運動中に付けても大丈夫?スポーツ中の骨盤ベルトの効果とは?
骨盤が歪むと、腰痛や冷え性など様々な症状を引き起こす恐れがあります。
そのため、骨盤の歪みを矯正することは大切になり、それに適したものが骨盤ベルトになります。
では、骨盤ベルトは運動中に使っても問題ないのでしょうか?
この記事では、運動中に骨盤ベルトを付けても良いのか解説していきますので、骨盤ベルトを使用している方はぜひ参考にしてください。
運動中に骨盤ベルトを使っても問題ない
「運動している時でも骨盤ベルトを付けたままにして大丈夫なのかな?」と思う方もいるかと思います。
そこで、その疑問の答えをいうと、運動中に骨盤ベルトをしても問題ありません。
骨盤の歪みは、むくみや冷え性、肩こりや腰痛、生理不順などに繋がる恐れがあり、骨盤ベルトで骨盤の歪みを矯正することでそれらの症状を予防、改善効果が期待できます。
そのように便利な骨盤ベルトは運動中にも使用することができ、運動中に付けることによって運動による効果を高めてくれることが可能となります。
骨盤が歪んでいると、骨盤周りの筋肉が下がり気味になりますが、骨盤ベルトをすることによって骨盤周りの筋肉が下がるのを防ぎ、運動効果を高める手助けをし、引き締める効果も期待することができます。
骨盤の歪みにより体幹が悪い状態で運動をすると、筋肉の付き方がアンバランスになりがちです。
骨盤が歪むことで、バランス良く身体に負担がかからなくなるので、筋肉の付き方がアンバランスになってしまう場合があります。
それでは、そのように筋肉が付いてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
筋肉がバランス良くつかないと、身体は更に歪んでしまう恐れがあります。
また、運動のパフォーマンスにも悪い影響を及ぼしてしまうこともあります。
そのため、運動中に骨盤ベルトを付けることは問題なく、良いことになります。
運動に使用する場合はスポーツ用を付ける
骨盤ベルトといっても、産前産後用のものやダイエット用のものなどがあり、目的に応じて使用することが大切になります。
そして、骨盤ベルトの中にもスポーツをすることを考えて開発されたものがあるので、運動をする時に付ける場合は、スポーツ用の骨盤ベルトを付けると良いです。
特に、ランニングを考えて作られたスポーツベルトはいくつかあり、ファインテンやクリオやデサントなどのメーカーから販売されています。
スポーツベルトの効果
先程、ランニングを考えられたスポーツベルトが販売されていると話しましたが、では、そのようなベルトにはどのような効果があるのでしょうか?
早速見ていきましょう。
腰痛の予防や軽減
ランニングなど、厳しい練習で起こることのある痛みに腰痛があります。
マラソン練習では腰痛を起こしてしまうことがありますが、スポーツベルトを付けることにより、腰痛の予防や軽減をする効果が期待できます。
スポーツベルトを使用し、骨盤の位置を矯正することによって、腰や脚にかかる負担を減らすことが可能となります。
骨盤が歪んでいると、左右バランスよく負荷がかかることができず、腰には大きな負担がかかってしまい腰痛が発生してしまいます。
これらのことから、腰痛持ちのランナーにスポーツベルトはおすすめです。
ランニングフォームが良くなる
マラソンのような長い距離を走って完走するには、身体に負担のかからないランニングフォームで走ることが大切になります。
では、身体にあまり負担がかからないランニングフォートとはどのようなフォームなのでしょうか?
それは、体幹がしっかりとしていて腰の位置が高く、背すじが伸びたフォームになります。
このような正しいフォームで走ることは意外と難しいことです。
しかし、スポーツベルトを腰に巻けば、骨盤が矯正されて安定し、体幹を使って走りやすくなります。
そのことにより、正しいランニングフォームで走ることが可能となり、マラソン大会などでは完走するのをサポートしてくれます。
疲れにくくなる
先程話した正しいランニングフォームをすることは速く走れることに繋がり、疲労の軽減にも繋がります。
走る際のバランスが悪いと効率的に走ることができず、余計な力を使ったり、余計な負荷がかかったりしてしまいます。
そのことによりスタミナが消費しやすくなり、バテやすくなります。
スポーツベルトは、正しいフォームに導く効果が期待できるので、疲労を軽減する効果も期待できるのです。
運動している時の骨盤ベルトのズレには注意する
運動は通常よりも身体を動かすので、運動中に骨盤ベルトがズレてしまうことがあります。
スポーツ用でしたらズレにくいのですが、一般的な骨盤ベルトを使用する時は特に注意する必要があります。
骨盤ベルトは、骨盤を正しい位置に矯正することにより、骨盤の歪みが原因で起きる冷え性や腰痛などを改善する効果が期待できるものです。
そのことから、骨盤ベルトは正しい位置に巻くことが重要になります。
運動する時に骨盤ベルトを使用する場合は、運動中に骨盤ベルトがズレたり緩んだりしないようにしないといけません。
きつすぎるのも良くない
当たり前のことですが、骨盤ベルトがズレると、正しい位置から骨盤ベルトがズレるということになります。
そのようになると、骨盤ベルトの効果が低下してしまいます。
また、逆に骨盤が歪んでしまう恐れもあります。
それは、歪んでいる骨盤に正しい負荷が加わらないと、余計骨盤が歪んでしまう可能性があるためです。
そのようになったら本末転倒になるので、運動している時はズレや緩みなどには気を付けてください。
しかし、骨盤ベルトがきつすぎるのも良くなく、きつすぎることによって血流が悪くなったり、むくんだり、気持ち悪くなったりすることがあります。
そのため、骨盤ベルトを巻く強さには十分注意しましょう。
激しい運動の場合はスポーツ用が最適
骨盤ベルトは運動の時に巻いても問題ありませんが、激しい運動の時はスポーツ用のものを使用することをおすすめします。
一般的な骨盤ベルトで運動をすると、ズレる心配があります。
また、運動によって蒸れやすくなります。
蒸れやすくなるということは汗をかきやすくなることに繋がり、汗をかきすぎるとパフォーマンスが低下してしまいます。
それに対してスポーツ用のベルトは、運動をすることを考えて開発されたものになるので、ズレにくく蒸れにくくなっています。
これらのことから、激しい運動をする場合は一般的な骨盤ベルトではなく、スポーツ用の骨盤ベルトを使用すると良いでしょう。
そして、体力に自信のない方は激しい運動は避け、ウォーキングなど軽めの運動をすると良いです。
そのような軽い運動なら、一般的な骨盤ベルトでもズレにくく、骨盤を安定させることができます。
多少大きく動くことがあっても、問題ありません。
ウォーキングでもやりようによっては、汗をたくさんかくことができます。
また、歩くのだけでは物足りないという方は、スロージョギングをおすすめします。
スロージョギングとは、歩くような速さで走ることなので、比較的楽な運動になるので、骨盤ベルトが邪魔になるようなことは少ないといえます。
まとめ
骨盤ベルトを腰に巻いたまま運動することは問題なく、骨盤が安定することによりパフォーマンスを高める効果が期待できます。
ですが、運動時に使用するなら一般的な骨盤ベルトではなく、スポーツ用のベルトを使用することをおすすめします。
その方が運動がしやすく、骨盤をしっかりとサポートしてくれます。
骨盤の歪みは体調不良に繋がるので、骨盤を矯正するために骨盤ベルトを上手に利用しましょう。