高反発マットレスは上手に使おう!注意すべき8つのポイント
高反発マットレスは、腰痛の対策や寝心地の改善などに用いられる便利なアイテムです。
しかし、その効果を得るためには、使い方に注意しなければなりません。
高反発マットレスのメリットは、適切な使い方をすることで、最大限に発揮されるのです。
では、高反発マットレスを使用する際に注意すべきポイントを、詳しく説明していきましょう。
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上に敷こう
高反発マットレスを使う際によくある失敗として、何かの下に敷いてしまうことがあります。
これは、通常のマットレスや敷き布団を上に重ねて使うと、厚さが増すことで寝心地よくなるためです。
しかし、本当に効果を高めたいなら、この方法はおすすめできません。
なぜなら、高反発マットレスの上に別の寝具があると、それが邪魔をして、本来の効果を発揮できないことがあるからです。
高反発マットレスの長所は、強い反発力で体をしっかり支えることですが、そのメリットを得るには、体を直接マットレスに預ける必要があります。
他のマットレスや敷き布団が上にあったのでは、せっかくの反発力も、意味がなくなってしまうのです。
また、厚さが増して柔らかくなりすぎると、正しい姿勢を維持できなくなり、腰を痛める可能性もあります。
したがって、高反発マットレスは、必ず一番上に敷くようにしてください。
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フラットな面に敷こう
高反発マットレスを敷く際は、その下にある寝具の状態もチェックしておきましょう。
下の寝具が適切でなければ、高反発の効果を十分に発揮することはできません。
正しく使うためには、下の寝具を、できるだけフラットな状態にしておく必要があるのです。
もし下にある敷き布団が凸凹していた場合は、その上の高反発マットレスも、正常な状態を保つことができなくなります。
どんなに品質のよい製品でも、平らな場所で使わなければ、その効果は半減してしまうのです。
高反発マットレスを敷くなら、無造作に重ねるのではなく、まずは下の寝具を整えてください。
下の寝具を平らにならしてから敷けば、高反発マットレスもフラットになります。
それなら、寝心地の改善でも腰痛の対策でも、しっかりと機能してくれるでしょう。
下に敷くならクッションに
高反発マットレスは、基本的に上に敷くのが正しい使い方ですが、クッションとして利用する場合は、その限りではありません。
例えば、床に布団を敷いて寝ている場合、高反発マットレスを下に入れてクッションのように使えば、より良質な睡眠ができるようになるのです。
床に布団を敷いた場合、床の硬さで圧力が跳ね返ってしまい、体に負担をかけていることがあります。
しかし、布団と体の間にクッションとなるものがあれば、その圧力を軽減できるというわけです。
さらに、マットレスの厚さがプラスされることで、床との距離が開き、舞い上がる埃などを防ぐこともできます。
そうした使い方をするのであれば、高反発マットレスを下に敷くのもアリでしょう。
厚いものは単体で
高反発マットレスは、他の寝具との組み合わせではなく、単体で使った方がよい場合もあります。
それは、通常よりも厚い製品を使用するときです。
高反発マットレスの中には、17cmや20cmなど、かなり分厚くなっている製品があります。
反発力の強さから、硬めの感触になることも多い高反発マットレスですが、そうした極厚製品であれば、寝心地のよさは抜群です。
ただし、その厚さゆえに、他の製品と同じように重ねて使おうとすると、違和感を覚えることがあります。
極厚で、もともと高さのある製品なので、さらに他のマットレスや布団をプラスすると、高くなりすぎてしまうのです。
そのため、厚い高反発マットレスは、できるだけ単体で使うことをおすすめします。
床に敷くなら湿気対策を
高反発マットレスは、フローリングの床に直接敷いていると、どうしても湿気がたまりやすくなってしまいます。
空気の通り道が塞がれているので、湿気を自然に逃がすことができないのです。
そのため、厚いマットレスだけを床に敷く場合、湿気がたまらないような工夫をする必要があります。
何もしないで床に敷いていると、蓄積された湿気によってダニやカビが増え、せっかくの高反発マットレスも、すぐ使えなくなってしまうでしょう。
それを防ぐには、すのこを利用するのがおすすめです。
すのこの上に敷いておけば、床と密着しないため、湿気の逃げ道を確保することができます。
また、湿気対策には干すことも大切なので、すのこの上に立てかけて、定期的に湿気をとばすようにしてください。
それなら、ダニやカビの発生を抑えて、劣化を遅らせることができるでしょう。
干すときは日光に注意
高反発マットレスを長持ちさせるには、定期的に干して、湿気の対策をすることが大切です。
ただし、干すといっても、基本は風通しのよい場所での陰干しになります。
外に出して天日干しにするのは、劣化を防ぐなら避けた方がよいでしょう。
なぜなら、直射日光を長く浴びせることにより、逆に劣化を早めることがあるからです。
紫外線と熱は、マットレスの耐久性に大きな影響を与えてしまいます。
湿気をとばすには、日光に当てた方が効果的なように思えますが、本当に劣化を防ぐためには、あまりよくない方法なのです。
そのため、干す際は日光を避け、陰干しにすることを忘れないでください。
適切な干し方をすれば、長く使うことができます。
シーツやパッドは必ず使おう
高反発マットレスを長持ちさせるには、シーツやパッドの役割が重要になります。
効果をしっかり得るためには、高反発マットレスが上になるように敷くのがベストですが、だからといって、シーツやパッドまで省いてしまうのは間違いなのです。
人間の体は、寝ている間に大量の汗をかいているため、直接寝ていると、湿気がどんどんたまってしまいます。
また、大量の汗が染み込むことで、臭いが発生しやすくなるのも問題です。
せっかく寝心地のよいマットレスを使っていても、臭いが気になるようでは、快適に眠ることはできません。
これを防ぐには、吸水性のあるシーツやパッドなどを利用し、マットレスを保護することが大切です。
そうすれば、常に清潔が保たれ、本当に快適な睡眠ができるでしょう。
高反発マットレスとシーツやパッドは、常にセットと考えておいてください。
劣化したら交換しよう
高反発マットレスは、大切に使えば長持ちしますが、劣化をゼロにすることは不可能です。
劣化を遅らせることはできますが、長く使っていれば、いつかは不具合が出てきます。
その場合は、だらだらと使い続けるようなことはせず、思いきって交換してしまいましょう。
どんなに質の高い製品でも、劣化したものを使っていたのでは、本来の効果を得ることはできません。
それどころか、反発力などの性能が低下したことで、体を痛めてしまう可能性もあるのです。
したがって、劣化した製品を使い続けるのは、極力避けてください。
高反発マットレスは、ベストな状態で使ってこそ、確実な効果が得られるのです。
まとめ
高反発マットレスは、日々の睡眠を改善するには、とても役立つものです。
しかし、使い方を間違えていると、きちんと機能しなかったり、すぐ劣化したりするので、適当に使うのはやめましょう。
優れた製品の効果を確実に得るためには、適切な方法を意識することが大切です。
正しく使えば長持ちするので、快適な睡眠も長く続けることができるでしょう。