長く湯船につかって腰痛を解消!半身浴でも十分にあったまる腰痛にピッタリの入浴剤とは?
腰痛の人はぎっくり腰やケガなどを除き、腰とその周辺を温めることでつらい痛みがかなり楽になります。
腰を温めるアイテムはカイロや湯たんぽなどいろいろありますが、やはり入浴がイチバン!
長く湯船につかることで、腰の筋肉の緊張が取れて血行が良くなり痛みが緩和されますが、肩までつかると湯あたりや心臓への負担、血圧上昇などの心配もありますので、長湯をするならば半身浴でゆっくりつかるのが最適です。
そこで今回は半身浴の正しい入浴方法と、半身浴でも十分に温まり湯冷めしないような、腰痛に効果てきめんの入浴剤をご紹介しようと思います。
まず、正しい半身浴の方法を知っておきましょう!
半身浴は正しく行わないと上半身にまで熱が渡らず身体が冷えてしまい、風邪を引いてしまう恐れがあります。
半身浴に最適な湯の温度は?
半身浴は長時間下半身だけつかっている状態ですので、湯の温度は40℃から42℃と、普段入るお風呂よりも若干高めの方が良いでしょう。
特に冬の場合は40℃未満のお湯で半身浴をすると、身体全体が冷えて血行不良になってしまい、余計に腰痛を悪化させてしまうこともありますので要注意です。
長めにつかって、気持ちがよいと思う程度の温度で入るのがおすすめです。
半身浴の回数と時間について
次に半身浴の回数と時間ですが、回数は時間があれば毎日行っても良いですが、腰痛には週に2~3回程度が効果的です。
時間は半身浴が初めての人の場合は20分から30分位で、慣れてきたら1時間位が良いでしょう。
1日に何度も半身浴をしたり、数時間も半身浴をしたりするとリラクゼーション効果が薄れてしまい、かえって疲労感が強くなり逆効果ですので注意しましょう。
半身浴を行う時の姿勢や注意点とは?
半身浴をする時の姿勢は腕を外に出し、腰までお湯につかるのが適切です。
最初から腕をつけてしまうと身体が熱くなり過ぎるので、腕は湯につけっぱなしにせず、少し冷えたと思った時だけ湯船につけるようにします。
また1時間も半身浴をしていると途中で汗をかきますので、水分補給も必要になってきます。
入浴の最中でもすぐに水分が取れるよう、近くにミネラルウォーターなどのペットボトルを置いて、のどが渇く前に時々水分補給をしましょう。
半身浴でも十分に温まる、腰痛に効く入浴剤を紹介!
では半身浴でも湯冷めせずに身体全体が十分に温まる、腰痛に効く入浴剤についてご紹介していきたいと思います。
花王バブエピュール
花王から新しく発売された、温浴効果の高い入浴剤です。
超微細炭酸に有効成分のエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を配合することで、これまでのバブよりさらに発汗と新陳代謝を高めて身体の芯から温かくなり、つらい腰痛やコリなどを効果的に解消します。
エプソムソルトに加えて、ローズマリーエキス、ユーカリエキス、ショウキョウエキスを配合することで保温効果がより高まり、アロマの香りが腰痛のストレスを癒してくれるので、半身浴が待ち遠しくなること間違いなし!
