固いだけで選んではダメ?高反発マットレスを選ぶ際の注意点
高反発マットレスは身体によいという話をなんとなく耳にしたことがあるという方も多いでしょう。
だから、なんでもいいから高反発マットレスを買おうと思って、とにかく固いマットレスに手を出している方もたくさんいます。
でも高反発マットレスは、固ければ良いわけではありません。
ここではそんな、高反発マットレスを選ぶ際の注意点を見ていきます。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
固すぎないものを選ぶべき
まず基本的には高反発マットレスを選ぶ際には、固すぎないものを選ぶべきだと言えます。
高反発マットレスが身体によいと聞くと、確かに固いマットレスであればそれは身体によいのだろうと思ってしまいがちです。
しかしそれは違うのです。
高反発マットレスが身体に良いというのは、多少身体をしずませた上で、それでいてしっかりと身体を支えてくれて、体重を上手く分散することが出来るから、身体によいと言われるのです。
もし、ただ固いだけのマットレスの上に寝ていたらどうなるでしょうか?
まず身体がしずむことが無くなります。
身体がしずむことが無くなると、体重は、腰や肩のあたりにばかり強くかかるようになるでしょう。
だから、腰や肩が痛くなりやすくなるのです。
それでは身体によいとは到底言えません。
なので、高反発マットレスを選ぶ際には、固すぎないものを選ばないとならないのです。
固すぎると寝返りもしづらくなる
固すぎる高反発マットレスがよくないというのは、固すぎると寝返りが出来なくなるからということでもあります。
固すぎる高反発マットレスは、寝返りの際に骨がそこに当たり、痛く感じてしまうでしょう。
痛く感じることを寝ている間にしたいと思う方はまずいないでしょうから、固すぎるマットレスの上で寝ていると、自然と寝返りは少なくなるでしょう。
寝返りが少なくなるというのは、問題です。
寝返りが少なくなると、筋肉が凝り固まるのです。
筋肉が凝り固まると、次第にそれは痛みを発生させるようになります。
たとえば、長時間車の後部座席に座っていたりして、身体が痛くなってしまったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?
それは、筋肉を全然動かせないから、筋肉が固まってしまい、そして痛みを発生させてしまうのです。
それと同じことが、寝ている間に寝返りが出来ないでいると起こってしまうのです。
そうならないようにするためには、やはり固すぎる高反発マットレスは避けないとなりません。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
密度のしっかりしたものを選ぶべき
高反発マットレスを選ぶ際の注意点としては、密度のしっかりしたものを選ぶということも言えます。
高反発マットレスと一口に言っても、密度があまりしっかりとしていないものもあります。
そういう高反発マットレスは、基本的には避けた方が良いと言えるでしょう。
では、なぜ密度がしっかりとしていない高反発マットレスは避けるべきだと言えるのでしょうか?
耐久性がないことが多いから
それは、密度のしっかりとしていない高反発マットレスは、耐久性があまりないことが多いからです。
もし耐久性のない高反発マットレスを買ってしまっていたら、次第にそれは高反発ではなくなっていってしまうでしょう。
そうなったら、高反発のマットレスを買った意味がなくなってしまいます。
そして、その耐久性のなさによる高反発マットレスの低反発化は、徐々におとずれるものになります。
それはそうでしょう。
たとえば蓄積されたダメージが100になったらその瞬間にいきなり反発力が無くなるとか、そんなものであるはずがありません。
基本的には徐々に徐々に反発力が無くなっていくのです。
なので、その上で寝ている自分としては、それがいつ反発力がなくなっているのか、気が付かないうちに、そのマットレスから反発力がなくなると言えます。
もっと言えば、自分は高反発マットレスだと思って寝ているけど、知らない間に低反発になっていることがあるという事になります。
そうなったら、身体が痛い原因などにも気が付きづらいですし、当然良くありません。
なので、最初から密度がしっかりとしていて、比較的に耐久性の高い高反発マットレスを買うべきなのです。
通気性が良いものを買う事も大切
高反発マットレスを買う際には、通気性が良いものを買うという事も大切になります。
マットレスの上では、最低でも5時間くらいは過ごすことになるでしょう。
それだけの時間をその上で過ごすのに、その下にあるものの通気性が悪かったら、かなり蒸れてしまうでしょう。
そして嫌な汗をたくさんかくはずです。
しかもその汗は、下にあるマットレスの通気性が悪い分、なかなか乾きません。
次第にそれが身体を冷やしていってしまったりもするでしょう。
それにより身体が冷やされてしまうと、たとえば風邪をひいたり、あるいは筋肉が冷えてしまい、腰が痛くなったりすることが出てくるでしょう。
そうならない為にも、高反発マットレスを買う際には、通気性が良いものを買うべきだと言えるのです。
通気性が良くない物も多い
高反発マットレス、特に密度がしっかりしている、耐久性のある高反発マットレスの場合は、あまり通気性が良くないものも多いです。
なので、何も考えずに高反発マットレスを買っていったら、通気性の悪い高反発マットレスにあたってしまうことも少なくはないでしょう。
でもそれでは良くありませんから、これから高反発マットレスを買う際には、しっかりと通気性が良いものを選ぶようにしていきましょう。
通気性が良いと、マットレスの寿命も長持ちになりますし。
通気性が悪いとカビが生えてしまったり、湿度やダニのせいでへたってしまったりもしますが、通気性が良いとそうなることを比較的に防ぐことができるようになりますから。
厚みがあるものを選ぶようにする
高反発マットレスを選ぶ際には、しっかりと厚みがあるものを選ぶようにするのがおすすめです。
高反発マットレスの中には、薄いものもたくさんあります。
でも、薄い高反発マットレスは、身体をしっかりとしずめることが出来ない可能性も高いです。
もちろん高反発である以上、たとえ厚みがあったとしても、そこまでがっつりと身体がしずむわけではありません。
しかし、薄いマットレスの場合と比べると、比較的にしっかりと沈んでくれる可能性はたかいです。
それでいて高反発になるわけなのですから、しっかりと身体を支えてくれて、体重の分散が叶うようになるでしょう。
体重の分散が出来るのが高反発の最大のメリット
そもそも高反発のマットレスの最大のメリットは、体重の分散が出来るという事です。
腰や肩のあたりにかかりがちになる体重を、全身に分散できるようになるからこそ、高反発のマットレスにはメリットがあるのです。
もちろん高反発のマットレスを使用するメリットはそれだけではありませんから、意味がまったくなくなるわけではありませんが、全身に上手く体重を分散出来ないのであれば、高反発のマットレスを使用する意味は少なくなってはしまうでしょう。
それではすごく勿体ないですから、なるべく厚みのあるものを選んでいってください。
まとめ
高反発のマットレスを選ぶ際の注意点については以上の通りになります。
マットレスは、高反発であっても低反発であっても、基本的にはそれなりの値段してしまうものだと言えるでしょう。
それなりの値段してしまうマットレスを買うのですから、当然失敗はしたくないはずです。
失敗しないでマットレスを買うためには、是非これらの点に気をつけていってください。