合、入眠までの時間で結果涼しくなくなってしまったという声が多いのです。
保冷剤は普通のものと違って枕専用のもので、固くならない素材で作られています。
逆を言うと、冷たさは普通の保冷剤のように長続きしないのです。
また接触冷感素材も、頭を載せた時には冷たく感じるのですが、長時間はこれももちません。
これなら効くという声多数なのが
近頃寝具コーナーで目立つようになったのが、塩枕です。
素材の一部に塩を使用している枕です。
この塩というものは、外気の温度や体温に反応して、吸熱や放熱をしてくれます。
結果、大体30度位の温度を保ってくれるのです。
体温の平均が36度ですから、これなら充分に涼しく感じられますね。
しかも自然素材ですので、最も安全です。
こちらの効き目は多くの人が感じていますので、すでにいろいろ試してでも気持ち良く冷たい枕に出会えないという人も、試してみてはいかがですか。
かなり気持ちのいい触感です。
また冬も同じで、こちらは暖かく感じることができますので年間通しても使用ができるすぐれものです。
究極のクールはこれ昔ロングヘアーだった筆者はこれで
自分に合った枕を手に入れたものの、でも夏の暑さには勝てずにいろいろないわゆるクール枕に手を出したこともあります。
しかし筆者の場合、髪の毛をショートにしたらかなりの部分、頭の熱は下がってくれました。
まあ考えてみれば髪の毛というのは、ウール100%です。
長さがあればあるほど、頭を温めてくれる、夏は熱をこもらせてくれるものです。
ショートにした途端、それまで苦労して集めた涼しい枕関係全部、不要になってしまったのも事実です。
とは言っても使用しているのが低反発素材のものなので、そのままでは流石に頭が苦しいということで、考え出したのが竹辺をつないだ敷物の使用です。
元は夏用のクッションカバーだったのですが、それを応用しました。
一片が1センチ×2センチくらいの竹辺を、糸でつないだものです。
それを枕を巻くようにして使用します。
頭の熱を竹が吸い取ってくれるので、かなり気持ち良く感じます。
また枕自体が汗で直接濡れるのも、防いでくれます。
欠点はと言うと、やはり硬いのでゴツゴツするということと、竹辺のつなぎ目に髪の毛が挟まるということですね。
これにはタオルを巻くことで対処しました。
ただこれも、長時間は涼しく感じられませんので、それもまたデメリットではあります。
まとめ
いろいろな素材の枕がありますが、まずが自分に合ったもの選択をしたいものですね。
そして次に、最も寝苦しい夜の続く夏場、どう言った工夫をするかを考えていきたいところです。
なかなか出会えない理想の枕ですが、体調やヘアスタイルなどでも変化していくことがあります。
これだと決めつけずに、常に新しい発見を求めてみるのも、夏場の安眠への道です。