薬用入浴剤オンセンス
オンセンスは乾卯栄養化学という会社が製造販売している、松葉の精油を主原料にした薬用入浴剤です。
オンセンスは昭和8年に誕生してから、現在に至るまで長きにわたり愛用され続けている入浴剤で、代替医療を行っている医療施設やリハビリテーション施設などで、水治療法にも使用されているということでその効果もお墨付きです。
温浴効果、保温効果に優れた効果を発揮し、半身浴でもすぐに身体が温まり腰痛やひざ関節痛などのつらい痛みにしっかりと手ごたえのある効果が実感できます。
もちろん通常の入浴でも効果が実感でき、冷えによる痛みやコリを速やかに緩和してくれます。
松葉の精油が使用されているため松の香りがしますが、この独特の香りが苦手な人はシトラスの香りがするオンセンスもあります。
クナイプバスソルトウィンターグリーン&ワコルダーの香り
ミネラル成分が豊富な岩塩に、鎮痛効果と肉体疲労解消効果の高いメディカルハーブを配合した本格的な湯治用のクナイプバスソルトです。
配合されているメディカルハーブは、ウィンターグリーンとワコルダーいう2種類の薬用ハーブです。
ウィンターグリーンは優れた鎮痛効果と抗炎症効果を発揮することから、民間治療にも広く使用されてきました。
この薬用ハーブの主成分はサリチル酸メチルで、腰痛や筋肉痛、肩こりなどの消炎外用薬やシップ剤などに配合されています。
一方、ワコルダーは疲労物質の乳酸の排出を促す働きがあり、筋肉をはじめとする肉体疲労やむくみを緩和する効果があります。
この最強のメディカルハーブが半身浴の温浴・保温効果を促進し、慢性的な腰痛を緩和し、身体のコリや疲れを効果的に解消してくれます。
特に痛みにダイレクトにアプローチしてくれるので、腰痛持ちの人にはぜひおすすめしたいスグレモノの入浴剤です。
ルバンシュゆずの湯
ゆずの湯は自然派化粧品のルバンシュが製造販売している、食用成分100%の無添加入浴剤です。
石川県辰口で有機栽培されたゆずから抽出した精油と、のと海洋深層水から採れたミネラル豊富な天然の海塩を配合した安全で品質の高い入浴剤で、ゆずの温浴効果と海塩の保温効果を半身浴でもしっかりと得ることができます。
天然成分100%のフレッシュなゆずの良い香りが浴室全体に広がり、心身の疲れが一掃され、つらい腰痛や肩こりに効果を発揮します。
ゆず湯は昔から身体の冷えを取って風邪の予防に効果的であることは知られていますが、ゆずに含まれているリモネンが血管を拡張することで血流を促し、身体をほぐして神経痛にも優れた効果を発揮するのです。
冬の寒い時期でも、ルバンシュのゆずの湯を入れて半身浴をすると湯冷めせず、腰痛も自然に治まりぬくぬくと過ごすことができます。
ちなみにこの入浴剤は天然成分100%でできていますので、長期間置くとせっかくのゆずの良い香りが薄れてしまいます。
至福の半身浴タイムを過ごすためにも、香りが薄れないうちにできるだけ早く使用することがおすすめです。
和漢湯やすらぎ便り唐辛子の湯
ヘアケア・スカルプケア商品のラサーナから発売されている、和漢湯やすらぎ便りシリーズの一つ唐辛子の湯は、シリーズの中でも特に温浴効果と発汗効果の高い入浴剤としておすすめです。
もともと脂肪燃焼を促す目的で作られた入浴剤ですが、この強力な温浴効果は半身浴にもかなり使えます。
ひどい冷え性の人や慢性的に腰痛で悩んでいる人からも評価が高く、とにかく身体が温まるということで人気があります。
ティーバックタイプの入浴剤で袋を付けたまま入浴すると、エキスがお湯に溶けだしてさらに温浴効果がアップ。
ただしティーバックタイプなので、揉んだり押したりし過ぎて中身が破れないように注意しましょう!
女性だけでなく、男性もぜひ半身浴を!
男性の場合は女性よりも熱めのお湯に短時間で入るという、いわゆる「カラスの行水」タイプの人が多いようです。
また忙しいからと言って、シャワーで済ませてしまう人も少なくありません。
しかし男女問わずに腰痛が持病という人は多いはず。
そこで湯船にある程度の時間つかっているのが苦手な男性には、短時間の半身浴から始めることをおすすめします。
1時間も入っていられないという人はたとえ10分や20分でもよいので、週に1回のペースから始めて半身浴で腰回りの筋肉の緊張をやわらげると、腰痛の緩和につながります。
まとめ
腰痛は入浴でかなり緩和されますし、肩までつからなくても半身浴だけでも十分な効果が得られます。
半身浴は心臓に負担がかかりにくく湯あたりもしにくいので、高齢者にも優しい入浴法です。
しかし高齢者の場合は入浴時間を短めにしたり、冬にはヒートショックで体調を崩さないよう脱衣場だけでなく、お風呂場の温度にも気を配ったりするなどの注意が必要です。
また半身浴の時は通常の入浴の時よりも湯冷めしにくい入浴剤を使用して、身体を冷えから守ることが大切です。