腰痛は敷き布団で改善できるってホント?腰痛対策敷き布団を選ぶ5つのポイント
腰痛の原因は重たい荷物を持つ事だけではなく、布団が体に合わないのも原因となります。
特別に重たい荷物などを持っていないのに腰痛が酷いという方は、その原因が布団にあるかも知れませんので、布団を見直してみましょう。
また、布団の中でも腰痛予防に良いのが敷き布団です。
敷き布団を使い腰痛改善をする方法を説明します。
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収納も簡単で機能的な敷き布団
寝る時はベッド派か敷き布団派かに分かれますが、敷き布団はベッドには無いメリットが沢山あります。
特に大きなメリットとなってくるのが、収納が簡単な事です。
通常のベッドは一度設置したら、基本的に場所を移動させる事は出来ません。
キャスター付きの折りたたみベッドの場合は別ですが、それでも折りたたんだ後に押入れに入れることは出来ないでしょう。
しかし、敷き布団は違います。
敷き布団はパタンと折りたためば、押入れに収納することが出来ます。
ですので、寝るときだけ敷き布団を敷いて、日中は押入れにしまって、部屋のスペースを有効活用することが可能です。
また、布団は天日干しが楽という良さもあります。
ベランダ等で敷き布団を干せば、布団に潜むダニを減らすことが出来ます。
メンテナンスが非常に楽で、機能面でも敷き布団は優れています。
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敷き布団を見直して腰痛対策
敷き布団はとても機能的な寝具ですが、体に合わない敷き布団や、何年も使ってヘタってしまった布団は腰痛の原因になります。
例えば、やわらかすぎる敷き布団は、腰の部分が沈み込みすぎて、背骨に負担がかかり腰痛になることがあります。
また、硬すぎると体圧が分散されないため、それも腰痛の原因になります。
特に何年も使い続けている敷き布団は、内部の体圧のかかる部分押しつぶされ、硬くなっている事が多く腰痛の原因になることが多いです。
起きた時に腰が痛むなら買い替えの検討もおすすめです。
マットレスと敷き布団は何処が違うか
ちなみに、敷き布団とよく混同されるものにマットレスがあります。
マットレスも敷き布団と同じように、床や畳の上に敷いて使えますし、薄いものなら折りたたみが出来て、押し入れにしまうことが出来ます。
機能的にも似ている部分が多いため、その違いが分からないという方も結構いるはずです。
そこで違いを説明すると、大きな違いになってくるのが使われている素材です。
敷き布団の場合は羊毛や真綿など比較的柔らかい素材が使われていることが多いですが、マットレスの場合はウレタン系素材やラテックスと言った素材がよく使われます。
そのため、どちらかと言うと敷き布団よりマットレスのほうが硬めです。
また、ウレタン系素材やラテックスは水に弱いため、普通のクリーニング店に出せませんが、羽毛や羊毛を使った敷き布団なら基本的に出せます。
最近はマットレスと敷き布団の違いが曖昧になってきていますが、使われる素材とクリーニングの出しやすさが違います。
腰痛に良い敷き布団を選ぶ5つのポイント
腰痛を持っている方や、快眠をしたい方は最適な敷き布団を選ぶ事が大切です。
それでは、具体的な腰痛に良い敷き布団のポイントを見ていきます。
寝返りがしやすい
敷き布団を使うことで腰が痛くなる方は、敷き布団が上手く体圧を分散できていない事が大きな原因となります。
そして、体圧分散の為に重要なのが寝返りです。
寝返りは非常に重要で、もし寝ている最中に一切寝返りをしないと腰が痛くなるばかりか、床ずれが出来る原因にもなります。
介護施設などでは、体に麻痺があって寝返りが出来ない高齢者に対し、体位交換(寝返りをさせてあげること)を2時間おきくらいに行っています。
そうすることで体圧を分散させ、睡眠中にかかる負担を軽減しているのです。
それほど寝返りは体圧分散、負担軽減の為に重要なものですので、腰痛を気にされるなら、寝返りがしやすいものを選んでいきましょう。
柔らかさ
寝返りのしやすさにも関わる、敷き布団選びの重要ポイントが柔らかさです。
腰痛対策には丁度よい柔らかさが求められます。
やわらか過ぎると、沈み込みが大きくなって寝返りがしにくくなり、硬すぎると沈み込まず、硬い床で寝ているのと同じ状態になって体圧分散が出来ません。
よく腰痛には硬いマットレスや敷き布団が良いと言われる事もありますが、硬ければ硬いほど良いわけではありませんので注意です。
また、腰痛対策のために、丁度よい柔らかさの敷き布団が欲しいという方は、腰痛対策のために作られた腰痛対策に作られた商品や、腰痛にやさしいと謳っている商品がおすすめです。
それらの商品は寝心地よりも腰痛対策を充填において作られていますので、適度な柔らかさを持っています。
素材
寝返りがしやすく丁度よい柔らかさを持っている敷き布団でも、素材によってへたりやすさが違います。
布団業界では復元率という言葉でそれを表していますが、復元率が低い商品だと、使っているとその体圧分散効果も下がってきます。
ですから、商品の復元率をよく見て、上部で長持ちする腰痛に良い敷き布団を使っていきましょう。
また、素材が変われば通気性やダニやホコリの付きにくさも変わってきます。
腰痛を軽減できても快眠ができなかったり、衛生的に使えなかったら、それもまた問題ですので機能的な素材を使った商品を選ぶと良いです。
厚さ
その他には、敷き布団の厚さもポイントになります。
薄い敷き布団は畳の上ではなく、フローリングの上で使うと硬く感じてしまう事があります。
日本の住宅でよく使われている畳は、それ自体が適度に沈み込みますので、薄い敷き布団でも問題はありませんが、フローリングの上に敷いて使う方は気を付けましょう。
フローリングの他、硬い床の上に敷き布団を敷くような場合は、厚いものを選ぶのもおすすめです。
また、あまりにも厚すぎると折りたたみや持ち運びが難しくなったり、収納スペースを取られたりしますので、利便性を考えて厚すぎず薄すぎないものが良いです。
重さ
敷き布団を押入れに入れたり出したりする時には、布団そのものを持ち上げる必要があります。
ほとんど敷いたままで使用する方は問題ありませんが、出し入れをされる方は、布団を持ち上げるという腰を使う動作が必要となりますので、軽い布団を使うのが良いです。
最高の寝心地、最高の腰痛軽減、体圧分散性能を持つ敷き布団があったとしても、出し入れする時に重たくて腰を痛めてしまったら元も子もありません。
クッションを使ってさらに腰痛軽減
以上の5つのポイントが、腰痛対策用の敷き布団選びで重要です。
また、敷き布団を見直すだけでなく、寝る時にクッションを使うことで更に腰痛軽減をしていくことが出来ます。
腰痛を軽減する腰枕や抱きまくらというものがありますので、そちらも活用していきましょう。
腰枕があれば、それを腰の下に敷いて使ったり、寄りかかるクッションとしても使えます。
腰痛対策用敷き布団を使っても、まだ腰の痛みが朝起きた時に残るようならそんな商品も便利です。
まとめ
起きた時によく腰が痛くなる方は、その原因は寝具にある可能性が高いです。
ですので、腰に負担のかからない敷き布団を使っていきましょう。
腰痛対策に良い敷き布団の5つのポイントを押さえて購入すれば、朝起きる時も腰の痛みを気にせず快適に起きられるようになってきます。
特に高齢者の方など、腰が痛みやすい人は腰痛対策用の敷き布団に変えるのがおすすめです。